大学入試情報・受験対策
東京都立大学人文社会学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京都立大学人文社会学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京都立大学人文社会学部の偏差値は、学科によって異なり57.5~60.0程度です。大学入学共通テストでは、7.5~8.5割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度の入試競争倍率は、入試種別や入試日程、学科によって異なりますが、一般選抜は前期が3.7~3.8倍、後期が11.0~17.4倍と、募集人員の少ない後期日程の倍率が非常に高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京都立大学人文社会学部の入試は、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、特別選抜の大きく4つの選抜方式があります。一般選抜は前期・後期の2日程で、いずれの日程でも2段階選抜が行われ、第1次選抜は大学入学共通テストの成績によって、第2次選抜は第1次選抜の合格者に対して行われる個別学力検査(第2次学力試験)によって選抜が行われます。個別学力検査の実施科目について、前期は国語(150点)、地理歴史・数学から1科目選択(200点)、小論文(100点)が課され、後期は人間社会学科のみ小論文(200点)が課されます。人文学科の後期では、個別学力検査は実施されません。大学入学共通テストの必要科目など各選抜の詳細は、必ず入学者選抜要項で確認し、受験する選抜方式に合った対策を行いましょう。
東京都立大学人文社会学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
例年、現代文2題と古文1題の大問3題構成です(2021年度は大問2題)。現代文について、1題は問題文を読み漢字問題や内容などを問う問題、もう1題は問題文を読んで自分の考えを400字以内で論述する小論文に近い問題が出題されます。古文では、単語の現代語訳や文法、内容などが問われます。漢字や古文の文法など基礎的な知識を確実に身につけておきましょう。論述問題は、問題文の要旨を的確に把握し、過不足のない分かりやすい文章を書く力が必要です。小論文の基本の書き方をマスターし、実際に書く練習を行い、先生から添削指導を受けて論述の精度を上げることが大切です。
〈都市環境学部・法学部・経済経営学部と同様〉
数学の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
例年、大問4題構成で、数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bから出題されます。難易度は基礎~標準レベルですが、年度によってやや難度の高い問題が出題されることがあります。あらゆる単元から満遍なく出題されるため、バランスよく学習して苦手分野を作らないようにし、各単元とも基礎を確実に固めておくことが重要となります。また、計算量が多いため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう、丁寧な解答を心がけましょう。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分を把握しておくことも大切です。
〈人文社会学部・都市環境学部(文系区分)・法学部・経済経営学部(一般区分)と同様〉
地歴公民の試験傾向と対策
《一般選抜 個別学力検査(前期日程)》
世界史B:例年、大問4題構成で、地域や時代にあまり偏りがなく、出題範囲の広さが特徴です。バランスよく学習することが重要となります。難易度は標準レベルのため、教科書や参考書を読み込み、しっかりと内容の理解を深めましょう。字数制限や語句を指定された論述問題も含まれるため、複数年分の過去問や問題集で、さまざまな問題に触れておくことが大切です。
日本史B:例年、大問4~5題構成で、難易度は標準レベルですが、古代から現代まで幅広い時代から出題されます。バランスよく学習することが大切です。全て論述式の問題となるため、用語の暗記だけでは対応できません。時代背景や歴史の流れまでしっかりと押さえておく必要があります。決められた文字数内で、過不足なく記述する練習を行いましょう。また、史料問題が頻出となります。複数年分の過去問に取り組み、出題形式に慣れておくことが大切です。
地理B:例年、大問3題構成で、統計資料や地形図をもとに論述させる問題が多く、短答問題や作図問題も出題されます。出題内容は、自然環境や産業に関するものが多いため、気候や地形など自然地理分野を重点的に学習しておきましょう。また、大半が資料問題となるため、素早く、正確に資料を読み取る力が必要となります。基礎知識を確実に身につけ、複数年分の過去問や問題集で論述問題の対策を行いましょう。
〈都市環境学部・法学部・経済経営学部と同様〉
東京都立大学人文社会学部基本情報
公式サイト
東京都立大学人文社会学部:https://www.jinsha.tmu.ac.jp/gakubu/index.html
基本情報
創立年
2018年
生徒数
893人(2022年5月1日現在)
教育理念
教育研究上の目的
人文学・社会科学諸領域の専門教育を通じて人間・社会・文化への深い洞察力・判断力を育て、地域社会においても国際社会においても自立した市民として生活していける力量を身につけることを目的とする。
引用元:大学について::教育情報の公表::大学の教育研究上の目的|東京都立大学
東京都立大学人文社会学部の特徴
東京都立大学人文社会学部では、【人間社会学科】と【人文学科】の2学科で構成されており、人間が生きていくための基盤となる考えや知識のあり方、行動様式を、人間行動と社会行動の両面から総合的に学ぶことができます。1年次に基礎を学んだ後、2年次より15の教室(人間社会学科7教室/人文学科8教室)から専攻分野を選択し、専門性を深めていきます。専門科目の多くは10人以下の少人数制の授業となり、丁寧な指導を受けることができます。他の専門分野の科目も履修可能となっており、幅広く知識を身につけ視野を広げることが可能となっています。
東京都立大学人文社会学部キャンパス情報
南大沢キャンパス
学部:人文社会学部・法学部・経済経営学部・理学部・都市環境学部・システムデザイン学部(主に1・2年次)・健康福祉学部(1年次)
住所:〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
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