山口大学農学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

山口大学農学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

山口大学農学部の偏差値は、47.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、5.5~6割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.61~2.20倍で、生物機能科学科の後期日程が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

山口大学農学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・帰国生徒入試・私費外国人留学生入試の大きく4種類となります。一般選抜について、前期と後期の2日程実施され、両日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の両方の受験が必要です。大学入学共通テストは5教科7科目の受験が必要で、個別学力検査等は前期が数学と理科から1科目選択、後期は筆記試験はなく面接のみとなります。必要科目や配点、その他の入試方式の詳細については、入学者選抜要項で確認しましょう。

 

山口大学農学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

◎文系

大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。ユークリッドの互除法や二次方程式、絶対値、二次関数、微積分、三角関数、ベクトル、数列など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈教育学部・経済学部・共同獣医学部・国際総合科学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

・物理

大問4題構成で、電磁気、力学、熱力学、波動の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。熱力学の代わりに原子が出題される場合もあるため、しっかりと対策を行いましょう。大問2.3では、適語補充問題で文章中の空欄を埋める問題が出題されます。出題形式に慣れるためにも複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。基礎から標準レベルの問題集で演習を繰り返しましょう。

 

・化学

大問5題構成で、理論・無機・有機のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。出題形式は、計算問題、選択問題、化学反応式、論述問題など多岐にわたります。計算問題では、計算過程の記述が必要な問題も含まれるため、類似問題で演習を重ねましょう。全体的な難易度は基本レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。適語補充問題、選択問題、計算問題のほか、記述問題が複数出題されるため、用語の暗記だけでなく原理をしっかりと理解しておく必要があります。計算問題では、難度の高い問題も含まれるため注意しましょう。また、基礎知識や公式などをしっかり把握したうえで、出題傾向を把握するために複数年分の過去問に取り組むことが大切です。

 

・地学

大問4題構成で、地学基礎・地学のすべての範囲から出題されます。鉱物・岩石、地史、地球、大気、宇宙などが頻出分野となるため、重点的に学習すると良いでしょう。語句解答や選択問題のほか、計算過程の記述が必要な計算問題や記述問題など、出題形式は多岐にわたります。用語を暗記するだけでなく、簡潔に説明できるまでしっかりと理解しておきましょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

〈教育学部・理学部(生物学科除く)・共同獣医学部と同様〉

 

山口大学農学部基本情報

公式サイト

山口大学農学部:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/agr/index.html

基本情報

創立年

1949年

生徒数

424人(2022年5月1日現在)

教育理念

農学部の「教育理念」「目標」

人類の生存を支える安全な食料の効率的生産、生態環境の保全、生物資源の機能開発のための高度な教育を行い、先端的研究を通じて、地域、社会の発展に寄与し、国際的に活躍できる人材を育成する。

 

農学は、植物や動物、微生物などの生物資源を有効活用し、生物との共存を図ることで、人類の豊かな生活の実現を目指す学問分野である。

 

本学部では、生物学を中心として、物理学、化学などの幅広い知識を縦横無尽に活用し、食料不足、食の安全性への不安、地球温暖化、環境破壊及び生物の種多様性の低下など、これからの地球と社会の存続を脅かす様々な問題に立ち向かっていく人材を育成します。

引用元:理念・目標 | 山口大学農学部

山口大学農学部の特徴

山口大学農学部は、食料・生命・環境に関する総合的な応用科学である農学に関する高度な教育を行っています。「農学の素養を身につけ食料・環境問題に取り組む食と緑のサイエンス」をテーマとした【生物資源環境科学科】と、「生物の機能(はたらき)を学び応用するサイエンス」をテーマとした【生物機能科学科】が設置されています。キャンパス内に「附属農場」が併設されているほか、植物の栽培技術を開発する「植物工場」や地球温暖化に起因する課題について研究する「中高温微生物研究センター」が設置されており、近未来を見据えた先端的研究が行われています。

 

山口大学農学部キャンパス情報

吉田キャンパス

住所:〒753-8511 山口県山口市吉田1677-1

 

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