開成高等学校の高校入試情報・受験対策

※本記事は2022年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

開成高等学校の受験対策

偏差値・難易度

開成高等学校は東京都荒川区にある私立男子中高一貫校で、偏差値は77程度と非常に高くなっています。例年、100人以上の東京大学現役合格者を輩出している名門校で、入試の競争倍率は約2.6~3倍と人気のある高校です。卒業生は東京大学以外にも、早慶上理やMARCHなどの難関私立大学、海外大学へも進学しています。

 

入試の特徴勉強のポイント

開成高等学校の入試は、国語・数学・英語(リスニング問題含む)・理科・社会の5科目の受験が必要となります。科目によって試験時間と配点が異なるため、注意が必要です。全体的な難易度は標準~難しいレベルとなります。早めに基礎知識を身につけて、発展問題や他校を含めた難関校の入試過去問に挑戦しておきましょう。

 

 

開成高等学校の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

例年、大問4題構成で、大問1が小問集合、大問2以降が応用問題となります。全体的に難度の高い問題が出題されます。基礎知識の徹底はもちろんのこと、公式や定理は本質から理解しておく必要があります。数の性質や関数、規則性や立体図形の分野が頻出となります。また、問題演習は開成高等学校の過去問だけでなく、全国レベルの難関校の入試問題に挑戦しておきましょう。

 

国語の傾向と対策

例年、大問2~3題構成で小説・論説・古文の読解問題が出題されます。漢字の書き取り問題が小問として出題されるため、毎日コツコツと学習しましょう。読解問題の解答形式はすべて記述式となります。課題文の内容を正確かつ素早く読み解き、要点を簡潔にまとめて記述する力が問われます。出題傾向をはあくするために、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

英語の傾向と対策

例年、大問5題構成で長文読解問題2題、知識問題2題、リスニング1題となります。難易度は標準レベルとなりますが、高校初級程度の英語力が必要となります。最難関校用の英単語帳を活用して、まずは単語力を養いましょう。関係代名詞や分詞構文などの文法知識もしっかりと身につけておく必要があります。また、問題演習をするときは、時間を計りながら行いペース配分を意識しておきましょう。

 

理科の傾向と対策

例年、大問4題構成で物理、地学、化学、生物の各分野からバランスよく出題されます。難易度は標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。苦手分野を作らないようまんべんなく学習する必要があります。設問は計算問題や知識問題のほか、記述式問題も出題されるため、過去問や類似問題でしっかりと対策を行いましょう。

 

社会の傾向と対策

例年、大問3題構成で歴史・地理・公民の各分野からまんべんなく出題され、難易度は標準レベルとなります。知識問題だけでなく、地図や統計を用いた問題も出題されるため、教科書だけでなく地図帳や資料集なども活用して知識の理解を深めましょう。また、過去問演習が有効学習方法となるため、複数年分の問題に取り組んで出題傾向を把握しておくことが重要となります。

 

 

開成高等学校基本情報

公式サイト

開成高等学校:https://kaiseigakuen.jp/

 

基本情報

創立年

1871年

生徒数

1204名(2021年4月時点)

開成高等学校所在地情報

〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4丁目2-4

教育理念

「学問の目的とするところは自分自身に固有の能力を進歩させることであり、小さいところで言えば、我が身、我が家の利益、大きいところで言えば、社会の利益を興そうとするところにあります。(中略)以上の点を見ると、学問は思考力を用いるのが最も貴い、ということになります。」

 

参照:開成中学校・高等学校|教育理念

 

高校の特徴

開成高等学校は、2021年に創立150周年を迎えた歴史と伝統ある男子校です。高校からの入学生(編入生)も受け入れています。編入生は、高校1年間は内部進学生と別クラスで学び、高校2年から混成クラスとなります。知性・自由・質実剛健を重んじ基礎学力を養成することを目指し、習熟度別のクラス編成や文理別のクラス分けは行わず、学生の意欲と自主性を尊重しながら日常の勉学(授業)を重視した教育を行っています。例年100人以上の東京大学進学者を輩出しており、日本有数の進学校としても知られています。

 

 

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