高校入試情報・受験対策
国立音楽大学附属高等学校の高校入試情報・受験対策
※2023年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
国立音楽大学附属高等学校の受験対策
偏差値・難易度
国立音楽大学附属高等学校は、東京都国立市西にある男女共学の併設型私立中高一貫校です。偏差値は学科によって異なり、普通科が57程度、音楽科が51程度となります。卒業後の進路について、普通科の学生は東京学芸大学をはじめとする国公立大学や、早慶上理、GMARCHなどの私立大学への進学、音楽科の学生は国立音楽大学への進学者が多く、その他にも東京藝術大学や洗足学園音楽大学などへの進学実績もあります。
入試の特徴勉強のポイント
国立音楽大学附属高等学校の入試は、学科ごとに行われます。それぞれ推薦入試と一般入試の大きく2種類ですが、普通科の推薦入試は調査書型とプレゼン型、音楽科では、推薦入試が演奏創作型（演奏Ⅰ・演奏Ⅱ）と総合音楽型、一般入試が演奏・創作型と総合音楽型に分かれています。試験科目は、入試や型などによって異なるため、必ず募集要項を確認し、受験に必要な科目に合った対策に取り組みましょう。また、公式HPに1年分の過去問が掲載されているため、学習の参考に取り組むことが大切です。
国立音楽大学附属高等学校の入試情報
入試科目・配点
〇普通科
【推薦入試】
〈調査書型〉
・コース
特別進学コース／総合進学コース
・試験科目
作文（50分／600字以上800字以内／テーマは当日発表）
面接（10分程度／受験生のみ）
〈プレゼン型〉
・コース
総合進学コース
・試験科目
プレゼンテーション・面接（プレゼンテーション10分、質疑応答と面接10分程度）
※必要書類：自己PRカード（出願書類と一緒に提出）
※加点制度あり
【一般入試（第1回・第2回・第3回）】
国語・英語・数学（各50分）
面接（5分程／受験生のみ）
※優遇制度あり
第一志望優遇制度、併願優遇制度
参照：2023年度 生徒募集要項 国立音楽大学附属高等学校 普通科
〇音楽科
【推薦入試】
〈演奏創作型 演奏Ⅰ〉
面接
専攻実技・選択実技
〈演奏創作型 演奏Ⅱ〉
面接
演奏（入学後の参考にするため合否への影響はありません）
〈総合音楽型〉
面接
【一般入試（第1回・第2回）】
〈演奏・創作型〉
国語・英語（各50分）
専攻実技・選択実技・面接
〈総合音楽型〉
国語・英語・数学（各50分）
面接
※優遇制度あり
第一志望優遇制度、併願優遇制度
参照：2023年度 生徒募集要項 国立音楽大学附属高等学校 音楽科
国立音楽大学附属高等学校の科目別傾向と対策
数学の傾向と対策
〈2022年度入学試験問題〉
〇普通科
大問4題構成で、大問1が四則計算や因数分解、方程式などの計算問題や、整数、確率、関数、平面図形などの文章題、大問2以降が単元ごとの問題で、関数と平面図形、立体図形問題が出題されます。作図問題や証明問題が含まれるため、しっかりと対策をしましょう。過去問や類似問題など多くの問題に取り組むことが大切です。
国語の傾向と対策
〈2022年度入学試験問題〉
〇普通科・音楽科
出題内容は異なりますが両学科とも大問2題構成で、論説的文章と文学的文章などの長文読解問題が1題ずつ出題されます。設問の中に、漢字の読み書き問題や熟語などが含まれるため、普段からコツコツと学習し、多くの漢字を身に付けておくことが大切です。抜き出しや説明記述など記述問題も複数出題されるため、記述問題の対策もしっかりと行いましょう。過去問や類似問題に取り組み、出題形式や傾向に慣れておくことも大切です。設問数はそれほど多くないため、焦らず丁寧な読解・解答を心がけましょう。
英語の傾向と対策
〈2022年度入学試験問題〉
〇普通科
大問9題構成で、リスニングや語彙、整序、長文読解問題などが出題されます。そのうちリスニングが3題、長文読解が2題となります。単語の意味や正しい発音、イディオム、文法など基本事項をしっかりと定着させ、過去問や類似問題など多くの問題に触れておくことが大切です。また、リスニングの対策として、リスニング用CDやラジオなどを活用して聞き取りの練習を行いましょう。
〇音楽科
大問7題構成で、語彙問題や空欄補充、対話文、整序問題などが出題されており、リスニングや長文読解問題はありません。基本的な内容が問われるため、単語の意味や正しい発音、活用形、イディオム、文法など基本をしっかりと身に付けておくことが大切です。過去問や類似問題など多くの問題で演習を重ねましょう。
国立音楽大学附属高等学校基本情報
公式サイト
国立音楽大学附属高等学校：https://www.kunion.ed.jp/
基本情報
創立年
1949年
国立音楽大学附属高等学校 所在地情報
〒186-0005 東京都国立市西2-12-19
教育理念
『自由、自主、自律』
高校の特徴
国立音楽大学附属高等学校は、「普通科」と「音楽科」で構成されています。普通科は、〈特別進学コース〉と〈総合進学コース〉の2コース制です。2023年度より、主体的に考え、自ら言葉で発信できる能力の育成を目的に、授業にゼミを導入します。音楽家は、〈演奏・創作コース〉と〈総合音楽コース〉の2コース制となっており、70年以上続く伝統ある音楽教育を受けることができます。アンサンブル、音楽プログラミングなど国立音楽大学のカリキュラムと連携した授業も履修可能となっており、卒業後7割近くの生徒が国立音楽大学へ進学しています。
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