桃山学院高等学校の高校入試情報・受験対策

桃山学院高等学校の受験対策

偏差値・難易度

桃山学院高等学校は、大阪市阿倍野区にある併設型の私立中高一貫校です。男女共学で、偏差値はコースによって異なり50～73程度となります。学力面や生活面の校内基準を満たした場合、内部推薦を利用して桃山学院大学への進学が可能となっています。また、東京大学や大阪大学などの国公立大学や、関関同立、産近甲龍、早慶上智などの有名私立大学への合格者を多数輩出しています。

 

入試の特徴・勉強のポイント

桃山学院高等学校の入試は、国語・理科・数学・社会・英語の5科目の学力試験が課されます。各科目とも、試験時間50分の100点満点となります。全コースとも同一の試験問題で行われ、英語のリスニング問題と面接試験は実施されません。全科目ともバランスよく学習し、苦手科目や分野を作らないようにしましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題形式や傾向に慣れておくことが大切です。

 

 

桃山学院高等学校の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

大問4題で構成されます。大問1は小問集合（7問程度）、大問2以降は各分野から出題され、二次関数や確率、平面・空間図形の計算問題などが出題されます。大問1の配点が高くなっているため、計算力をしっかりと身に付け、高得点を目指しましょう。大問2以降は、1問目が基礎的な問題で、2問目は1問目を、3問目は1・2問目をヒントに解答する問題が多くなっているため、複数年分の過去問で、出題形式に慣れておくことが大切です。

 

国語の傾向と対策

例年、論理的文章1題、文学的文章1題、古文1題の3題構成となります。漢字の読み書き問題も出題されるため、日頃からコツコツと学習し、多くの漢字を身に付けておきましょう。文学的文章では、心情表現だけでなく行動の描写にも着目し、行動からどういう心情が読み取れるかというところも意識しておく必要があります。複数年分の過去問や類似問題など多くの問題に取り組みましょう。

 

英語の傾向と対策

大問8～9題構成で、長文読解が3題と非常に分量が多くなっています。多くの長文読解問題に取り組み、速読力や精読力を養う必要があります。会話文や並び替え問題も出題されます。例年、出題傾向は大きく変わりませんが、2023年度の入試より発音・アクセントの問題は出題されません。単語や文法、イディオムなど基礎をしっかりと固め、複数年分の過去問で出題傾向を把握しておきましょう。

 

理科の傾向と対策

例年、物理・化学・生物・地学の各分野から出題されます。地学は基礎的な内容が多く出題され、生物は標準レベルの問題ですが、一部計算問題も含まれます。物理・化学は実験に関する問題となり、実験結果から正解を導く応用問題や計算問題が出題されます。様々な実験に関する器具の名称や実験の手順、結果などを重点的に学習しておきましょう。

 

社会の傾向と対策

大問3題構成で、地理・歴史・公民の各分野から出題されます。配点は、歴史40点、地理・公民が各30点となり、歴史の割合が少し高くなっています。歴史では、必ず漢字で解答する問題が含まれているため、重要語句を覚える際には必ず漢字で覚えることが大切です。中でも、難しい漢字を使う人物名や事件などは、優先的に押さえておきましょう。地理は、日本や世界から幅広く出題されます。各分野ともしっかりと学習し、苦手分野を作らないようにしましょう。

 

 

桃山学院高等学校基本情報

公式サイト

桃山学院高等学校：https://www.momoyamagakuin-h.ed.jp/

 

基本情報

創立年

1890年

桃山学院高等学校 所在地情報

〒545-0011 大阪府大阪市阿倍野区昭和町3-1-64

教育理念

ミッションステートメント Mission Statement

桃山学院中学校高等学校は、自由と愛の精神に基づく学びの場として、生徒一人ひとりを大切にし、個々の生徒が持つ多様な可能性を開花させ、健全な社会の実現に貢献できる若者を育成することを使命とする。

 

引用：学校紹介

 

高校の特徴

桃山学院高等学校は、建学の精神である「自由と愛の精神」に基づいた教育を実践するミッションスクールです。「S英数コース」「英数コース」「文理コース」「国際コース」「中高一貫コース」の5つのコースが設置されており、それぞれで独自のカリキュラムを展開しています。また「英語の桃山」の伝統のもと、交換留学制度や短期海外研修など、英語力と積極性を磨く国際交流を行っています。自主規律を特色とする校風となっており、1971年より制服の自由化を実施しています。

 

 

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