大阪芸術大学芸術学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年6月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

大阪芸術大学芸術学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

大阪芸術大学の偏差値は55前後で、共通テストにおいては56~77%得点することが合格の目安となります。最も偏差値が高いのは、デザイン学科です。年度によっては、入試競争倍率が10倍を超える入試方式もあるため、事前に確認しておくことが重要となります。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

大阪芸術大学の一般選抜入試は、(1期)と(2期)があり、どちらも試験の出題形式が同じとなります。(1期)は専門試験方式で実技や小論文などの専門試験(180点)と面接試験(20点)で合否を判定します。(2期)は(1期)と同じく専門試験方式と、共通テスト+専門試験方式の2種類があります。共通テスト+専門試験方式では、専門試験+面接試験(200点)と大学入学共通テストの2教科2科目の学力試験(200点)で合否判定を行います。学科によって試験内容が異なるため、募集要項を必ず確認し、志望学科に合った対策を行いましょう。

 

大阪芸術大学芸術学部の科目別傾向と対策

アートサイエンス学科の試験傾向と対策

・構想表現

試験時間3時間で、配点は180点となります。与えられたテーマについて、アイデアを発想・構想し、その内容について<B3ケント紙>に分かりやすく簡潔に表現する力を問う問題が出題されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

美術学科の試験傾向と対策

・デッサン

試験時間4時間で、配点は180点となります。鉛筆を用いて、<B3画用紙>へ鏡面に映った自画像を表現する試験が課されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

デザイン学科の傾向と対策

・鉛筆精密描写

試験時間2時間30分で、配点は90点となります。<B3ケント紙>に構成力と描写力を主旨とした鉛筆で精密に描写する試験が課されます。

 

・色彩構成(出願時に色彩構成と構想表現のいずれかを選択する)

試験時間3時間で、配点は90点となります。与えられた条件の理解、独創性の豊かさ、そして独自の表現を問う試験が課されます(B3ケント紙)。また、デザインの意図について、決められた字数で記述する必要があります。

 

・構想表現(出願時に色彩構成と構想表現のいずれかを選択する)

試験時間3時間で、配点は90点となります。提示されたテーマから自由に発想し、その構想を論理的にまとめて<B3ケント紙>に分かりやすく表現する力を問う問題が出題されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

工芸学科の傾向と対策

・鉛筆精密描写

試験時間4時間で、配点は180点となります。与えられた素材を構成し、<B3ケント紙>に、鉛筆で精密に描写する試験が課されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

写真学科の傾向と対策

・小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。提示された写真作品についての感想を記述する試験が課されます。

 

・面接

配点20点で、ポートフォリオの持参が必要な面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

建築学科の傾向と対策

・イメージデッサンまたは小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。受験時にイメージデッサンか小論文のどちらかを選択します。イメージデッサンは、与えられた課題の条件に基づいて空間を構想し、<B3画用紙>に表現する試験、小論文は建築を学ぶための創造力や思考力、感受性を問う試験が課されます。

 

・面接

配点20点の個別面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

映像学科の傾向と対策

・小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。映画や映像についての自己思考と感覚について具体的に問われる試験が課されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

キャラクター造形学科の傾向と対策

・適性実技または小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。受験時に適性実技か小論文のどちらかを選択します。適性実技は<B3ケント紙>へ、絵と文章でオリジナルキャラクターを描写する試験、小論文は文章のみでオリジナルキャラクターを描写する試験が課されます。

 

・面接

配点20点の作品を持参しての面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容や作品については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

文芸学科の傾向と対策

・適性実技

試験時間30分で、漢字や語句、文学史などに関する基礎知識と基礎的な読解力を問うための基礎力テストが課されます。また、試験時間2時間で与えられた複数のキーワードから発想し、エッセイや小説(冒頭部分)などの形式で作品を創造することで、知識や感性、思考力、独創性、表現力を問う文章表現が課されます。配点は、基礎力テストと文章表現合わせて180点となります。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。学科の教育内容についての理解や志望動機などを聞かれるため、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

放送学科の傾向と対策

・小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。課題文を読んで内容を理解し、その内容に対する自分の考えを文章にし、基礎知識や理解力、思考力、表現力、文章の構成力を問う試験が課されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。自分の思いについて、自分の言葉で生身の人に伝えるために必要なコミュニケーション能力を問われます。試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

芸術計画学科の傾向と対策

・企画構想

試験時間2時間で、配点は180点となります。状況の的確な分析に裏付けられた発想力と、物事を手早く構築する実践力の2つの資質を備えているかを問う筆記試験が課されます。

 

・面接

配点20点の面接試験が課されます。学科の教育内容についての理解と将来への展望を含む志望動機などについて質問されるため、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

舞台芸術学科の傾向と対策

各コースとも配点は適性実技が180点、面接が20点となります。

 

《演技演出コース》

・適性実技

30分の文章表現と即興、台詞の試験が課されます。時間割の詳細は試験当日に発表されます。

・面接

配点20点の個別面接試験が課されます。志望動機を語る1分間スピーチを含んだ試験となるため、スピーチ内容などしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《ミュージカルコース》

・適性実技

30分の文章表現と台詞、当日振り付けのダンス、歌唱の試験が課されます。時間割の詳細は試験当日に発表されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《舞踊コース》

・適性実技

レッスン方式で、クラシックバレエ・モダンダンスの基礎と表現を問う試験が課されます。時間割の詳細は試験当日に発表されます。

・面接 ※1分間自己アピールを含む

配点20点の面接試験が課されます。1分間の自己アピールを含む試験となるため、自己アピールの内容についてはしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《ポピュラーダンスコース》

・適性実技

30分の文章表現と当日振り付けの実技、自己PRとして1分間のフリーダンスの試験が課されます。時間割の詳細は試験当日に発表されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機を語る1分間スピーチを含んだ試験となるため、スピーチ内容などしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《舞台美術コース》

・適性実技

3時間で<B3ワトソン紙(厚口)>に水彩画のイメージスケッチをする試験が課されます。時間割の詳細は試験当日に発表されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機を語る1分間スピーチを含んだ試験となるため、スピーチ内容などしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《舞台音響効果コース》

・適性実技

試験時間2時間で、出題音聴取による識別テストや音感テスト、イメージテスト(作文)の試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機を語る1分間スピーチを含んだ試験となるため、スピーチ内容などしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《舞台照明コース》

・適性実技

試験時間2時間で、<A3画用紙>に照明に関する絵画的表現と文章表現を行う試験が課されます。

・面接

配点20点の個別面接試験が課されます。志望動機を語る1分間スピーチを含んだ試験となるため、スピーチ内容などしっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

音楽学科の傾向と対策

《音楽・音響デザインコース》

・小論文/楽典

試験時間2時間で、配点は180点となります。提示されたテーマについての論述と楽典課題が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《音楽教育コース》

・楽典/実技

30分の楽典課題と、ピアノ・声楽・管弦打楽器のいずれかを選択して行う実技試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

演奏学科の傾向と対策

《ピアノコース》

・楽典/聴音/実技

配点は180点で、20分の楽典課題と、聴音(単旋律の書き取り)、課題曲・自由曲をそれぞれ1曲ずつ演奏する試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《声楽コース》

・実技

配点は180点で、課題曲と自由曲をそれぞれ1曲ずつ歌う試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《管弦打コース》

・実技

配点は180点で、楽器別に試験が実施されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《ポピュラー音楽(ミュージッククリエイター専攻・ポピュラーコンポーザー専攻・シンガーソングライター専攻以外)》

・実技

配点は180点で、専攻別(ポピュラーピアノ、ヴォーカル、キーボード、ギター、ベース、ドラムス、トランペット、サクソフォン、トロンボーン)に試験が実施されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

《ポピュラー音楽(ミュージッククリエイター専攻・ポピュラーコンポーザー専攻・シンガーソングライター専攻)》

◎ミュージッククリエイター専攻

・楽典/小論文

配点は180点で、楽典Ⅰと小論文の試験が課されます。

・面接

配点20点の作品を持参しての面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容や作品内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

◎ポピュラーコンポーザー

・楽典

配点は180点で、楽典Ⅰ、楽典Ⅱの試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

◎シンガーソングライター専攻

・楽典/実技

配点は180点で、40分の楽典Ⅰと実技試験が課されます。

・面接

配点20点の面接試験が課されます。志望動機などのよく質問される内容については、あらかじめある程度の回答を準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

初等芸術教育学科の傾向と対策

・小論文

試験時間2時間で、配点は180点となります。与えられた課題から1つを選択して論述もしくは文章を作成する試験が課されます。

 

・面接

※志望動機や自己アピールを中心に自分の考えを発表する(質疑応答あり)

配点20点の面接試験が課されます。志望動機や自己アピールを中心とした、自分の考えを発表する試験となります。質疑応答もあるため、内容に矛盾なく理由などを明確に述べられるよう、しっかりと準備しておくことが大切です。また、試験当日に落ち着いて受け答えできるように模擬面接を行っておくと良いでしょう。

 

大阪芸術大学芸術学部基本情報

公式サイト

大阪芸術大学芸術学部:https://www.osaka-geidai.ac.jp/departments/list/all

基本情報

創立年

1964年

生徒数

5,786人(2022年05月時点)

教育理念

高度の学と芸を教授・研究し、それぞれの専攻分野に関し、民主社会における指導的人材を知と愛の精神をもって育成する
引用元:大阪芸術大学|建学の精神、使命・目的

大阪芸術大学芸術学部の特徴

多彩な教育を展開する以下の15学科で構成されています。

【アートサイエンス学科】【美術学科】【デザイン学科】【工芸学科】【写真学科】【建築学科】【映像学科】【キャラクター造形学科】【文芸学科】【放送学科】【芸術計画学科】【舞台芸術学科】【音楽学科】【演奏学科|クラシック】【演奏学科|ポピュラー音楽コース】【初等芸術教育学科】

クリエイターや他学科とコラボしたプロジェクトに取り組むことでき、ボーダーレスな教育環境のもと、枠に囚われない作品を生み出すことができます。

 

大阪芸術大学芸術学部キャンパス情報

学部:芸術学部

住所:〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山469

 

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