山口大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

山口大学教育学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

山口大学教育学部の偏差値は、コースによって異なり47.5~52.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、5~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.16~8.33倍で、小学校教育コース教育学選修が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

山口大学教育学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜・帰国生徒入試・私費外国人留学生入試の大きく5種類となります。一般選抜について、前期のみの1日程で、大学入学共通テストと個別学力検査等の両方の受験が必要です。大学入学共通テストは4~5教科5~7科目の受験が必要で、個別学力検査等はコースや選修によって内容が異なります。必要科目や配点、その他の入試方式の詳細については、入学者選抜要項で確認しましょう。

 

山口大学教育学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

大問3題構成で、現代文・古文・漢文からそれぞれ1題ずつ出題されます。内容の理解を問う説明記述問題が複数出題されるため、日頃から読書などを通して、読解力を身につけておく必要があります。また、現代文では漢字の読み書きや品詞に関する問題、古文では現代語訳、漢文では訓読や返り点をつける問題などの知識問題も含まれます。漢字や語句の意味、古文単語、文法などの知識をしっかりと身につけておきましょう。出題傾向や形式を把握するために、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

〈人文学部・国際総合科学部と同様〉

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

◎文系

大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。ユークリッドの互除法や二次方程式、絶対値、二次関数、微積分、三角関数、ベクトル、数列など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈経済学部・農学部・共同獣医学部・国際総合科学部と同様〉

 

◎理系(α)

大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。絶対値、二次関数、微積分、数列、三角関数、ベクトル、複素数など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈理学部(物理・情報科学科、化学科、生物学科、地球圏システム科学科)・工学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

大問3題構成で、中・長文読解問題や資料読み取り問題、会話文問題などが出題されます。大問1の長文読解問題は、英問英答形式で内容の理解が問われます。出題形式に慣れるため、類似問題に取り組みましょう。大問2の中文問題では、日本語訳や選択式の適語補充問題のほか説明記述問題も出題されるため、内容を正確に理解する読解力と、簡潔にまとめて記述する表現力が必要となります。大問3は2つのセクションに分かれており、どちらも適語(文)補充問題となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

〈人文学部・経済学部・理学部・医学部・国際総合科学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

・物理

大問4題構成で、電磁気、力学、熱力学、波動の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。熱力学の代わりに原子が出題される場合もあるため、しっかりと対策を行いましょう。大問2.3では、適語補充問題で文章中の空欄を埋める問題が出題されます。出題形式に慣れるためにも複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。基礎から標準レベルの問題集で演習を繰り返しましょう。

 

・化学

大問5題構成で、理論・無機・有機のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。出題形式は、計算問題、選択問題、化学反応式、論述問題など多岐にわたります。計算問題では、計算過程の記述が必要な問題も含まれるため、類似問題で演習を重ねましょう。全体的な難易度は基本レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。適語補充問題、選択問題、計算問題のほか、記述問題が複数出題されるため、用語の暗記だけでなく原理をしっかりと理解しておく必要があります。計算問題では、難度の高い問題も含まれるため注意しましょう。また、基礎知識や公式などをしっかり把握したうえで、出題傾向を把握するために複数年分の過去問に取り組むことが大切です。

 

・地学

大問4題構成で、地学基礎・地学のすべての範囲から出題されます。鉱物・岩石、地史、地球、大気、宇宙などが頻出分野となるため、重点的に学習すると良いでしょう。語句解答や選択問題のほか、計算過程の記述が必要な計算問題や記述問題など、出題形式は多岐にわたります。用語を暗記するだけでなく、簡潔に説明できるまでしっかりと理解しておきましょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

〈理学部(生物学科除く)・農学部・共同獣医学部と同様〉

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

・小学校教育コース小学校総合選修

与えられたテーマに関して、2つの設問に答えます。それぞれ600字と400字以内に、自分の考えを簡潔に分かりやすくまとめる力が求められます。小論文の基本の書き方を身につけた上で、複数年分の過去問や類似問題に取り組み、書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を養いましょう。

 

山口大学教育学部基本情報

公式サイト

山口大学教育学部:http://edu.yamaguchi-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

766人(2022年5月1日現在)

教育理念

「教育理念」「目標」

教育学部は、理論と実践の融合による総合的人間力の育成を教育理念とし、多様な学問・研究の機会や地域の教育関係者との協働を通して、教育に関する専門的理論と実践的指導力を兼ね備えた教員を養成することを目標にしています。

 

社会のあらゆる現場でもそうですが、特に教育現場では「人に向き合う」こと、すなわち一人一人の児童・生徒に真摯に向き 合うことが求められます。ただし、そのためには何よりも先ず「自己に向き合う」ことが大切です。ある意味で厳しい自己対決・究明を経て初めて「人を育てる」現場へ立ち会うことができます。そういう意味で本学部では、上述の理念と目標のもと、「人に向 き合い自己に向き合う」真摯な学びの場を提供しています。

引用元:理念・⽬標 | 山口大学教育学部

山口大学教育学部の特徴

山口大学教育学部は、学校教育教員養成課程の一課程で、〈小学校教育コース(4選修)〉〈幼児教育コース〉〈特別支援教育コース〉〈情報教育コース〉〈教科教育コース(10選修)〉で構成されています。1年次の「学校体験」制度を取り入れた教職キャリア科目をはじめ、段階的に実践的指導力を高めるカリキュラムを編成しています。また、学部独自の教員養成・研修の一体化プログラム「ちゃぶ台プログラム」を設置しており、保育ボランティアなど学生が直接現場に入るものや、現職教員や教育関係者と一緒に研修活動を展開するものなど、幅広いプログラムを展開しています。

 

山口大学教育学部キャンパス情報

吉田キャンパス

住所:〒753-8511 山口県山口市吉田1677-1

 

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