大学入試情報・受験対策
東京海洋大学海洋工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京海洋大学海洋工学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京海洋大学海洋工学部の偏差値は、学科によって異なり50.0~52.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、6~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.95~3.57倍で、流通情報工学科の前期日程が最も高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京海洋大学海洋工学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・私費外国人留学生特別入試の大きく3種類となります。一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストと個別学力検査の成績、調査書の内容を総合して合否判定を行います。試験内容について、海事システム工学科と海洋電子機械工学科の前期日程は、大学入学テストが5教科7科目、個別学力検査が数学と英語の2科目、後期日程は海事システム工学科の大学入学共通テストが3教科4科目、海洋電子機械工学科の大学入学共通テストが3教科5科目、個別学力検査が理科と英語となります。流通情報工学科は、前期日程の大学入学共通テストが4パターン(5教科7科目、5教科8科目、5~6教科7科目、5~6教科8科目)のいずれかと個別学力検査が数学と英語の2科目が課されます。後期日程の大学入学共通テストが3パターン(3教科4科目、3教科4~5科目)のいずれかと、個別学力検査が英語のみとなります。配点は、どの学科も大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、優先的に学習すると良いでしょう。その他の入試方式などの詳細は募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択することが大切です。
東京海洋大学海洋工学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
試験時間120分の大問4題構成で、解答形式はすべて記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)を選択する場合は大問1~3と4-Ⅰ、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)を選択する場合は大問1~3と4-Ⅱを解答します。それぞれ幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。2023年度は軌跡、二次関数、格子点、図形と方程式、積分法などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、出題形式がやや特徴的な問題も含まれるため注意が必要です。また、試験時間が長いため、集中力を切らさないようにすることが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。
英語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
試験時間60分の大問3題構成で、解答形式はすべて記述式となります。大問1.2は与えられた日本語の意味になるように英文を完成させる問題、大問3は和文と同じ意味になるように空欄に適切な英単語を1語ずつ入れて英文を完成させる問題となります。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと学習しておきましょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなりますが、独自の形式で出題されるため、必ず過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくことが重要となります。
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
試験時間120分の大問4題構成で、解答形式は一部を除き、すべて適語補充形式の記述式となります。物理基礎・物理のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習する必要があります。問題文が長いため、内容を正確に読み取る読解力も求められます。各分野の基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
東京海洋大学海洋工学部基本情報
公式サイト
東京海洋大学海洋工学部:https://www.kaiyodai.ac.jp/faculty/e/#gsc.tab=0
基本情報
創立年
2003年
生徒数
716人(2022年5月1日時点)
教育理念
(海洋工学部の教育研究上の目的)
第3条 海洋工学部においては,海上輸送に関連する海,船の利用及び物流等に強い関心を持ち,工学的視点からこれらに係わる諸課題の理解と解決に必要な高度な技術と専門知識を含む幅広い教養,及び豊かな人間性を身につけた国際的にも活躍できる高度専門職業人を養成するとともに,これらの諸課題に係わる基礎から応用に至るまでの研究を行うことにより,人類社会の発展に貢献することを教育研究上の目的とする。
引用元:東京海洋大学の学部及び学科における教育研究上の目的に関する規則
東京海洋大学海洋工学部の特徴
東京海洋大学海洋工学部は、【海事システム工学科】【海洋電子機械工学科】【流通情報工学科】で構成されています。
【海事システム工学科】船舶管理、海事工学に関する教育を通して、リーダーシップ能力とグローバル化対応能力を持つ次世代の海事技術者を育成しています。レーダやARPA(自動衝突防止援助機能)について学ぶ「レーダ・シミュレータ演習」や練習船で行う「船舶実習」など、実践的な能力を身に付けるための様々な実験・演習を用意しています。
【海洋電子機械工学科】先端技術を備えた船舶機関・海洋関連機器を教材に、高効率で安全なシステムを設計・管理するための知識と技術を学ぶことができます。機械系、電気系、制御系の豊富な実験・実習を取り入れた総合工学教育を実施しています。
【流通情報工学科】工学系・情報系・社会科学系を融合したユニークなカリキュラムのもと、企業の国際的な物資・情報の流れを計画・管理するロジスティクスについて体系的に学ぶことができます。少人数体制のもと、理論と実践の両方を重視した教育を行っています。
東京海洋大学海洋工学部キャンパス情報
越中島キャンパス
住所:〒135-8533 東京都江東区越中島2-1-6
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