大学入試情報・受験対策
愛媛大学農学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
愛媛大学農学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
愛媛大学農学部の偏差値は45.0程度で、大学入学共通テストにおいては、5.5~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、前期日程が1.1~2.1倍、後期日程が2.0~5.2倍となり、前期・後期日程ともに生命機能学科が高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
愛媛大学農学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、社会人選抜、私費外国人留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程に分かれており、いずれも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程では〈数学・理科〉の2科目、後期日程では学科試験はなく〈面接(口頭試問含む)〉が課されます。大学入学共通テストでは、両日程とも5教科7科目の受験が必要となります。必要科目や配点などの詳細は必ず募集要項で確認しておきましょう。
愛媛大学農学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年一般選抜 前期日程》
試験時間100分の大問6題構成で、大問1~3を選択し解答します。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)の範囲から出題され、全体的な難易度は基礎~標準レベルの典型的な問題が多くなっています。大問1.2は小問集合形式で、三角関数や不等式、確率、ベクトル、対数関数、図形と方程式、数列、命題など幅広い単元からの出題となります。苦手単元を作らないためにも、バランスよく学習しておくことが大切です。教科書を用いて公式や解法など基本事項を理解し、問題集や過去問などで、演習を重ねましょう。
〈工学部(文理型入試)と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年一般選抜 前期日程》
物理・化学・生物・地学から1科目を選択して受験します。試験時間は100分です。
・物理
大問4題構成で、全問解答する必要があります。解答形式は大半が記述式で、難易度はやや高めとなります。力学や波動、熱力学、電磁気の各分野ともバランスよく学習し、苦手分野を作らないようにすることが大切です。本質を確実に理解し、問題集や過去問などで実践的な練習を行いましょう。
・化学
大問5題構成で、理論化学・無機化学・有機化学から偏りなく出題されますが、中でも高分子の範囲からの出題率が高くなっています。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部、細かな知識を問う問題も含まれます。教科書だけではなく、参考書や問題集などもセットで学習に取り組みましょう。
・生物
大問5題構成で、各単元から満遍なく出題されるため、基本事項を徹底的に覚えておく必要があります。空欄補充や化学反応式、記号選択、名称を答えるなどの知識問題と、説明せよ、述べよ、といった論述問題の組み合わせとなります。単に用語を暗記するだけではなく、論述形式でアウトプットする練習も行いましょう。
・地学
大問4題構成です。暗記が重要となるため、基本事項を徹底的に覚えておく必要があります。教科書や参考書を用いて知識をしっかりと身につけ、問題集などでアウトプットの練習を繰り返しましょう。その後、過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。
〈教育学部と同様〉
面接の試験傾向と対策
《2023年一般選抜 後期日程》
全学科で課され、面接は口頭試問を含みます。食料生産、生命機能又は生物環境に関連する分野で関心をもっている問題への解決意欲や自己表現力、一般的な基礎知識が問われます。先生や家族の協力を得て何度も模擬面接を行い、実践力を養いましょう。
愛媛大学農学部基本情報
公式サイト
愛媛大学農学部:https://www.agr.ehime-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1954年
生徒数
764人(2023年5月1日現在)
教育理念
<教育理念と教育目的>
農学部は、愛媛大学学則及び愛媛大学憲章の趣旨を踏まえ、生物生産技術の開発と安全・安心な食料の安定供給、生命機能の解明と生物資源の利用、生物環境の創造・修復・保全・管理・利用に関する専門知識・技術を修得させ、地域的な視点と国際的な視野から食料、生命、環境に関する様々な問題を解決し、自然と共生する持続可能な社会の構築に貢献できる人材を育成することを教育理念とします。また、農学領域における様々な研究及びそれらの成果を基に、食料、生命、環境に関する専門的知識・技術を学生に修得させ、自然と人間が調和する循環型社会の創造に貢献できる専門職業人や技術者を養成することによって、地域社会や国際社会における産業の発展と文化の進展に貢献することを目的としています。
引用元:農学部における3つのポリシー
愛媛大学農学部の特徴
愛媛大学農学部は、「食料」「生命」「環境」をキーワードとした3学科10コースで構成されており、人類が直面している様々な問題の解決に貢献できる人材を育成しています。また、SDGsやカーボンニュートラル、スマート農業といった現代のキーワードにも対応した先端的かつ実用的で多彩な教育研究を展開しています。
【食料生産学科】「食料」をテーマとし、〈農業生産学コース〉〈植物工場システム学コース〉〈食料生産経営学コース〉〈知能的食料生産科学特別コース(6年一貫)〉が設置されています。
【生命機能学科】「生命」をテーマとし、〈応用生命化学コース〉〈健康機能栄養科学特別コース(6年一貫)〉が設置されています。
【生物環境学科】「環境」をテーマとし、〈森林資源学コース〉〈地域環境工学コース〉〈環境保全学コース〉〈水環境再生科学特別コース(6年一貫)〉が設置されています。
※6年一貫…修士課程2年を含む6年一貫教育を実施しています。
愛媛大学農学部キャンパス情報
樽味キャンパス
学部:農学部
住所:〒790-8566 愛媛県松山市樽味3-5-7
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