高知県の中学入試情報・受験対策

高知県の中学受験概要

高知県の中学受験が可能な学校は、高知市7校、南国市1校、土佐市1校、安芸市1校、四万十市1校の計11校となります。国公立が4校、私立が7校です。「明徳義塾中学校」の県外入試のみ願書受付が11月上旬開始、試験実施が12月上旬となります。その他の中学校では願書受付が1月~2月に開始し、すべての学校が2月中旬の同日に試験を実施するため、2校以上を受験することはできません。(「高知中学校」「土佐塾中学校」「土佐女子中学校」の後期日程も2月下旬の同日実施)「高知学芸中学校」「高知中学校」「土佐塾中学校」「土佐女子中学校」では、定員は若干名~10名程度となりますが「中2編入試験」を実施しているため、志望する学校にどうしても行きたい場合はチャレンジしてみると良いでしょう。
また、「高知学芸中学校」「土佐中学校」の試験では2日にわたって試験が行われ、国語と算数を2回ずつ受験する必要があります。「土佐女子中学校」の試験では学科試験に加えて、希望者には英語のリスニングテストを受けることが可能となっています。さらに「土佐塾中学校」のまなび創造コースでは、課題に沿った動画を作成し提出するなど、学校によって試験内容が大きく異なるため、志望校が決まったら入試要項をしっかりと確認しておきましょう。
非常に人気のある学校として、2018年に新たに開校した「高知県立高知国際中学校」があり、国際バカロレア機構からミドルイヤーズプログラムの認定を受け、国際的な教育プログラムを取り入れており、例年入試の競争倍率が2倍以上となります。

 

 

高知県の中学受験対策

土佐中学校

【国語】例年、国語Aが45分、国語Bが45分、あわせて150点満点の試験となります。読解問題(小説・物語文・説明文・評論など)と知識問題が出題され、国語Aよりも国語Bの難度が高い傾向にあります。読解問題では心情を読み取る力や要約力、論理的思考力が問われます。記述問題では自分の考えを簡潔にまとめて述べる表現力が必要になります。知識問題では漢字の読み書きのほか、語句の意味や四字熟語、ことわざなどが出題されます。漢字の書き取りでは、トメやハライなども意識しながら丁寧に解答しましょう。複数年分の過去問演習で全体的な出題傾向を把握しておくことが大切です。
【算数】例年、算数Aが45分、算数Bが45分、あわせて150点満点の試験となります。算数Aと算数Bに大きな難易度の差はありません。設問形式は答えのみ記入する問題と記述問題となります。答えのみ記入する問題では、部分点は無いためケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がける必要があります。場合の数や速さ、割合、数の性質が頻出分野となるため重点的に学習すると良いでしょう。図形問題も出題されるため、苦手な場合は問題演習を繰り返し克服しておく必要があります。
【理科】例年、生物・地学・物理・化学の各分野から出題されており、年度によって地学が出題されない年もあります。物理ではグラフ・図表の読み取り問題や計算問題が頻出です。地学や生物では写真やイラストから考察する問題が出題されるため、教科書だけでなく資料集なども活用しながら学習すると良いでしょう。問題の読み間違いや計算ミスなどのケアレスミスしないよう焦らず丁寧に問題を解いていくことが大切です。
【社会】例年、各分野から出題されますが地理と歴史の割合がやや多くなっています。地理ではグラフや図表などを用いた問題が頻出となるため、地図帳や資料集などにも目を通しておきましょう。歴史では時代の流れに沿って重要事項を覚えることが大切です。公民では日本国憲法や三権分立、公害が頻出となります。時事問題も出題されるため、日頃からニュースや新聞などから世界や社会情勢についての情報を取り入れておきましょう。また、人物名や語句などは漢字で書くことを意識することが大切です。小学校で習う漢字をすべてひらがなで記入した場合、減点の対象となります。
【面接】例年、面接試験が課せられます。試験当日、適度な緊張感を持ち落ち着いて対応するためにも、模擬面接を入念に行うと良いでしょう。


高知学芸中学校

【国語】例年、1日目60分と2日目40分の2回試験が行われます。漢字に関する設問が多く、音や訓、熟語の読み書きなどが出題されます。そのほか、接続詞や主語・述語などの文法、ことわざ、慣用句、故事成語などさまざまな知識問題が出題されるため、毎日コツコツ学習し国語の知識を定着させましょう。文字数制限のある記述問題では、減点されないためにも指定文字数の8割以上書くことが大切です。複数年分の過去問演習で、出題傾向や設問形式に慣れておくと良いでしょう。
【算数】例年、1日目40分と2日目60分の2回試験が行われます。割合や比、図形が頻出で、時間と速さと道のりに関する問題はグラフに絡めて出題されることが多いため重点的に学習しておきましょう。出題傾向や形式を把握するためにも複数年分の過去問に取り組むことが大切です。
【理科】例年、小学3~6年生の範囲を中心に各分野から幅広く出題されます。実験や観察に関する問題が頻出となるため、実験器具の名前や手順、実験結果から考察できることなどを重点的に学習しましょう。てこや濃度の問題では計算問題が出題されるため、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答が必要となります。
【社会】例年、各分野からまんべんなく出題されます。教科書の内容を中心に出題されるため、図表やグラフ、欄外の説明など本文以外の隅々まで読み込んでおきましょう。記述問題では部分点が貰えるため、分かるところまで解答欄を埋めておくことが大切です。また、時事問題も出題されるため日ごろからニュースや新聞にも目を通しておくと良いでしょう。


土佐塾中学校

【国語】例年、前期日程では読解問題2題が文学的文章と説明的文章から出題されます。配点の高い文字数制限のある作文が出題されるため、内容をしっかりと読み取って、簡潔にまとめて述べる練習を行いましょう。また、漢字の読み書きや同義語、対義語、語句の意味、接続詞、指示語など言葉の知識問題は多岐にわたります。毎日コツコツ学習し知識をしっかりと身につけましょう。
後期日程では読む、書く、話す、聞くなどの総合的な力が問われます。複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。
【算数】例年、前期日程では基本~応用まで幅広い難易度の問題が出題されます。特殊算や規則性、立体図形などが頻出分野となるため重点的に学習しておく必要があります。また、記述式問題も出題されるため、日頃から筋道立てて問題を解く癖をつけ、相手に分かりやすく伝える表現力を養いましょう。
後期日程では、思考力や考察力などの応用力を問う問題が中心に出題されます。作図や記述問題が出題されるため、過去問演習に取り組み出題傾向を把握しておきましょう。
【理科】例年、地学・生物・物理・化学からバランスよく出題されます。基本~発展的な内容まで幅広く出題されるため、教科書を中心に基礎知識をしっかりと身につけた上で、応用問題に取り組みましょう。地学は地層と天体、生物は人体と動植物、物理は電気とてこ、化学は水溶液の範囲が頻出となります。出題傾向を把握するためにも、複数年分の過去問演習を行うと良いでしょう。
【社会】例年、地理・歴史・公民分野からまんべんなく出題されます。教科書内容を中心に出題されるため、図表や欄外の説明まで細かくチェックし知識を身につけましょう。人物名や事象などの重要語句をただ暗記するのではなく、時代の流れと背景も一緒に関連付けて覚えることが大切です。また、時事問題も出題されるため、テレビや新聞などのニュースにも目を通しておきましょう。
【面接】例年、面接試験が課せられます。試験当日、適度な緊張感を持ち落ち着いて対応するためにも、模擬面接を入念に行うと良いでしょう。
※まなび創造コースでは筆記試験ではなく、課題に沿った自作動画を提出した上で、試験当日に面接を行い総合的に審査し合否判定を行います。入試要項を確認し、しっかり準備を行いましょう。

 

 

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