麻布大学獣医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

麻布大学獣医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

麻布大学獣医学部の偏差値は、入試日程によって異なり57.5~60.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、獣医学科が8割程度、動物応用科学科は3.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、獣医学科が5.5~26.9倍、動物応用科学科が1.0~1.6倍となります。募集人員の少ないⅡ期の獣医学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

麻布大学獣医学部の入試は、総合型選抜・特別選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・編入学選抜の大きく5つの選抜区分があります。一般選抜は、大学入学共通テスト利用入学試験(第Ⅰ期・第Ⅱ期)と一般入学試験(第Ⅰ期・第Ⅱ期)に分かれています。一般入学試験(第Ⅰ期)はさらにA~F日程に分かれており、獣医学科はB日程とF日程のみ、獣医保健看護学科と動物応用科学科はA、C~F日程で試験が行われます。試験内容は入試日程や志望学科によって異なるため、入学試験要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

 

麻布大学獣医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎獣医学科

例年、試験時間60分の大問4題構成で、解答形式はすべてマークシート方式となります。数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(数列・ベクトル)の範囲から偏りなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。解きやすい問題が多く、大学入学共通テストレベルの内容を押さえておけば、高得点が見込めます。高得点争いが予想されるため、各分野の基礎知識をしっかりと身につけ、青チャートや過去問などで演習を行い、取りこぼしのないよう対策しておきましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎獣医学科

例年、試験時間60分で、長文読解問題が2題、文法問題が1題の大問3題構成です。長文読解問題の課題文は、動物や人間の行動に関するものが頻出で、難易度は大学入学共通テストレベルとなります。同様に、文法問題の難易度も大学入学共通テストレベルとなり、頻出問題をしっかり押さえておくことが重要となります。また、文法問題の半数は会話文形式となっているため、出題形式に慣れておく必要があります。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎獣医学科

試験会場にて化学もしくは生物のいずれかを選択して受験します。試験時間は60分、解答形式はすべてマークシート方式となります。

 

・化学

例年、化学基礎・化学のすべての範囲から、バランスよく出題されます。どの分野から出題されても対応できるよう、まんべんなく学習しておく必要があります。難易度は教科書レベルとなりますが、基礎レベルの知識問題を落とさないようしっかりと基礎固めをしておくことが大切です。また、試験時間に対して問題量が多く、計算問題も含まれるため、スピーディーに解答することが求められます。出題傾向や形式、時間配分などを確認するため、複数年分の過去問にも取り組みましょう。

 

・生物

例年、生物基礎・生物のすべての範囲からまんべんなく出題され、分量も多めとなります。当てはまるものを「すべて」選べという問題や実験からの考察問題が頻出となるため、幅広い知識を正確に理解しておく必要があります。また、全体的な難易度はやや難しめとなります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

総合問題の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎獣医保健看護学科/動物応用科学科

数学・英語・生物・化学の基礎的な知識と理解を問う総合問題となります。課題文章に対する理解力や基礎的な科学文章に対する理解力、図表を読み解く力などが問われます。数学は数学Ⅰ・A(場合の数と確率)・Ⅱ(指数関数と対数関数)、英語はコミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ、英語表現Ⅰ、生物は生物基礎のみ、化学は化学基礎のみの範囲から出題されます。各科目の基礎知識をしっかりと身につけた上で、出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈生命・環境科学部と同様〉

 

 

麻布大学獣医学部基本情報

公式サイト

麻布大学獣医学部:https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/veterinary/

 

基本情報

創立年

1950年

生徒数

1,480人(2023年5月1日現在)

教育理念

獣医学部は、幅広い獣医学および動物応用科学の教育を行い、生命と福祉にかかわる科学者としての責任感に基づいて、社会的使命を正しく遂行し得る獣医師および動物科学技術者を育成するとの理念に基づき、社会より与えられた責任に対して応えられ、かつ、国際的視野を持つことができる人材を養成することを目的とします。

 

引用元:麻布大学|教育・研究施設|学校法人 麻布獣医学園

 

麻布大学獣医学部の特徴

麻布大学獣医学部は、【獣医学科】【獣医保健看護学科(2024年4月新設)】【動物応用科学科】で構成されており、「動物医療」と「動物科学」のスペシャリストを育成しています。

【獣医学科】国内の獣医系大学最多となる40研究室を学部に設置しており、基礎獣医学系、病態獣医学系、環境獣医学系、生産獣医学系、臨床獣医学系という5つの系統から専門分野を多角的かつ総合的に学ぶことができます。附属動物病院の獣医臨床センターや産業動物臨床教育センターで最先端の実践教育を受けることができます。

 

【獣医保健看護学科】

飼い主の想いに寄り添い、ペットの生命と健康を守ることのできる愛玩動物看護師を養成します。社会の幅広いシーンで活躍できるよう「基礎動物学」や「愛護・適性飼養学」「臨床動物看護学」などのほか、データサイエンス科目やキャリア関連科目をバランスよく配置したカリキュラムを編成しています。

【動物応用科学科】

動物に関する生命科学を土台に、バイオ技術、人工授精や繁殖など多様な分野について学びを深めます。STEM型教育を取り入れており、研究分野やビジネス分野で活躍できる力を身につけることができます。

 

 

麻布大学獣医学部キャンパス情報

キャンパス

住所:〒252-5201 神奈川県相模原市中央区淵野辺1丁目17-71

 

 

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