大学入試情報・受験対策
東京医科大学医学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京医科大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京医科大学医学部の偏差値は、医学科が67.5程度、看護学科が52.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、医学科が8.5割程度、看護学科が6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の実質倍率は、医学科が12.79倍と非常に高く、看護学科は2.65倍となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京医科大学医学部の一般選抜は、学科試験のみの第1次試験と、面接などが課される第2次試験に分かれています。医学科は理科・数学・英語の3科目と面接、小論文、看護学科は英語・国語・数学と理科から1つ選択の計3科目と面接が課されます。大学入学共通テスト利用入試は、第1次試験は大学入学共通テストの結果、第2次試験は医学科が小論文と面接、看護科は面接のみで合否判定を行います。志望学科と必要科目を確認した上で、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しましょう。小論文や面接は、先生の協力を得ることが重要となります。
東京医科大学医学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜》
・看護学科
試験時間50分の大問2題構成で、論説文からの出題となります。総解答数は20個で、解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。内容把握や筆者の主張に関する問題のほか、小問として、漢字や四字熟語などの知識問題も含まれます。さまざまなテーマの文章を読んで、読解力や精読力を養いましょう。
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
・医学科
試験時間60分の大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B（ベクトル・数列）から出題されます。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。出題範囲は確率や微分・積分、複素数と方程式、指数・対数関数、ベクトルに関する問題となります。苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。
《2022年度 一般選抜》
・看護学科
試験時間50分の大問4題構成で、数学Ⅰ・Aから出題されます。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。出題範囲は方程式や集合、図形、確率、標準偏差・分散、数と式、図形と計量などに関する問題となります。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
英語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
・医学科
試験時間60分の大問4題構成で、語彙・文法問題と長文読解問題が出題されます。語彙・文法問題は、適語補充と並び替えとなります。長文読解問題は2題出題され、比較的分量が多くなっています。適語・適文補充や内容一致、下線部に意味が最も近い単語の選択、前置詞、英文和訳などが出題されます。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけた上で、さまざまなテーマの英文を読み、速読力や精読力を養いましょう。また、最後の和文英訳問題以外はマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。
《2022年度 一般選抜》
・看護学科
試験時間50分の大問5題構成で、語彙・文法、会話文、長文読解問題が出題されます。語彙、文法問題では、下線部の意味に最も近いものを選択する問題や適語補充、対話文などで、基礎知識の定着が問われます。会話文問題では、適文補充や内容理解を問う問題で、内容理解に関する問題は、設問文が英文となっているため注意しましょう。長文読解問題では、並び替えや適文補充、内容一致、動詞などの問題が出題されます。最後の動詞問題以外はマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
・医学科
物理
試験時間は2分野合わせて120分の大問8題構成、総解答数は31個となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。円運動や電気と磁気、音波と振動、屈折の法則と絶対屈折率、熱力学、光電効果、可視光線など、出題範囲は多岐にわたります。計算問題やグラフを用いた問題も複数出題されます。苦手分野を作らないようにバランスよく学習し、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
化学
試験時間は2分野合わせて120分の大問4題構成、総解答数は22個となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。原子、アミノ酸、気体の体積、アルコールと関連化合物、化学反応と熱、電離など関する問題が出題されます。計算問題や実験に関する問題も複数含まれます。苦手分野を作らないようにバランスよく学習しましょう。
生物
試験時間は2分野合わせて120分の大問3題構成、総解答数は31個となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。生態系や生体物質と細胞、体内環境、遺伝情報とDNA、植物、タンパク質の構造と酵素など幅広い範囲から出題されます。苦手分野を作らないように、バランスよく学習しましょう。
《2022年度 一般選抜》
・看護学科
化学 試験時間50分の大問4題構成となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。酸化還元反応、無機物質、有機化合物、原子とイオンなどの幅広い範囲から出題されます。苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。また、計算問題も複数出題されます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
生物
試験時間50分の大問4題構成となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。遺伝子や体内環境、生態系、植生の多様性と遷移など、出題範囲は多岐にわたります。苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが重要となります。グラフや図表などを用いた問題も複数出題されるため、過去問や類似問題でしっかりと演習し問題形式に慣れておきましょう。
東京医科大学医学部基本情報
公式サイト
東京医科大学医学部
医学科：https://www.tokyo-med.ac.jp/med/
看護学科：https://www.tokyo-med.ac.jp/nursing/
基本情報
創立年
1946年
生徒数
1,095人（2022年5月1日現在）
教育理念
医学科
健全なる精神のもとで人類の福祉に貢献する医療人を、自主性を重んじて育成する。
看護学科
建学の精神である自主自学に基づき、人々の健康や看護学の発展に寄与できる看護職を育てる。高い倫理観を持ち、豊かな教養と人間性および科学的な思考力を備え、社会を切り開く素地を養う。
引用元：東京医科大学｜看護学科 教育に関する理念・到達目標・基本方針
東京医科大学医学部の特徴
東京医科大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されています。
【医学科】
医学科は、高度な知識と技術を持った”最高水準”の医師の育成を目指しています。教育プログラムは、1・2年次〈基盤教育プログラム〉、3・4年次〈臨床・社会医学プログラム〉、5・6年次〈Clinical Clerkship Course〉という流れで構成されています。「リサーチコース」「海外臨床実習コミュニケーション」などからなる少人数ゼミ形式の演習「自由な学び系科目」を設定しており、2023年度には、近未来の外科学を見据えた知識と手技を修得する「Road to Top Surgeon」が新たに導入されています。
【看護学科】
看護学科は、”グローバルな視点から社会のニーズを迅速かつ的確にとらえ、あらゆる場面で状況に応じたヒューマンケアが提供できる”看護職者を育成しています。高性能シミュレーターを使用した実践的なトレーニングや課題解決型グループワークなど、アクティブラーニングを通し臨床応用力を養成しています。また、東京医科大学３病院との連携した教育で、最先端の医療に対応した看護を学ぶことができます。
東京医科大学医学部キャンパス情報
キャンパス
住所：〒160-8402 東京都新宿区新宿６丁目１の１
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