大学入試情報・受験対策
名古屋市立大学総合生命理学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
名古屋市立大学総合生命理学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
名古屋市立大学総合生命理学部の偏差値は57.5程度で、大学入学共通テストにおいては7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、2.8倍程度となります。名古屋市立大学の中では、標準レベルの学部といえます。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
名古屋市立大学総合生命理学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・その他の選抜の大きく3種類に分かれています。一般選抜は後期日程のみとなり、5教科7科目の大学入学共通テストと数学・理科・小論文の個別学力検査等が課されます。配点は、大学入学共通テスト、個別学力検査等ともに差は無いため、まんべんなく学習することが大切です。科目の詳細や配点、その他の入試方式については、学生募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。
名古屋市立大学総合生命理学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 後期日程》
大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B（数列、ベクトル）となります。2023年度は、関数と極限、確率、ベクトル、数列などに関する問題が出題されました。どの分野から出題されてもしっかり対応できるよう、まんべんなく学習しておきましょう。解答形式は、すべて解答のみの記述式となります。また、設問数はそれほど多くないため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 後期日程》
物理・化学・生物のうち1科目を選択して解答します。選択しなかった2科目の解答用紙は、試験開始後40分で回収されるため、それ以降科目の選択変更は認められません。各科目とも基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。
・物理
大問2題構成で、出題範囲は物理基礎・物理のすべてで、解答形式は記述式となります。計算問題や説明記述問題を中心に出題されます。2023年度は、重力や半導体に関する問題が出題されました。どの分野から出題されても対応できるように、バランスよく学習することが大切です。
・化学
大問2題構成で、出題範囲は化学基礎・化学のすべてで、解答形式は記述式となります。設問内容は、計算問題や熱化学方程式・化学式・化学反応式・イオン反応式・構造式などを書く問題、理由説明、適語補充、図示問題など多岐にわたります。計算問題では、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。
・生物
大問2題構成で、出題範囲は生物基礎・生物のすべてとなります。解答形式は一部選択式となりますが、大半は記述式です。下線部の内容について相違点や共通点を述べたり、特徴の説明やグラフから読み取れる内容について記述する問題など、設問内容は多岐にわたります。字数制限のある問題も含まれるため、簡潔にまとめて記述する表現力を養いましょう。
名古屋市立大学総合生命理学部基本情報
公式サイト
名古屋市立大学総合生命理学部：https://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/
基本情報
創立年
2018年
生徒数
182人（2023年5月1日現在）
教育理念
生命科学を中心に化学、物理学を含んだ自然科学全般および数学、情報科学の基礎を十分に学修させた上で、各専門分野の教育研究を行うことで、既存の学問領域の枠を超えた柔軟な思考ができる人材を育成することを目的とする。
名古屋市立大学総合生命理学部の特徴
名古屋市立大学総合生命理学部では、生命科学を中心に、物質科学、数理情報科学を加えた理学の専門性と、それらが関連しあう領域の学問を総合的に学ぶことができます。【総合生命理学科】1学科制で、学科内に生命科学の専門分野を学ぶ〈生命情報コース〉と、生命科学を含む理学の基礎を学んだのち、物質科学または数理情報科の専門分野を学ぶ〈自然情報コース〉という2つのコースが設置されています。コースはあくまでも履修科目選択のためのモデルであり、途中でのコース変更も可能となっています。各コースは、名古屋市立大学大学院理学研究科の「生命情報系」「自然情報系」に繋がる研究教育体制となっており、卒業後さらに専門性を高めることができます。
名古屋市立大学総合生命理学部キャンパス情報
滝子（山の畑）キャンパス
住所：〒467-8501 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑１
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