大学入試情報・受験対策
東京都立大学都市環境学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京都立大学都市環境学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京都立大学都市環境学部の偏差値は、学科によって異なり52.5~60.0程度です。大学入学共通テストでは、7~8.5割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度の入試競争倍率は、選抜方式や入試日程、学科によって異なりますが、一般選抜は前期が3.1~7.7倍、後期が7.4~23.8倍と、募集人員の少ない後期日程の倍率が非常に高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京都立大学都市環境学部の入試は、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、特別選抜の大きく4つの選抜方式があります。一般選抜は前期・後期の2日程で、いずれの日程でも2段階選抜が行われ、第1次選抜は大学入学共通テストの成績によって、第2次選抜は第1次選抜の合格者に対して行われる個別学力検査(第2次学力試験)によって選抜が行われます。個別学力検査は、受験する学科や日程によって、試験科目や配点が異なります。必ず募集要項で、個別学力検査及び大学入学共通テストの必要科目などの詳細を確認した上で、受験勉強に取り組みましょう。
東京都立大学都市環境学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
例年、現代文2題と古文1題の大問3題構成です(2021年度は大問2題)。現代文について、1題は問題文を読み漢字問題や内容などを問う問題、もう1題は問題文を読んで自分の考えを400字以内で論述する小論文に近い問題が出題されます。古文では、単語の現代語訳や文法、内容などが問われます。漢字や古文の文法など基礎的な知識を確実に身につけておきましょう。論述問題は、問題文の要旨を的確に把握し、過不足のない分かりやすい文章を書く力が必要です。小論文の基本の書き方をマスターし、実際に書く練習を行い、先生から添削指導を受けて論述の精度を上げることが大切です。
〈人文社会学部・法学部・経済経営学部と同様〉
数学の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
〇文系区分
例年、大問4題構成で、数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bから出題されます。難易度は基礎~標準レベルですが、年度によってやや難度の高い問題が出題されることがあります。あらゆる単元から満遍なく出題されるため、バランスよく学習して苦手分野を作らないようにし、各単元とも基礎を確実に固めておくことが重要となります。また、計算量が多いため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう、丁寧な解答を心がけましょう。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分を把握しておくことも大切です。
〈人文社会学部・法学部・経済経営学部(一般区分)と同様〉
〇理系区分
例年、大問3大構成で、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲの全範囲から満遍なく出題されるため、幅広く学習する必要があります。中でも、微分積分やベクトル、数列、証明問題などが頻出となるため、重点的に対策を行いましょう。難問の出題はなく、典型問題が多く出題されます。標準レベルの問題集で演習を重ね、確実に解答できる力を養いましょう。また、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分を把握しておくことも大切です。
〈システムデザイン学部・経済経営学部(数理区分)・理学部・健康福祉学部と同様〉
地歴公民の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
世界史B:例年、大問4題構成で、地域や時代にあまり偏りがなく、出題範囲の広さが特徴です。バランスよく学習することが重要となります。難易度は標準レベルのため、教科書や参考書を読み込み、しっかりと内容の理解を深めましょう。字数制限や語句を指定された論述問題も含まれるため、複数年分の過去問や問題集で、さまざまな問題に触れておくことが大切です。
日本史B:例年、大問4~5題構成で、難易度は標準レベルですが、古代から現代まで幅広い時代から出題されます。バランスよく学習することが大切です。全て論述式の問題となるため、用語の暗記だけでは対応できません。時代背景や歴史の流れまでしっかりと押さえておく必要があります。決められた文字数内で、過不足なく記述する練習を行いましょう。また、史料問題が頻出となります。複数年分の過去問に取り組み、出題形式に慣れておくことが大切です。
地理B:例年、大問3題構成で、統計資料や地形図をもとに論述させる問題が多く、短答問題や作図問題も出題されます。出題内容は、自然環境や産業に関するものが多いため、気候や地形など自然地理分野を重点的に学習しておきましょう。また、大半が資料問題となるため、素早く、正確に資料を読み取る力が必要となります。基礎知識を確実に身につけ、複数年分の過去問や問題集で論述問題の対策を行いましょう。
〈人文社会学部・法学部・経済経営学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
※受験する学科によって、必要科目や科目数が異なるため、注意が必要です。
物理:例年、大問3題構成で、力学と電磁気の分野から1題ずつ出題される傾向にあります。残り1題は波動と熱力学のどちらかの分野から出題されており、近年は原子分野からの出題は見られません。各分野ともバランスよく基礎固めを行い、苦手分野を作らないことが大切です。全体的な難易度は標準レベルですが、一部やや複雑な問題も含まれます。基礎を固めた上で、問題集や複数年分の過去問など、多くの問題で演習を重ねましょう。
化学:例年、大問3題構成で、無機・有機・理論化学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準~やや難レベルとなります。記述形式の問題を中心に、計算過程を書くことを求められる計算問題や、字数制限のある論述問題も出題されます。正確な計算力や、重要なポイントを押さえ過不足なく解答する力が必要です。実際の試験を想定して問題集や複数年分の過去問など多くの問題に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を把握しておきましょう。
生物:例年、大問3題構成で、幅広い分野から出題されるため、偏りなく学習しておくことが大切です。全体的な難易度は標準~やや難レベルとなり、分野を跨いだ融合問題も出題されます。また、設問数は少ないですが論述問題がメインとなるため、1問1問じっくり取り組む必要があり、時間配分には注意が必要です。さらに、実験や図、グラフなど資料の分析力も求められます。基礎固めをしっかりと行い、複数年分の過去問や類似問題などで演習を重ねましょう。
〈システムデザイン学部・理学部と同様〉
東京都立大学都市環境学部基本情報
公式サイト
東京都立大学都市環境学部:https://www.ues.tmu.ac.jp/
基本情報
創立年
2005年
生徒数
1,093人(2022年5月1日現在)
教育理念
教育研究上の目的
都市の文化を継承・発展させつつ、安全・安心・快適な都市環境を持続的に発展・維持させるための学問体系を教授・研究し、都市環境を構成する人間、物質、エネルギー、情報、人工物及び自然の各要素を探求する能力を培い、都市環境の課題を発見し解決し得る先導的人材を養成することを目的とする。
引用元:大学について::教育情報の公表::大学の教育研究上の目的|東京都立大学
東京都立大学都市環境学部の特徴
東京都立大学都市環境学部では、【地理環境学科】【都市基盤環境学科】【建築学科】【環境応用化学科】【観光科学科】【都市政策化学科】の6学科で構成されており、都市環境を構成する自然、人間、エネルギー、情報、公共政策などをキーワードに、様々な課題を掘り下げて学び、研究することができます。学生が主体となるPBL(ProjectBasedLearning)形式の授業の導入、実験・実習・フィールドワークの重視など、実践的かつ多角的な判断能力や構想・提案力を養成するためのカリキュラムを編成しています。
東京都立大学都市環境学部キャンパス情報
南大沢キャンパス
学部:人文社会学部・法学部・経済経営学部・理学部・都市環境学部・システムデザイン学部(主に1・2年次)・健康福祉学部(1年次)
住所:〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
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