大学入試情報・受験対策
山梨大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
山梨大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
山梨大学医学部医学科の偏差値は、67.5程度となります。大学入学共通テストでは、医学科が8.5割程度、看護学科が6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、医学部が3.78倍(後期日程)、看護学科が2.26~3.57倍となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
山梨大学医学部の入試は、一般選抜と学校推薦型選抜の大きく2種類となります。一般選抜は前期・後期の2日程実施されており、大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。試験科目は受験する学科によって異なります。医学科は後期日程のみ実施され、試験科目は〈数学・理科・英語・面接〉となります。医学科では、志願者が募集人員の約10倍を超える場合、大学入学共通テストの成績と調査書の内容により第1段階選抜を行うことがあります。看護学科は、前期日程が〈小論文・面接〉、後期日程は〈面接〉が課されます。必要科目や配点、その他の選抜方法は募集要項を確認しておきましょう。
山梨大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 後期日程》
〇医学科
試験時間120分の大問5題構成で、大問1.2は答えだけを記述、大問3~5は計算過程の記述も必要となります。出題範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)となり、大問1.2は小問集合でさまざまな分野からの出題となります。大問3~5では、確率や関数、整数、数列、微分積分が頻出傾向にあります。全体的な難易度は標準~やや難レベルで、計算量や作業量が多く試験時間に余裕はありません。出題傾向や形式、時間配分を確認するためにも、必ず複数年分の過去問に取り組みましょう。
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 後期日程》
〇医学科
物理・化学・生物から出願時に2科目を選択して受験します。試験時間は2科目合わせて120分です。
・物理
大問4題構成で、物理基礎・物理の全範囲から出題されます。力学、電磁気、波動、熱力学からの出題が大半ですが、原子が出題される場合もあります。全体的な難易度は標準レベルですが、導出過程の記述が必要となるため、試験時間に余裕はありません。また、計算ミスなどのケアレスミスにも注意が必要です。演習を行う際には、導出過程を丁寧に記述することを意識して取り組みましょう。
・化学
大問3題構成で、化学基礎・化学の全範囲から出題されますが、理論化学からの出題が多い傾向にあります。全体的な難易度は標準~難レベルとなり、非常に高難度の問題が含まれる場合もあるため、問題の取捨選択を行い、試験時間を調整するなど戦略を考える必要があります。基本事項を確実に固め、標準レベルの問題集や過去問などで演習を重ねましょう。
・生物
大問4題構成で、生物基礎・生物の全範囲から出題されますが、ヒトに関連する内容が多く含まれます。空欄補充問題や論述問題、正誤問題などすべて記述式となります。全体的な難易度は標準レベルですが、正確な知識が必要となります。用語や実験の操作・目的など基本をしっかりと押さえ、問題集や過去問などで演習を重ねることが大切です。
小論文の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 前期日程》
〇看護学科
試験時間90分で、与えられた文章やグラフなどの資料を読み、設問に答える形式です。問題は2問あり、小論文Ⅰは筆者の考えを踏まえたうえで自分の考えを論理的に記述する力、小論文Ⅱは図表から数値の変化を読み取り、背景を考慮しながら質問に適切に解答する力が問われます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問などで実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は先生から添削指導を受けることで、正しい言葉遣いや表現力などを養うことが大切です。また、小論文、面接の評価が合格基準に達しない場合、大学入学共通テストの成績と個別学力検査等の総得点が合格最低点に達していても、不合格となるため、対策を怠らないようにしましょう。
面接の試験傾向と対策
《一般選抜》
〇医学科
後期日程のみ実施され、試験形態は集団面接です。ただし、面接員が必要と判断した場合、個人面接を行うことがあります。人間性豊かな医師及び創造性に富んだ医学研究者となるために必要な情操や創造性、適応性などが総合的に評価されます。先生や家族の協力を得て何度も模擬面接に取り組み、実践的なトレーニングを重ねましょう。また、面接の評価が合格基準に達しない場合、大学入学共通テストの成績及び個別学力検査等の成績に関わらず不合格となるため、対策を怠らないようにしましょう。
〇看護学科
前期・後期日程とも実施され、どちらも個人面接となります。前期は1回、後期は2回行われます。人間性豊かな看護職及び創造性に富んだ看護学研究者となるために必要な情操、創造性、適応性等が総合的に評価されます。先生や家族の協力を得て何度も模擬面接に取り組み、実践的なトレーニングを重ねましょう。また、面接の評価が合格基準に達しない場合、大学入学共通テストの成績と個別学力検査等の総得点が合格最低点に達していても、不合格となるため、対策を怠らないようにしましょう。
山梨大学医学部基本情報
公式サイト
山梨大学医学部:http://www.med.yamanashi.ac.jp/
基本情報
創立年
1978年
生徒数
994人(2023年5月1日現在)
教育理念
理念・目的
深い人間愛と広い視野を持ち、医の倫理を身に付け、科学的根拠に基づいた医学的知識、技術を備え、地域医療や国際医療に貢献できる医療人や国際的に活躍できる優れた研究者を養成する教育・研究を行います。
引用元:山梨大学|医学部
山梨大学医学部の特徴
山梨大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されており、現代医療・医学を担う、優れた臨床医・看護専門職及び医学・看護研究者を養成しています。卒業後に、医療者として社会に貢献できるよう、基礎から専門的な内容まで、順を追って学ぶことのできる新しい医学教育カリキュラムを採用しています。
【医学科】幅広い知識と高度な技能を獲得するとともに、人格の涵養にも重点を置いたカリキュラムを編成しています。
【看護学科】人間・健康・看護を探求する実践科学としての看護教育に重点を置いたカリキュラムを編成しています。
山梨大学医学部キャンパス情報
医学部キャンパス
学部:医学部・附属病院
住所:〒409-3898 山梨県中央市下河東1110
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