三重大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

三重大学教育学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

三重大学教育学部の偏差値は、コースによって異なり47.5~55.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、4.5~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は2.8~5.3倍で、募集人員の少ない後期日程が高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

三重大学教育学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。さらに、一般選抜は前期日程と後期日程、特別選抜は学校推薦型選抜と地域推薦の2つに分かれています。一般選抜について、前期・後期日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。大学入学共通テストは4~6教科4~8科目、個別学力検査等は志望するコースによって異なり、学力試験や小論文、面接、実技などが課されます。また、すべてのコース・日程で、教員志望確認書の提出が必要となります。大学入学共通テストと個別学力検査等の配点は、前期日程が同程度、後期日程は大学入学共通テストの方が高く設定されています。必要科目の詳細やその他の入試方式については、入学者選抜要項でしっかりと確認しておきましょう。

 

 

三重大学教育学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間100分の大問4題構成で、評論文・小説文・古文・漢文からそれぞれ1題ずつ出題されます。解答形式はすべて記述式で、設問内容は漢字の書き取り、選択、抜き出し、説明記述、現代語訳、文学史、送り仮名など多岐にわたります。特に説明記述問題が複数出題されるため、内容を正確に理解し、分かりやすく簡潔に記述する練習が必要です。また、出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問演習に取り組みましょう。

〈医学部(看護学科)と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)または、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)の範囲から出題されます。大問1は小問集合で複素数や数列、確率、対数関数、三角関数などに関する問題、大問2はベクトルに関する知識が問われます。大問3は1(数学Ⅲの範囲の微積分に関する問題)と2(数学Ⅱの範囲の微積分に関する問題)に分かれており、いずれか1題を選択して解答します。苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを確認するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈生物資源学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間80分の大問3題構成で、すべて読解問題となります。大問1は英問英答、大問2は日本語訳や抜き出し、英語による説明記述、大問3は選択や日本語訳、正誤問題が出題されます。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

〈人文学部・医学部と同様〉

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 後期日程》

・国語教育コース

課題文を読み、指定された条件に従って1,000~1,200字で論述する問題となります。一定量の文章を論述させることで、国語や国語教育に関する思考力、判断力、表現力、資料の読解力などが総合的に評価されます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問や問題集に取り組んで、正しい言葉遣いや表現力を養うことが大切です。

 

・音楽教育コース

与えられたテーマについて、1,000~1,200字で論述する問題となります。一定量の文章を論述させることで、音楽教育に関する思考力、判断力、表現力などが総合的に評価されます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問や問題集に取り組んで、正しい言葉遣いや表現力を養うことが大切です。

 

・特別支援教育コース

課題文が2つ与えられ、それぞれの文章について自らの考えを800字で論述する問題となります。問題1は障害のある子供たちへの教育をより一層充実させる意思を問う問題、問題2は教師に求められる心構えや態度について、論理的に文章を構成する力を問う問題が出題されます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問や問題集に取り組んで、正しい言葉遣いや表現力を養いましょう。

 

 

三重大学教育学部基本情報

公式サイト

三重大学教育学部:https://www.edu.mie-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

823人(2023年5月1日現在)

教育理念

教育学部は、多様な分野からなる総合的な学部としての特長を生かし、人文・社会・自然科学を基礎とした発達や教育に関する深い専門性と職業人として十分な資質を備えた人材を育成する。

 

引用元:三重大学 教育学部・教育学研究科|学部沿革・理念

 

三重大学教育学部の特徴

三重大学教育学部は、適切な判断力、十分な実践的指導力、豊かな創造性を備えた質の高い教員の養成に取り組んでいます。学校教育教員養成課程には、国語や英語、音楽など各教科への専門的理解を深める10のコースと、特別な支援を必要とする児童・生徒の教育に必要な知識と技術を習得を目指す〈特別支援教育コース〉、幼稚園教育の理論と実践を学ぶ〈幼児教育コース〉、教育全般にかかわる諸問題を研究する〈学校教育コース〉の合わせて13のコースが用意されています。教育実践力の養成に重点を置いており、体験学習を行う科目「実践科目」と、体験学習を教育理論と結びつけるための「省察科目」を「教員養成コア科目群」として配置しています。

 

 

三重大学教育学部キャンパス情報

上浜(栗真)キャンパス

住所:〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577

 

 

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