名古屋工業大学工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

名古屋工業大学工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

名古屋工業大学工学部の偏差値は、課程・学科・コースによって異なり52.5〜60.0程度となります。大学入学共通テストでは、7~8割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の志願者倍率は、前期日程が2.1~4.6倍、後期日程が5.9~10.9倍となり、全体的に募集人数の少ない後期日程の倍率が高い傾向にあります。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

名古屋工業大学工学部の入試は、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、私費外国人留学生特別選抜の大きく4種類となります。さらに一般選抜は、前期日程と後期日程に分かれており、いずれも大学入学共通テスト(5教科7科目)と個別学力検査を受験する必要があります(基幹工学教育課程(夜間主)は募集なし)。個別学力検査について、高度工学教育課程は〈数学・理科・英語〉の3科目、創造工学教育課程は〈数学・理科・英語〉の3科目に加えて〈面接・小論文〉も課されます。大学入学共通テストよりも個別学力検査の配点が大きいため、個別学力検査の対策を重点的に行うことが大切です。また、創造工学教育課程のみ定員に対する倍率が、前期では約4倍、後期では約8倍を超える場合、主として調査書の内容と大学入学共通テストの成績により第1段階選抜が行われます。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問で出題形式や形式に慣れておきましょう。

 

 

名古屋工業大学工学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

試験時間120分の大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの全範囲と数学A(場合の数と確率)、数学B(数列・ベクトル)から出題されます。特に数Ⅲの微分積分の出題が目立つため、念入りに対策を行いましょう。その他には、数列やベクトル、極限、複素数平面、確率などが頻出傾向にあります。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を参考書を活用して基本事項を押さえ、問題集や複数年分の過去問などで演習を重ねましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

試験時間80分の大問5題構成で、読解問題が4題、英作文が1題出題されます。読解問題は標準レベルの問題で、解答形式は大半が記号選択となり、一部記述式ですが英単語を書く程度のものとなります。英作文は、60~80語で述べる必要があり、対策が必須です。英単語やイディオム、文法などの基本事項をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

日程や課程・学科によって選択科目が異なり、受験科目が指定されている課程・学科もあります。試験時間は100分です。

 

・物理

大問3題構成ですが、小問数が多いため全体的に問題量が多くなっています。易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されます。力学が頻出傾向にあるため、必ず対策を行いましょう。各分野の基礎固めを優先的に行い、標準レベルの問題集や過去問、類似問題などを活用して演習を重ねましょう。

 

・化学

大問3題構成で、大問3にはAとBがありますが、どちらも解答が必要です。理論・有機・無機化学の範囲から幅広く出題されるため、バランスよく学習し、苦手分野を作らないようにすることが大切です。典型的な問題が中心となりますが、計算量が多いため、計算の練習が重要となります。また、構造式の問題も頻出のため、対策を怠らないようにしましょう。過去問に取り組む際には、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

試験時間40分で、与えられた3つの課題から1つを選択して解答します。どの課題を選択しても400~500字以内で論述する必要があります。学修に必要な勉学意欲や興味、基礎的な学力・知識などが問われます。小論文の基本の書き方をマスターし、複数年分の過去問を活用してさまざまなテーマで書く練習を行いましょう。書いた文章は先生から添削指導を受けて、正しい言葉遣いや表現力などを養うことが大切です。 ※創造工学教育課程のみ

 

 

名古屋工業大学工学部基本情報

公式サイト

名古屋工業大学工学部:https://www.nitech.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

4,021(2022年5月1日現在)

教育理念

名古屋工業大学では、「『ものづくり』『ひとづくり』『未来づくり』を理念として、将来にわたって人類の幸福や国際社会の福祉を達成する方向を示し、同時にそれに対応できる人材を育成する。」ことを教育理念としています。

 

引用元:国立大学法人名古屋工業大学|ポリシー

 

名古屋工業大学工学部の特徴

名古屋工業大学工学部は、〈高度工学教育課程〉〈創造工学教育課程〉〈基幹工学教育課程〉で構成されています。高度工学教育課程には、【生命・応用化学科】【物理工学科】【電気・機械工学科】【情報工学科】【社会工学科】の5学科が設置されており、各学科で専門的な教育を行っています。〈創造工学教育課程〉は、大学院にストレートに進学できる課程で、学部3年次後期から研究活動に注力することができます。〈基幹工学教育課程〉は、夜間主・5年課程となっており、〈電気・機械工学コース〉と〈環境都市工学コース〉が設置されています。

 

 

名古屋工業大学工学部キャンパス情報

武蔵野キャンパス

住所:〒202-8585 東京都西東京市新町1丁目1の20

 

 

オンライン家庭教師WAMの名古屋工業大学工学部受験対策

名古屋工業大学工学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、名古屋工業大学工学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。