昭和大学保健医療学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

昭和大学保健医療学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

昭和大学保健医療学部の偏差値は、学科によって異なり42.5~47.5程度となります。大学入学共通テストでは、5~6割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜入試の実質倍率は、看護学科が2.1~14.0倍でⅡ期が高く、リハビリテーション学科は1.0~2.1倍となり理学療法学専攻のⅠ期が高めとなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

昭和大学保健医療学部の入試は、総合型選抜入試、学校推薦型選抜入試、卒業生推薦入試、一般選抜入試、大学入学共通テスト利用入試、編入学試験、作業療法学専攻一般選抜入試利用の作業療法学専攻第二希望併願入試の大きく7つの試験区分に分かれています。学科・専攻によっては実施のない試験区分もあります。一般選抜入試は、Ⅰ期とⅡ期の2日程あり、どちらも英語、数学または国語、理科1科目の3教科3科目の学力試験と面接試験が課されます。学力試験の配点は各科目とも100点満点となるため、バランスよく学習し、苦手科目を作らないようにしておきましょう。また、選択科目は出願時に選択し、出願後の変更はできないため注意が必要です。一般選抜入試の詳細やその他の試験区分については、入学試験要項を確認し、自分に合った区分を選択することが大切です。

 

 

昭和大学保健医療学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜入試》

大問7題構成で、出題範囲は国語総合(現代文のみ)となります。読解問題が2題、漢字の書き取り問題が1題、対義語・類義語問題が1題、語句の意味を問う問題が1題、慣用表現の問題が1題、論述についての正誤問題が1題と、幅広い知識が問われます。試験時間は英語と合わせて120分となるため、試験時間に余裕はありません。漢字や言葉の知識をしっかりと身につけた上で、読解問題や複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

〈歯学部・薬学部と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜入試》

大問8題構成ですが、大問1.2と大問6~8の計5題を解答します。大問1.2は小問集合、大問6~8は各分野からの総合問題となり、数学Ⅰ(データの分析を除く)・Aの範囲から典型的な問題が出題されます。解答は途中経過の記述がなく、最終結果のみを記入するため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう、丁寧で確実な解答を心がけましょう。全体的に基本的・典型的な問題が多いため、各分野の典型問題の解法をマスターし、問題演習を重ねることが大切です。試験時間は英語と合わせて120分となるため、過去問演習に取り組む際は、出題傾向や形式と合わせて、時間配分も確認しておきましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜入試》

大問6題構成ですが、大問1~4と大問6の計5題を解答します。発音問題や空欄補充形式の語彙・文法問題、整序問題、会話文問題、読解問題などが出題されます。全体的な難易度は標準レベルですが、試験時間は数学または国語と合わせて120分となるため、余裕はありません。さらに、典型的な問題が多いため、ケアレスミスをしないように丁寧な解答を心がけ、確実に得点することが大切です。英単語や文法など基本的な知識をしっかりと身につけ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜入試》

物理・化学・生物から1科目を出願時に選択して受験します。試験時間は60分です。

 

・物理

大問4題構成で、物理基礎の全範囲と「原子」を除く物理の範囲から出題されます。4題とも実験をもとにした問題となり、設問は計算問題と記述問題で構成されます。全体的な難易度はそれほど高くないため、各分野の実験課程や計算問題を確実に押さえておきましょう。また、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけることが大切です。出題傾向や形式、時間配分を把握するためにも、複数年分の過去問にも取り組みましょう。

 

・化学

Ⅰ期は大問9題構成のうち大問1~8を解答、Ⅱ期は大問11題構成のうち大問1~9を解答します。出題範囲は、化学基礎・化学の全範囲となります。空欄補充形式の語句記述問題や化学式、構造式の記述問題、計算問題などが出題されます。問題数は多いですが、基本的な知識問題や典型的な計算問題が多い傾向があるため、教科書を中心に基礎知識を確実に押さえ、計算問題の対策もしっかりと行いましょう。出題傾向や形式、時間配分を確認するためにも、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

・生物

大問3題構成で、出題範囲は生物基礎・生物の全範囲となります。設問内容は、空欄補充形式の語句・数字の記述問題や名称を答える問題、記号選択問題、正誤判定問題などが出題されます。教科書を中心に基礎知識を確実に押さえ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねることが大切です。

 

〈歯学部と同様〉

 

面接の試験傾向と対策

《一般選抜入試》

6分程度の面接が実施され、学修意欲や明確な志望動機、医療に向き合う態度と倫理観、基本的なコミュニケーション能力、個性や才能などが評価され、点数化されます。面接で聞かれる内容は、志望動機や医療人を目指す動機、高校時代の課外活動や趣味、さらに1年次は寮生活となるため、寮生活について問われる可能性は高くなります。学力試験と面接試験の点数を合計して判定されますが、高得点であっても面接試験の評価が著しく低い場合は不合格となるため、必ず対策を行いましょう。先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接に取り組み、面接の緊張感や雰囲気に慣れておくことが大切です。

〈歯学部・薬学部と同様〉

 

 

昭和大学保健医療学部基本情報

公式サイト

昭和大学保健医療学部:https://www.showa-u.ac.jp/education/nr/

 

基本情報

創立年

2002年

生徒数

622人(2023年5月1日現在)

教育理念

学部学科の教育研究上の目的

保健医療学部は、昭和大学の理念である「至誠一貫」の精神のもと、看護学・理学療法学・作業療法学を通して医療の発展と国民の健康増進と福祉に真心と情熱を持って寄与する医療人の育成を目的とする。

 

引用元:教育研究上の目標(学部)

 

昭和大学保健医療学部の特徴

昭和大学保健医療学部は、【看護学科】【理学療法学科】【作業療法学科】で構成されています。他学部同様、1年次は全員が寮生活となります。他学科に加え、共学する医学・歯学・薬学部学生との交流を通じて、医療⼈としての豊かな⼈間性や広い視野、チーム医療に必要な能力を身につけます。【看護学科】には、看護師課程と保健師課程(選択・学内選抜制)が用意されています。令和5年より【理学療法学科】と【作業療法学科】は、【リハビリテーション学科(理学療法学専攻、作業療法学専攻)】へと改組され、両専攻の学生は、リハビリテーションに関する共通認識を共有した上で、専門性を高める授業へと分かれていきます。

 

 

昭和大学保健医療学部キャンパス情報

富士吉田キャンパス

学部:全学部(1年次)

住所:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田4562

横浜キャンパス

学部:保健医療学部(2~4年次)

住所:〒226-8555 神奈川県横浜市緑区十日市場町1865

 

 

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