武蔵野美術大学造形学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

武蔵野美術大学造形学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

武蔵野美術大学造形学部の偏差値は、学科・専攻や入試方式によって異なり42.5~52.5となります。大学入学共通テストでは、6~8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の倍率も学科・専攻や入試方式によって異なりますが、一般方式が1.9~8.4倍、共通テスト2教科+専⾨試験⽅式が1.9~10.4倍、共通テスト3教科⽅式が1.9~9.4倍となり、全体的に倍率は高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

武蔵野美術大学造形学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜、編入学選抜、転部・転科試験と多彩な選抜方式があります。一般選抜はさらに、「一般方式」と「大学入学共通テスト利用方式」に分かれています。「一般方式」は大学独自試験のみで実施され、募集人員が一番多い方式となります。〈英語・国語〉の学力試験と学科別の専門試験が課されます。「大学入学共通テスト利用方式」について、「共通テスト2教科+専門試験方式」は大学入学共通テストと独自専門試験の得点で判定され、「共通テスト3教科方式(一部の学科のみ実施)」は大学入学共通テストの得点のみで判定されます。試験科目や配点などの詳細、その他の選抜方式などについては、必ず募集要項を確認し、自分に合った方式を選択して、受験対策に取り組みましょう。

 

 

武蔵野美術大学造形学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

試験時間60分の大問1題構成で、総解答数は21問です。解答形式は、問1~15までがマーク式、問16~21までが記述式となります。国語総合(近代以降の文章のみ)から出題され、古文・漢文は含まれません。設問内容は、本文中の傍線部と同じ意味で用いられているものを選択する問題や、傍線部を言い換える問題、言葉の意味を問う問題、慣用表現や四字熟語を問う問題、漢字の読み書き問題などの知識問題と、内容合致問題、抜き出し問題、内容説明問題などの内容把握問題が出題されます。ほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、一般的な参考書や過去問演習に取り組みましょう。

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

〇建築学科

試験時間90分の大問5題構成で、数学Ⅰ・A・Ⅱの範囲から出題されます。解答形式は全て記述式となるため、途中式や考え方などは、丁寧に分かりやすく記述することを心がけましょう。2023年度は、1次不等式や命題、三角関数、2次関数、図形問題、対数関数などが出題されました。

 

〇基礎デザイン学科/芸術文化学科

試験時間90分の大問3題構成で、数学Ⅰ・Aの範囲から出題されます。解答形式は全て記述式となるため、途中式や考え方などは、丁寧に分かりやすく記述することを心がけましょう。2023年度は、1次不等式や命題、三角関数、2次関数、図形問題などが出題されました。

 

どちらもほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、基本事項を確実に押さえ、過去問演習に取り組みましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

試験時間60分の大問4題構成で、長文読解問題、会話文問題、語彙・文法問題、整序問題がそれぞれ1題ずつ出題されます。解答形式は全てマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。ほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、英単語やイディオム、文法、会話表現など基本的な知識を確実に押さえておきましょう。出題傾向や形式を確認するために、過去問に取り組むことも大切です。

 

地歴公民の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

※芸術文化学科のみ

 

・世界史B

試験時間60分の大問5題構成で、各大問ごとに設問が8問ずつ、総解答数は40問となります。解答形式は全てマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。地域に偏りなく、古代~現代までまんべんなく出題されます。設問内容は、人名や地名などの用語を問う問題や出来事を年代順に並べ替える問題、文中の語句・文についての説明文を選ぶ問題などとなります。苦手分野を作らないようにまんべんなく学習しておくことが大切です。

 

・日本史B

試験時間60分の大問4題構成で、各大問ごとに設問が10問ずつ、総解答数は40問となります。古代~近現代までの幅広い時代から出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておく必要があります。設問内容は、人名や地名などの用語を問う問題や出来事を年代順に並べ替える問題、文中の語句・文についての説明文を選ぶ問題のほか、写真や地図を用いた問題も見られます。

 

どちらもほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、一般的な参考書や過去問演習に取り組みましょう。

〈造形構想学部と同様〉

 

 

武蔵野美術大学造形学部基本情報

公式サイト

武蔵野美術大学造形学部

日本画学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/jp/

油絵学科[油絵専攻]:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/pa/

油絵学科[グラフィックアーツ専攻]:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/pm/

彫刻学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/scp/

視覚伝達デザイン学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/vcd/

工芸工業デザイン学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/iic/

空間演出デザイン学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/sdf/

建築学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/arc/

基礎デザイン学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/scd/

芸術文化学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/apm/

デザイン情報学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/di/

 

基本情報

創立年

1962年

生徒数

3,690人(2023年5月現在)

教育理念

教育目標

武蔵野美術大学造形学部は、美術を総合的な人間形成をもって成るものと考える教育理念に基づき、次の教育目標を掲げる。

 

幅広い教養を備え、人格的にも優れた美術・デザインを中心とする造形各分野の専門家を養成する。

美術とデザインの領域における総合的な造形教育を通じて、広く知識を授けるとともに、深く専門の技能、理論や応用を教授研究し、豊かな美的教養をそなえた社会人を育成する。

こうした人材の輩出をもって、日本と世界の文化の創造発展と社会に貢献することを、武蔵野美術大学の使命とする。

 

引用元:造形学部の教育理念・目標と3つのポリシー|武蔵野美術大学

 

武蔵野美術大学造形学部の特徴

武蔵野美術大学造形学部は、美術・デザインの領域において総合的な造形教育を進める10学科を設置しています。

 

【日本画学科】

日本画の伝統的な技法、美意識を学び、日本画を入り口とした個性豊かな創造力を身につけます。

 

【油絵学科】

〈油絵専攻〉と〈グラフィックアーツ専攻〉が設置されており、油絵・絵画組成・グラフィックアーツを軸に表現を重層的に学ぶことができます。

 

【彫刻学科】

「彫刻とは何か?」を問い続けながら、独自の表現領域を探求します。

 

【視覚伝達デザイン学科】

デザインの原点を実践的に学び、視覚伝達の原理やダイナミズム、その可能性への理解を深めます。高学年において、30以上の多様な専門教育プログラムが用意されています。

 

【工芸工業デザイン学科】

〈クラフト〉〈インダストリアル〉〈インテリア〉の3コースからなり、心地よい暮らしを実現するための豊かな感性と幅広い知識、問題意識を養います。

 

【空間演出デザイン学科】

〈セノグラフィ〉〈インテリアデザイン〉〈環境計画〉〈ファッションデザイン〉の4コースからなり、独自の表現力と豊かな創造性を持ち、人間の営みが展開される空間を、より豊かに美しく形づくることのできるデザイナーを育成しています。

 

【建築学科】

建築をトータルな表現として学ぶ「設計計画」を教育の軸とした教育を展開しています。現役建築家による実践的な指導のもと、幅広い教養、工学的知識と造形能力を身につけた建築家・デザイナーを育成しています。

 

【基礎デザイン学科】

企画・構想力と全方位のデザイン力を身につけた、どんな領域でも活躍できるデザイナーの育成に取り組んでいます。インフォメーション、ヴィジュアルコミュニケーション、プロダクト領域を軸に、各自の興味に応じた履修を行います。

 

【芸術文化学科】

現代社会をアートとデザインの視点から広く見つめ直し、人が豊かに生きるための新たなビジョンを提案できるプロフェッショナルを育成しています。

 

【デザイン情報学科】

「デザイン」と「情報学」という2つの角度から、デザインの新たな世界の可能性を広げます。学生は「メディア表現系」「コミュニケーション創発系」「デジタル技術系」の3つの系を入り口にデザインを探求します。

 

 

武蔵野美術大学造形学部キャンパス情報

鷹の台キャンパス

学部:造形学部・造形構想学部

住所:〒187-8505 東京都小平市小川町1-736

 

 

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