奈良女子大学生活環境学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

奈良女子大学生活環境学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

奈良女子大学生活環境学部の偏差値は、学科・コースによって異なりますが55.0~57.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、6.5~7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.6~7.2倍で、募集人員の少ない後期日程の住環境学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

奈良女子大学生活環境学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・総合推薦型選抜 探究力入試「Q」・私費外国人留学生入試の大きく4種類となります。一般選抜について、前期日程と後期日程の2日程実施されます。両日程とも、大学入学共通テスト(5~6教科7~8科目)と、個別学力検査等では前期日程が英語必須、国語・数学・理科から1科目選択、後期日程は面接の受験が必要です。配点は、大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、重点的に学習することが大切です。配点や科目の詳細、その他の入試方式については、募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

 

奈良女子大学生活環境学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期日程》

大問3題構成で、大問1の現代文と大問2の古文に解答します。現代文は論説文からの出題で、内容理解に関する説明記述問題が大半を占めます。内容を正確に理解する読解力や説明記述の表現力が問われます。漢字の書き取り問題も含まれるため、確実に得点できるよう毎日コツコツ学習しておきましょう。古文は随筆文で、現代語訳と内容理解に関する説明記述問題が出題されます。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式などをしっかり確認しておきましょう。

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期日程》

大問6題構成で、大問4~6の3題に解答します。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習しておく必要があります。2023年度は絶対値、2次方程式の解、不等式、積分、三角比、曲線と直線の共有点などに関する問題が出題されました。各分野の基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

〈工学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期日程》

大問1が英文和訳問題、大問2が和文英訳問題、大問3が長文読解問題の大問3題構成となります。英文和訳問題は2問出題され、示されている具体例の内容を把握した上で的確に訳されているか、語彙力だけでなく、文系や構文、時制などを正確に捉えることができているかが問われます。和文英訳問題では、与えられた文章の内容を適切に把握し、標準的な英語の文法を用いて訳せているか、スペリングや句読法が正しいか、適切な語彙を用いた自然な英語になっているかがみられます。長文読解問題は4つの設問があり、1問は日本語による説明記述問題、残りの3問は和訳問題となります。本文の内容を正確に読み取る読解力が必要となります。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけておくことが大切です。全体的に記述量の多い問題となるため、時間配分にも注意しましょう。

 

〈文学部・理学部・工学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期日程》

理科3科目から1科目を選択して解答します。各分野の基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・物理

大問3題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。2023年度は電磁気(磁場中のコイルや電気回路)、光の性質(プリズム)、運動量保存則やエネルギー保存則などに関する問題が出題されました。解答形式はすべて記述式となります。計算問題も複数出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。無機・有機・理論化学の幅広い範囲において、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。解答形式はすべて記述式で、説明記述や計算過程の記述が必要な問題も含まれるため、分かりやすく簡潔かつ論理的に述べる練習を行いましょう。また、課題文が長文となることもあるため、読解力も必要となります。

 

・生物

大問3題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。2023年度は酵素、植生と遷移、生物の環境応答などに関する問題が出題されました。解答形式はすべて記述式で、説明記述が大半を占めています。また、図示問題も含まれるため、さまざまな演習問題に取り組み、図示解答に慣れておくと良いでしょう。

 

〈工学部と同様〉

 

 

奈良女子大学生活環境学部基本情報

公式サイト

奈良女子大学生活環境学部:https://www.nara-wu.ac.jp/life/2017/

 

基本情報

創立年

1993年

生徒数

700人(2023年5月1日現在)

教育理念

奈良女子大学生活環境学部は、生活に根ざした理論と実践の総合的学知を提供し、主体的でリーダーシップを発揮できる人材を育成することを目指しています。教育内容は、生活の根幹である衣食住を基盤として、心身の健康・情報・文化などの多様な分野にまで及びます。学際的な教育を通じて、生活に関する専門的知見と生活の質の向上に向けた新しい発見と創造を生み出す力を持ち、個人、家庭そして社会の生活を主体的に創造できる能力を持った人材を育成します。

 

引用元:奈良女子大学 生活環境学部・大学院|学部紹介|学部の教育理念

 

奈良女子大学生活環境学部の特徴

奈良女子大学生活環境学部は、【食物栄養学科】【心身健康学科】【住環境学科】【文化情報学科】で構成されており、衣食住の生活基礎を幅広く学ぶとともに、心身ともに健康で文化的な生活を構想するための高度な専門知識・技術を身につけることができます。各学科の学生数30名~45名と少人数制教育を実施しており、卒業と同時に、栄養士・管理栄養士、建築士、公認心理師など、学科・コースの専門性に関連した資格を取得することができます(受験資格・任用資格も含む)。

 

 

奈良女子大学生活環境学部キャンパス情報

キャンパス

住所:〒630-8506 奈良県奈良市北魚屋東町

 

 

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