山口大学理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

山口大学理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

山口大学理学部の偏差値は、学科によって異なり47.5~55.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、5.5~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.32~6.41倍で、数学科学科の前期日程が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

山口大学理学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生入試の大きく4種類となります。一般選抜について、前期と後期の2日程実施され、両日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の両方の受験が必要です。大学入学共通テストは5教科6~7科目の受験が必要で、個別学力検査等では学科によって課される科目が異なります。地球圏システム科学科の後期のみ、筆記試験は無く面接試験となります。必要科目や配点、その他の入試方式の詳細については、入学者選抜要項で確認しましょう。

 

山口大学理学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

◎理系(α)(物理・情報科学科、化学科、生物学科、地球圏システム科学科)

大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。絶対値、二次関数、微積分、数列、三角関数、ベクトル、複素数など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈教育学部・工学部と同様〉

 

◎理系(β)(数理科学科)

大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。設問数はそれほど多くなく、1問1問の配点が大きいため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。事象の関係や順列、三角関数、不等式、積分、導関数の性質など幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈医学部(医学科)と同様)〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

大問3題構成で、中・長文読解問題や資料読み取り問題、会話文問題などが出題されます。大問1の長文読解問題は、英問英答形式で内容の理解が問われます。出題形式に慣れるため、類似問題に取り組みましょう。大問2の中文問題では、日本語訳や選択式の適語補充問題のほか説明記述問題も出題されるため、内容を正確に理解する読解力と、簡潔にまとめて記述する表現力が必要となります。大問3は2つのセクションに分かれており、どちらも適語(文)補充問題となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

〈人文学部・教育学部・経済学部・医学部・国際総合科学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜前期》

・物理

大問4題構成で、電磁気、力学、熱力学、波動の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。熱力学の代わりに原子が出題される場合もあるため、しっかりと対策を行いましょう。大問2.3では、適語補充問題で文章中の空欄を埋める問題が出題されます。出題形式に慣れるためにも複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。基礎から標準レベルの問題集で演習を繰り返しましょう。

 

・化学

大問5題構成で、理論・無機・有機のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。出題形式は、計算問題、選択問題、化学反応式、論述問題など多岐にわたります。計算問題では、計算過程の記述が必要な問題も含まれるため、類似問題で演習を重ねましょう。全体的な難易度は基本レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。適語補充問題、選択問題、計算問題のほか、記述問題が複数出題されるため、用語の暗記だけでなく原理をしっかりと理解しておく必要があります。計算問題では、難度の高い問題も含まれるため注意しましょう。また、基礎知識や公式などをしっかり把握したうえで、出題傾向を把握するために複数年分の過去問に取り組むことが大切です。

 

・地学(生物学科以外)

大問4題構成で、地学基礎・地学のすべての範囲から出題されます。鉱物・岩石、地史、地球、大気、宇宙などが頻出分野となるため、重点的に学習すると良いでしょう。語句解答や選択問題のほか、計算過程の記述が必要な計算問題や記述問題など、出題形式は多岐にわたります。用語を暗記するだけでなく、簡潔に説明できるまでしっかりと理解しておきましょう。また、全体的な難易度は標準レベルとなります。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

〈教育学部・農学部・共同獣医学部と同様〉

 

山口大学理学部基本情報

公式サイト

山口大学理学部:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/sci/

基本情報

創立年

1978年

生徒数

925人(2022年5月1日現在)

教育理念

「教育理念」「目標」

専門的な知識・技術とともに,科学的論理性および柔軟で創造的な思考法を身につけ,現象の普遍性を明らかにすることができ,人類や地域社会の発展に寄与・貢献できる人を育成します。

引用元:教育研究上の目的と3つのポリシー | 山口大学理学部サイト

山口大学理学部の特徴

山口大学理学部は、【数理科学科】【物理・情報科学科(物理学コース/情報科学コース)】【化学科】【生物学科】【地球圏システム科学科】で構成されています。各学科での専門教育はもとより、膨大なデータを処理する力や応用するための力を身につける「データサイエンス教育」や、他学科の専門教育を受けることのできる「分野横断型プログラム」を展開しています。分野横断プログラムを利用すると、他学科の研究室に所属することも可能となります。

 

山口大学理学部キャンパス情報

吉田キャンパス

住所:〒753-8511 山口県山口市吉田1677-1

 

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