大学入試情報・受験対策
山口大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
山口大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
山口大学医学部の偏差値は、学科や専攻によって異なり47.5~62.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、医学科が8~9割程度、保健学科が6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、医学科が4.85~5.67倍で前期日程の方が高く、保健学科は1.26~7.00倍で検査技術科学専攻の後期日程が最も高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
山口大学医学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・帰国生徒入試・社会人入試・私費外国人留学生入試の大きく5種類となります。一般選抜について、前期と後期の2日程実施され、両日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の両方の受験が必要です。大学入学共通テストは5教科6~7科目の受験が必要で、個別学力検査等は学科や専攻によって内容が異なります。必要科目や配点、その他の入試方式の詳細については、入学者選抜要項で確認しましょう。また、医学科では志願者数が一定数を超えた場合、大学入学共通テストの成績をもとに2段階選抜を実施することがあります(前期は募集人員の7倍、後期は募集人員の15倍)。
山口大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜前期》
◎理系(β)(医学科)
大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。事象の関係や順列、三角関数、不等式、積分、導関数の性質など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。
〈理学部(数理科学科)と同様)〉
英語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜前期》
大問3題構成で、中・長文読解問題や資料読み取り問題、会話文問題などが出題されます。大問1の長文読解問題は、英問英答形式で内容の理解が問われます。出題形式に慣れるため、類似問題に取り組みましょう。大問2の中文問題では、日本語訳や選択式の適語補充問題のほか説明記述問題も出題されるため、内容を正確に理解する読解力と、簡潔にまとめて記述する表現力が必要となります。大問3は2つのセクションに分かれており、どちらも適語(文)補充問題となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
〈人文学部・教育学部・経済学部・理学部・国際総合科学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜前期》
・物理
大問4題構成で、電磁気、力学、熱力学、波動の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。熱力学の代わりに原子が出題される場合もあるため、しっかりと対策を行いましょう。大問2.3では、適語補充問題で文章中の空欄を埋める問題が出題されます。出題形式に慣れるためにも複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。基礎から標準レベルの問題集で演習を繰り返しましょう。
・化学
大問5題構成で、理論・無機・有機のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。出題形式は、計算問題、選択問題、化学反応式、論述問題など多岐にわたります。計算問題では、計算過程の記述が必要な問題も含まれるため、類似問題で演習を重ねましょう。全体的な難易度は基本レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
・生物
大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。適語補充問題、選択問題、計算問題のほか、記述問題が複数出題されるため、用語の暗記だけでなく原理をしっかりと理解しておく必要があります。計算問題では、難度の高い問題も含まれるため注意しましょう。また、基礎知識や公式などをしっかり把握したうえで、出題傾向を把握するために複数年分の過去問に取り組むことが大切です。
小論文の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜後期》
・医学科
与えられた文章を読んで4つの質問に解答する問題が2題出題されます。内容説明や自分の意見について、150~400字以内で簡潔にまとめて記述する力が求められます。小論文の基本の書き方を身につけた上で、複数年分の過去問や類似問題に取り組み、書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を養いましょう。
・保健学科
与えられた文章を読んで、4つの質問に解答します。問1は20字以内で題名をつける問題、問2は筆者の主張をまとめる問題、問3は200~300字以内、問4は600~700字以内で自分の意見をまとめる問題となります。小論文の基本の書き方を身につけた上で、複数年分の過去問や類似問題に取り組み、書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を養いましょう。
山口大学医学部基本情報
公式サイト
山口大学医学部:http://www.med.yamaguchi-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1964年
生徒数
1,201人(2022年5月1日現在)
教育理念
理念・目的
医学・医療の専門的知識と技術の教授とともに、豊かな人間性を涵養する教育を行い、人間の健康の増進に資する研究を推進し、社会・時代のニーズに応える高度な知識と技量を「発見し」、「はぐぐみ」、「かたちにする」人材を育成する。
山口大学医学部の特徴
山口大学医学部は、【医学科】と【保健学科】で構成されています。
【医学科】大学独自の統合型カリキュラムによるアウトカム基盤型教育を行っています。国際基準であることが認定されており、卒業生は米国医師国家試験受験資格審査試験を受験することが可能となっています。1年次から段階的に体験・実習を取り入れているほか、少人数での自己主導型学修や統合型テュートリアル学修も実施しています。
【保健学科】〈看護学専攻〉と〈検査技術科学専攻〉の2つの専攻が設置されています。卒業時に、〈看護学専攻〉では看護師および保健師、〈検査技術科学専攻〉では、臨床検査技師の国家試験受験資格を取得することができ、合格率は毎年100%近くと高い実績を誇っています。また、選択コースとして、助産師コースと細胞検査士コースも設置されています。そのほか、4つの国際化プロジェクトを実践しており、医療の国際化に対応できる医療人の育成に努めています。
山口大学医学部キャンパス情報
小串キャンパス
住所:〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
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