帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の高校入試情報・受験対策

※本記事は2023年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の受験対策

偏差値・難易度

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校は、堺市南区にある男女共学の併設型私立中高一貫校です。偏差値はコースによって異なり、S特進コースが67程度、特進コースが64程度となります。生徒一人ひとりに応じた進路指導を行っており、東京大学や大阪大学などの国公立大学、早慶上智、関関同立などの私立大学、各大学の医・歯・薬・獣医学部などへの合格者を輩出しています。

 

入試の特徴・勉強のポイント

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の入試は、1次入試、帰国生入試、1.5次入試の3種類となります。1次入試は5教科の学力試験、帰国生入試は3教科の学力試験と個人面接が課され、3教科(国語・数学・英語)の入試問題は共通となります。1次入試の英語の試験では、学校が指定する外部英語資格のスコアに応じて、点数の読み替えが行われるため、募集要項で詳細を確認しておきましょう。1.5次入試は3教科の学力試験で試験が行われます。また、全入試とも希望コースを選択しての受験ではなく、当日の入試得点によってS特進コース、特進コースの順に合格コースが決定となります。受験に必要な教科は、基礎から丁寧に、バランスよく学習しておきましょう。

 

 

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の入試情報

入試科目・配点

【1次入試】

国語・数学(各60分/各100点)

英語(70分/100点/リスニング含む)

社会・理科(各50分/各100点)

 

3教科の合計得点×500/300、または5教科合計得点のいずれか高得点の方を合否判定に用いる。

 

※英語資格(外部検定)の活用

入学試験「英語」において、外部機関が認証した英語力判定テスト【TOEFL iBT、IELTS及び実用英語技能検定(英検)】のスコア等を活用。活用にあたり、スコア等に応じた読み替え率を定め、この読み替え率により換算した点数と英語の入学試験の点数を比較し、高い方の点数を当該受験者の英語の入学試験の成績とする。

 

【帰国生入試】

国語・数学(各60分/各100点)

英語(70分/200点/リスニング含む)

個人面接(約10分/保護者同伴/英語による質問も含む)

 

3教科の合計得点(400点満点)と面接で合否を判定します。

 

参照:令和5年度 生徒募集要項 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校

 

【1.5次入試】

国語・数学(各60分/各100点)

英語(70分/100点/リスニング含む)

 

参照:令和5(2023)年度 1.5次入試 生徒募集要項

 

 

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

【1次入試・帰国生入試】

試験時間60分の大問5~6題構成です。大問1は因数分解や連立方程式などの計算問題、大問2は整数や場合の数・確率、関数、度数分布、図形などの文章題、大問3以降は各単元からの出題となり、平面図形や関数などが出題されます。大半が解答のみを答える問題ですが、一部説明問題が含まれます。複数年分の過去問や類似問題など、多くの問題で演習を重ねましょう。

 

国語の傾向と対策

【1次入試・帰国生入試】

試験時間60分の大問6題構成です。長文読解2題(小説文・論説文)と古文1題、漢字の書き取り問題1題、知識問題2題が出題されます。知識問題は、四字熟語や慣用句、品詞などとなるため、漢字と併せて普段からコツコツと学習して多くの知識を身に付けておきましょう。長文読解では、抜き出しや説明記述問題も含まれるため、複数年分の過去問や類似問題など多くの問題に取り組むことが大切です。

 

英語の傾向と対策

【1次入試・帰国生入試】

試験時間70分の大問4題構成です。大問1がリスニング問題、大問2・3が長文読解、大問4が対話文の問題となります。単語の意味や発音、イディオム、文法などの基本事項を定着させて、リスニング用のCDやラジオなどを活用してリスニングの対策をしっかりと行いましょう。対話文の問題では、自然な流れになるように空欄に適切な英語を指定された語数で入れる必要があります。質問と応答に注意しながら、読み進めましょう。複数年分の過去問や類似問題などに取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことも大切です。

 

理科の傾向と対策

【1次入試】

試験時間50分の大問7題構成で、生物・化学・物理が各2題ずつと地学1題の出題となります。生物では有性生殖と無性生殖や食物連鎖、植物、ヒトのからだ、化学では電池の仕組みや気体の性質、原子の構造、塩酸の電気分解、物理ではフックの法則や電流と電圧、光の性質、電力、地学では地震や天気など、さまざまな単元から出題されます。苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておくことが大切です。また、設問数が多いため、分かる問題から優先的に解答するなどスムーズな解答を心がけましょう。

 

社会の傾向と対策

【1次入試】

試験時間50分の大問4題構成で、地理・歴史・公民の各分野から出題されており、各分野の融合問題もあります。地理では雨温図や農業産出額、貿易品目、県庁所在地、人口、国土面積、山脈、海流、気候、環境問題、宗教、国民総所得など、歴史では日本史と世界史が入り混じった設問が見られ、遺跡や人物名、年号、政治、文明など古代~近現代まで幅広い年代から、公民では国会や時事問題などが出題されます。各分野ともにバランスよく学習し、複数年分の過去問で出題形式や傾向、時間配分を把握しておくことが大切です。

 

 

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校基本情報

公式サイト

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校:https://www.tezuka-i-h.jp/

 

基本情報

創立年

1983年

生徒数

911人(2022年5月1日現在)

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 所在地情報

〒590-0113 大阪府堺市南区晴美台4丁2番1号

教育理念

本学院が「財団法人私立帝塚山学院」として時の文部省から認可されたのは、大正5年(1916)のことでした。翌大正6年(1917)、大阪市住吉区帝塚山の地に帝塚山学院小学部(小学校)が創立されます。その際、後に初代学院長となる庄野貞一が「設立趣意書」において「力の教育」を提唱しました。

「力の教育!力とは何か。意志の力、情の力、知の力、躯幹の力

―― 広い意味の力の漲った強い人物、これこそ吾々が学院の中で鍛え上げねばならぬ人物なのです。」 ここにうたわれている全人教育の理念が、本学院の建学の精神となりました。設立当初の本学院「教育概覧」は、この建学の精神を具現化するものとして、「知育」、「徳育」、「体育」、「美育」、「聖育」の五つを掲げました。

また、「設立趣意書」には、教育理念として「自学主義」教育がうたわれています。

建学の精神としての全人教育と教育理念としての探求型「自学主義」教育は、戦前戦後を通じて実践され、本学院の伝統となっています。

 

引用元:学校法人 帝塚山学院|沿革・教育理念

 

高校の特徴

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校は、併設型中高一貫校となっており、中高6年一貫コースと高校3年コースが設置されています。高校3年コースでは、高校からの入学生に合わせた3年完結の教育システムを展開しています。1年次は〈S特進コース〉〈特進コース〉の2コース、2年次は各コースの文系・理系に加え〈国際英語コース〉を追加した5コース、3年次は〈薬学系コース〉を追加した6コースとなります。国際英語コース・薬学系コースは高校3年コースと中高6年一貫コースの両コースから進級できるコースとなります。学習用タブレット端末を必携化しており、双方向的な教科授業や、授業支援アプリ〈Classi〉を活用した効率的な授業を実施しています。

 

 

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