横浜市立大学理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

横浜市立大学理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

横浜市立大学理学部の偏差値は、50.0~52.5程度です。大学入学共通テストでは、6.5~8割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度一般選抜は、前期日程が募集人員65名に対して志願者数が208名、出願倍率は3.2倍となり、後期日程は募集人員10名に対して志願者数が73名、志願倍率は7.3倍と高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

横浜市立大学理学部の一般選抜は、前期日程と後期日程で実施され、前期日程のみA・B方式の2つの方式に分かれています。いずれも大学入学共通テストと個別学力検査(第2次試験)の受験が必要となります。前期日程の試験科目について、大学入学共通テストでは、A方式が5教科7科目、B方式が3教科5科目、個別学力検査は〈英語・数学・理科2科目〉が課されます。出願時に方式を選択する必要はなく、大学入学共通テストの受験教科・科目数によって大学側で自動集計されます。後期日程では、大学入学共通テストは5教科7科目、個別学力検査では〈面接〉が課されます。合否判定は、大学入学共通テストと個別学力検査の合計得点が審査基準となりますが、後期日程では、募集人員に対して入学志願者数が約10倍を超えた場合、大学入学共通テストの成績により第1段階選抜が行われます。どちらもしっかりと対策しておくことが大切です。

 

横浜市立大学理学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2022年度 一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)からとなります。大問1は、短答形式の問題群で整数、方程式、確率が出題されており、大問2は数学Ⅲ以前の三角関数、大問3は数列、大問4は数学Ⅲの範囲の積分などにまつわる問題が出題されます。微分・積分が頻出のため、重点的に学習しておきましょう。全体的な難易度は、標準~やや難レベルとなるため、各単元とも満遍なく基礎から丁寧に学習し、複数年分の過去問や問題集で演習を重ねることが大切です。

〈医学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2022年度 一般選抜 前期日程》

試験時間180分で、「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」、「生物基礎・生物」から2科目を選択して受験します。

 

物理:大問3題構成で、力学と電磁気、熱力学の単元からバランスよく出題されます。基礎的な知識はもちろんのこと、実験結果の説明をする論述問題や計算問題なども出題されるため、複数年分の過去問や多くの演習問題に取り組み、重点的に対策しておきましょう。

 

化学:大問3題構成で、「化学基礎・化学」の全範囲から出題されます。全体的な難易度は標準レベルですが、実験結果や事象の理由を記述させる記述説明問題が多いため、しっかりと対策をしておく必要があります。また、ボリュームのある計算問題も出題されます。過去問演習は確実に行いましょう。

 

生物:大問3題構成で、「生物基礎・生物」の全範囲から出題されます。全体的な難易度は、標準~やや難レベルです。論述形式の問題が多いため、解答スピードが求められます。日頃から論述問題を意識した学習を行うことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を分析しておきましょう。

〈医学部と同様〉

面接の試験傾向と対策

《後期日程》

志望動機や関心のある分野、将来の進路などに関する質問を通じて、学習意欲や理解力、表現力などが総合的に問われます。先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接に取り組み、面接の雰囲気などに慣れておくことが大切です。

〈データサイエンス学部と同様〉

 

横浜市立大学理学部基本情報

公式サイト

横浜市立大学理学部:https://www.yokohama-cu.ac.jp/academics/science/index.html

基本情報

創立年

2019年

生徒数

519人(2023年5月1日現在)

教育理念

教育研究上の目的(学部)

横浜市立大学理学部は、生命とそれを取り巻く環境を対象とし、それらを構成要素である物質の構造・機能・反応のシステムを捉え、その生命階層を接続することで生命現象を理解及び操作することを理念として掲げ、生命現象を細胞・個体スケールまたは原子・分子スケールの観点から取り組む力を養うことを目的とする。

引用元:学部|大学の情報公開

横浜市立大学理学部の特徴

横浜市立大学理学部では、物質科学や生命科学、及びこれらの融合領域の専門知識を学ぶことができます。2年次からは目的に沿った6つの履修モデルが用意されており、履修モデルに沿って体系的に学ぶことで、高度な専門的知識・技術を身に付けることを目指します。医学部・データサイエンス学部との連携体制を強化しており、共同研究などで最先端分野の研究に取り組むことができます。その他、 1年次から自主的に研究活動を行うことができる「理数マスター育成プログラム」、グローバルな研究マインドと実力を養うための「国際リトリートプログラム」という2つの特色あるプログラムが用意されています。

 

横浜市立大学理学部キャンパス情報

金沢八景キャンパス

学部:国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部・医学部(1年次)

住所:〒236-0027 神奈川県横浜市金沢区瀬戸22-2

鶴見キャンパス

学部:理学部

住所:〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-29

舞岡キャンパス(木原生物学研究所)

学部:理学部

住所:〒244-0813 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町641-12

 

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