お茶の水女子大学理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

お茶の水女子大学理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

お茶の水女子大学理学部の偏差値は、学科によって異なりますが57.5~60.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、7~8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.66~5.57倍で、後期の数学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

お茶の水女子大学理学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストと個別学力検査等によって合否判定を行います。必要科目数や配点などの試験内容は学科や日程によって異なります。また、入学志願者数が募集人員を大幅に上回った場合は2段階選抜を実施する場合があります(後期日程 数学科・物理学科・化学科除く)。募集要項で詳細を確認しておきましょう。

 

 

お茶の水女子大学理学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

・数学共通

大問3題構成で、解答形式はすべて記述式となります。大問1.2は文教育学部・生活科学部で出題される数学の大問1.2と同じ問題、大問3は数学Ⅲの微分積分から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、大問1.2は発想力が必要な問題や導入が分かりにくい問題、大問3は計算力が必要な問題が出題されるため、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・数学専門A

数学科は数学共通に加えて、数学専門Aの解答も必要となります。大問3題構成で、解答形式はすべて記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(ベクトル・数列)のすべての範囲から出題されますが、数学Ⅲからの出題が多く、また、数学共通問題よりも難度が高くなっています。また、複雑な計算問題や論証問題が含まれます。各分野の基礎知識を身につけ、標準的なレベルの問題で演習を重ねてから、応用問題にも取り組みましょう。

 

・数学B

物理学科は数学共通に加えて、数学Bの解答が必須、情報科学科は選択科目として解答することが可能となっています。解答形式はすべて記述式の大問2題構成で、数学専門Aの大問1.2と同じ問題となります。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問4題構成で、長文読解問題が3題と英作文問題が1題となります。長文読解問題の設問内容は、英文和訳や内容一致、適語補充、並び替え、日本語による説明記述など多岐にわたり、問題文の内容を正確に読み取る力が問われます。英作文問題は、日本語の文章を読んで内容を把握した上で、70語程度の英語で簡潔にまとめる問題となります。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識や読解力、ライティング力など総合的な力が必要となります。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

〈文教育学部・生活科学部・共創工学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

・物理

物理学科は、物理Aの大問2題と物理Bの大問2題の計4題の解答が必須となります。物理学科以外では、物理Bのみ選択可能となっています。電磁気学、力学、熱力学、波動の各分野からまんべんなく出題され、それぞれの分野の融合問題も含まれます。特に、物理Bは力学からの出題が多くなっています。また、解答形式はすべて記述式となり、解答に至るまでの過程なども重視されます。用語を覚えるだけでなく基本原理を正しく理解し、記述できるようになることが重要となります。

 

・化学

化学科は、化学Aの大問2題と化学Bの大問2題の計4題の解答が必須となります。化学科と物理学科以外では、化学Bのみ選択可能となっています。解答形式はすべて記述式で、全体的な難易度は標準~やや難レベルとなり、計算量の多い問題が出題されます。有機化学の構造決定や高分子化合物、化学平衡、熱化学などが頻出で、理論化学、無機化学、有機化学それぞれの分野から出題され、融合問題も含まれます。各分野をバランスよく学習し、思考力や計算力を養いましょう。

 

・生物

生物学科は、生物Aの大問2題と生物Bの大問2題の計4題の解答が必須となります。生物学科と物理学科以外では、生物Bのみ選択可能となっています。全体的な難易度は標準~やや難レベルで、解答形式はすべて記述式となります。論述問題や実験考察問題が頻出となるため、重点的に学習しておきましょう。問題文の分量が多いので、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分などを把握しておくことが大切です。

 

〈共創工学部(人間環境工学科)と同様〉

 

 

お茶の水女子大学理学部基本情報

公式サイト

お茶の水女子大学理学部:https://www.sci.ocha.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1950年

生徒数

558人(2023年5月1日現在)

教育理念

教育目標

総合的な教養をもち、人類がこれまで蓄積してきた自然科学領域における知識と理論を深く学び、新たな謎を科学的手法および態度を用いて解き明かすための探究の心と技を持ち、自然と人間とがかかわる様々な領域において、多様な人々と協働して新たな価値を創造できる人材を育成する。

 

引用元:学士課程ディプロマ・ポリシー|お茶の水女子大学

 

お茶の水女子大学理学部の特徴

お茶の水女子大学理学部は、【数学科】【物理学科】【化学科】【生物学科】【情報科学科】で構成されており、各学科とも少人数制を活かしたきめ細かな教育を実施しています。また、情報基盤センターやユビキタスコンピューティング実験住宅Ocha House、遺伝子組み換え実験室など、伝統的な学問から最先端の研究に至るまで幅広くカバーできる学内共同教育研究施設が整備されています。

 

 

お茶の水女子大学理学部キャンパス情報

キャンパス

住所:〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1

 

 

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