立教大学文学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

立教大学文学部の受験対策

偏差値・難易度

立教大学文学部の偏差値は学科によって異なりますが、57.5~62.5程度です。共通テストでは、7割~8割以上得点することが合格への目安です。史学科の難易度が高く、キリスト教学科の難易度が低い傾向にあります。文学科では、ドイツ文学専修、英米文学専修、フランス文学専修、文芸・思想専修、日本文学専修の5つの専修の中で日本文学専修の難易度が高い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

立教大学文学部の入試は、2~3科目で行われます。キリスト教学科、文学科、教育学科は国語200点、英語200点、地理歴史・数学(1科目選択)150点の配点です。史学科は国語200点、英語200点、地理歴史・数学200点の配点になります。外国語は英語資格・検定試験のスコア、大学入学共通テストの結果を得点化したものが、英語の点数となるため、試験の実施はありません。どの学科も各科目の配点にあまり偏りはなく、全体的に難易度は標準レベルのため、基礎をしっかりと身につけバランスよく学習しましょう。試験日によって英語科目の実施や国語で漢文の出題があるので入試要項を確認しておきましょう。漢文については返り点、句法、漢字の読みなどを勉強しておくとよいでしょう。

 

立教大学文学部の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

現代文は小説、随筆、評論と様々な範囲から出題されます。古文は、文法、古文単語といった基礎問題を中心に出題されます。国語は、文章量の多い問題が出題傾向にあるため、語彙力と読むスピードを高める学習をしておきましょう。試験日によっては漢文が出題されます。基本的な漢文知識を問う問題のため、教科書レベルの知識を徹底して勉強しておけば問題ありません。

数学の傾向と対策

文系学部の数学は大問1小問集合問題、大問2、3記述式問題の大問3題構成です。試験時間60分と短めなので時間配分に注意する必要があります。図形に関する問題が頻出傾向にあります。難易度は標準レベルですが、小問集合では幅広い分野から出題されるため、教科書の内容をしっかりと理解し、ミスなく確実に解答する基礎学力を身につけましょう。
※文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・経営学部・社会学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部と同様

英語の傾向と対策

英語は文学部の入試でのみ実施されます。試験時間75分で、文法・語彙問題1題、会話文問題1題、長文読解問題3題の大問5題構成です。マーク式と記述式の併用となっています。難易度は標準レベルですが、1000語以上の英文量が出題されるため、単語や文法の知識を強化し長文に慣れておきましょう。

地歴公民の傾向と対策

日本史:難易度は標準レベルですが、幅広い時代の問題が出題されます。そのため、基礎的な通史や用語暗記と各時代の偏りのない学習の対策が必要になります。
世界史:年代を問う問題、並び替え問題などの年代に関連する出題が多い傾向にあります。また、一部難易度の高い問題も出題されるため、出来事の背景や影響・時代を意識して学習をしましょう。
地理:難易度は標準レベルですが、図や表、グラフ等の資料を用いた論述問題が出題されます。そのため資料から情報を読み取り、地理的背景を考慮して、論理的かつ簡潔に説明できるよう記述力を養いましょう。
※文学部・異文化コミュニケーション学部・社会学部・観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部と同様

 

立教大学文学部基本情報

公式サイト

立教大学文学部:https://www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/arts/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

3,627人(2021年10月1日時点)

教育理念

教育目的

世界の多様な文学・言語・文化・歴史・思想・教育に関するテキストや事象に触れることを通じて、幅広い人文的教養と深い人間理解に裏打ちされ、主体的な批評精神をもって社会に貢献できる人間を育てる。

引用元:立教大学文学部 教育目的

立教大学文学部の特徴

立教大学文学部は、キリスト教学科、史学科、教育学科、文学科ドイツ文学専修、文学科英米文学専修、文学科フランス文学専修、文学科文芸・思想専修、文学科日本文学専修の4学科5専修で構成されています。専修や学科の枠に縛られることなく、専門講義の受講が可能です。その他にも、文学部以外の学部の科目を卒業に必要な単位として申請することや、早稲田大学、学習院大学、日本女子大学、学習院女子大学の定められた科目を履修することもできます。毎年秋には、文学部の全学科の教員と学生が集まり、お互いの要望を伝え合ったり、次年度以降のカリキュラムに関する質疑応答する文学部集会が開催されています。

立教大学文学部の学科情報

キリスト教学科

キリスト教の信仰の有無は問わず、世界の思想・文化・芸術などについて多角的に学びます。生徒一人ひとりの興味関心に合わせ徹底した少人数教育を実施しており、「キリスト教と映画」「キリスト教と化学」「ヘブライ語」「ギリシア語」などについての授業が用意されています。

文学科

・英米文学専修:1.2年次に基礎、3.4年次には演習を中心とした学習で、世界の英語圏の言語や文化、文学を通して人間の生き方や考え方に触れます。
・ドイツ文学専修:充実した留学支援制度と2年次までの集中カリキュラムでドイツ語を修得し、ドイツ語圏の文化を幅広く学んで、ドイツ語で論述できるようになることを目指します。
・フランス文学専修:幅広い分野と時代を網羅した教員と充実した留学支援制度により、フランス学の入門から哲学や文化についての探求、美術・芸術分野などを学ぶことができます。
・日本文学専修:古代から近現代に至る日本文学の全領域を学びの対象とし、日本と世界という二つの視点から日本文学を見つめるため、海外大学や留学生と連携しながらその本質を追求していきます。
・文芸・思想専修:文芸と思想を連続するひとつの学問領域として捉え、横断しながら学びます。少人数の演習で戯曲や哲学など膨大な作品に触れ、多様な講義科目を通して視野や考え方、関心の幅を大きく広げます。

史学科

1年次は少人数制授業で史学の基礎を学び、2年次から自分の興味関心に合わせて日本史学専修・世界史学専修・超域文化学専修のいずれかを選択して、学びの理解を深めます。1年間に2つ以上のフィールドワークや、イタリア語・トルコ語などの専門言語プログラムが充実しており、異なる歴史を歩んだ人々の文化に触れることで、自らの文化を相対化します。

教育学科

1年次から教育の専門講義が始まり、2年次からは教育社会学や教育心理学などの教育に関する専門理論をさらに深く学んでいきます。これらの「理論」を総合的に学ぶと同時に、小学校でのボランティア活動や学習支援などの「実践」を通して、教育方法を修得します。

 

立教大学文学部キャンパス情報

池袋キャンパス

学部:文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・経営学部・理学部・社会学部・法学部・GLAP
住所:〒171-8501 東京都豊島区西池袋3丁目34の1

 

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