大学入試情報・受験対策
津田塾大学学芸学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
津田塾大学学芸学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
津田塾大学学芸学部の偏差値は、学科によって異なり47.5~52.5程度です。大学入学共通テストでは、6~7.5割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度一般選抜の競争倍率は、入試方式や日程、学科によって異なりますが、A方式が1.55倍、B方式が1.32倍、C方式前期が1.37倍、C方式後期が1.17倍となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
津田塾大学学芸学部の一般選抜は、A・B・Cの3つの方式があります。A方式は大学独自の記述式試験2~3科目、B方式は大学入学共通テストと個別学力試験1科目、C方式は大学入学共通テストのみでの選考となります。大学で行われる個別学力試験の試験科目は、受験する学科によって異なり、A方式では〈英語・国語・地理歴史・数学〉から2~3科目、B方式では〈英語・小論文・数学〉から1科目が課されます。必ず入試情報を確認して、受験する学科に必要な科目の学習に取り組むことが大切です。
津田塾大学学芸学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜A方式》
試験時間80分の大問2題構成です。国語総合・現代文Bからの出題となり、古文・漢文の独立問題はありません。評論文や随筆からの出題が中心で、内容説明や要約問題、小論文のような問題も含まれます。語彙や文章の対比、具体例、言い換えなど基本的な知識をしっかりと身につけた上で、問題演習を重ね、速読力や精読力などを養いましょう。要約や小論文など記述量が多いため、試験時間に余裕はありません。何度も書く練習を行い、書いた文章は先生から添削を受けることで精度を上げておくことが大切です。出題形式が特殊なため、複数年分の過去問に取り組み、出題形式や傾向、時間配分に慣れておきましょう。
〈総合政策学部と同様〉
数学の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜A方式》
〇英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科
試験時間80分の大問3題構成で、英語英文学科と多文化・国際協力学科は同一問題となります。解答形式は記述式で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)です。全体的に標準レベルの問題ですが、出題範囲から満遍なく出題されるため、バランスよく学習する必要があります。教科書を活用して基本事項を理解し、基礎力をしっかりと身につけましょう。その後、問題集などで演習を重ねることが大切です。論述式の問題では、計算式を書くだけではなく、言葉を交えた解答過程を書く必要があります。日頃から意識して練習を繰り返すことが重要となります。
〇数学科、情報科学科
試験時間120分の大問4題構成で、両学科ともに同じ試験問題となります。解答形式は記述式で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)です。誘導形式の設問が多く見られ、図形的考察などを求める問題や証明と見せかけた計算問題など、難易度が標準からやや高めの問題で構成されています。教科書を活用して基本事項を理解し、基礎力をしっかりと身につけた後に、応用力も養う必要があります。演習問題や複数年分の過去問などで演習を重ねることが大切です。
英語の傾向と対策
《2022年度 一般選抜A方式》
受験する学科によって試験時間は異なりますが、いずれも大問5題構成です。国際関係学科は試験時間100分、英語英文学科と多文化・国際協力学科も試験時間100分で同一問題、数学科と情報科学科も同一問題で試験時間80分となります。整序英作文や文法・語法問題、会話文、メールを元にした問題、自由英作文、読解問題などが出題されています。出題形式が多岐にわたり、全体的に標準レベル以上の英語力が問われます。単語や熟語、文法・語法、文の構造などの基本事項は確実に身につけ、読解問題集や発展レベルの問題集で演習を重ねましょう。英作文は、実際に書く練習を行い、先生から添削指導を受けることで精度を上げておくことが重要となります。複数年分の過去問にも取り組み、出題形式や傾向、時間配分を把握しておくことが大切です。
地歴公民の傾向と対策
《2022年度 一般選抜A方式》
国際関係学科、英語英文学科、多文化・国際協力学科の選択科目で、英語英文学科と多文化・国際協力学科は同一問題となります。
世界史:試験時間80分の大問3~4題構成、小問50問程度となります。全問記述式の問題で、近現代を中心に出題され、中でも現代史は難易度、出題の比重ともに高い傾向にあります。しかし、古代~中世も出題されるため、苦手分野を作らないように満遍なく学習しておく必要があります。論述問題では、出来事が起こった理由などが問われるため、語句の暗記だけでは対応できません。重要語句を覚えるだけではなく、教科書や資料集などを活用して歴史の流れをしっかりと理解し、用語について詳しく説明できるようになることが大切です。必ず複数年分の過去問に取り組み、出題形式や傾向に慣れておきましょう。
日本史:試験時間80分の大問4題構成です。全問記述式で、用語記述や短い説明、論述問題が幅広い時代から出題されます。近現代史を中心に、原始や古代~近世史まで、幅広い時代の基本事項を押さえておくことが大切です。さらに、重要語句を覚えるだけではなく、語句の意味や時代背景、仕組みなどについて詳しく説明ができるようになりましょう。論述問題が非常に重要となるため、簡潔に、指定された語句内におさまるようにまとめる練習を重ねることが重要です。書いた文章は先生から添削指導を受け、精度を上げておきましょう。必ず複数年分の過去問に取り組み、出題形式や傾向を把握しておくことが大切です。
津田塾大学学芸学部基本情報
公式サイト
津田塾大学学芸学部
英語英文学科:https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-eng/index.html
国際関係学科:https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-inti/index.html
多文化・国際協力学科:https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-mi/index.html
数学科:https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-math/index.html
情報科学科:https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-cs/index.html
基本情報
創立年
1949年
生徒数
2,647人(2022年5月1日現在)
教育理念
【教育研究上の目的】
女子に広く高度な教養を授けるとともに、専門の学術を教授研究し、キリスト教精神により、堅実にして自発的かつ奉仕的な人物を養成することを目的とする。(津田塾大学学則 第1条)
津田塾大学学芸学部の特徴
津田塾大学学芸学部は、【英語英文学科】【国際関係学科】【多文化・国際協力学科】【数学科】【情報科学科】の5学科で構成されています。
【英語英文学科】では、4技能を総合的に学ぶことができる先進の英語教育を実践しています。また、〈英語圏言語文化専攻〉と〈異文化コミュニケーション専攻〉が設置されており、世界に情報発信できる豊かな教養と専門性を養うことができます。
【国際関係学科】は、語学力を身につけると同時に、社会を取り巻く問題について、政治、法、経済、歴史など多様な観点から総合的に考察し、深い理解と解決に導く力を養います。〈グローバル・国際関係〉〈地域・文化〉〈国際日本〉の3つの中からコースを選択することができます。
【多文化・国際協力学科】には、〈多文化共生〉〈国際協力〉〈国際ウェルネス〉の3コースが設置されており、2年次以降いずれかを専門的に学ぶことができます。3・4年次に、国内外で行うフィールドワークが多数用意されており、初年次よりフィールドワークを見据えた実践重視の学びを展開しています。
【数学科】では、古典から最先端数学まで幅広い数学の専門科目を学ぶことができます。学生が主体の少人数セミナーでの学修を通し、一人ひとりが数学を追求することが可能となっています。
【情報科学科】では、基盤となる数学と英語の力を高め、プログラミングの基礎から応用、そしてデータ・サイエンス、AI (人工知能)など最先端の領域までを学びます。専門書を読み解き、知識を得る方法を学ぶ〈少人数セミナー〉、身につけた知識や技術を実践的に活かす〈プロジェクト〉という特色ある科目を展開しています。
津田塾大学学芸学部キャンパス情報
小平キャンパス
学部:学芸学部
住所:〒187-8577 東京都小平市津田町2-1-1
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