福井大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

福井大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

福井大学医学部の偏差値は医学科が62.5程度で、大学入学共通テストにおいては、6~8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.36~3.05倍で、前期日程の医学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

福井大学医学部の入試は、一般選抜と学校推薦型選抜の大きく2種類となります。一般選抜は前期と後期の2日程実施され、両日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。大学入学共通テストは5教科6~7科目、個別学力検査等は前期の医学科が数学・理科・英語・面接、看護学科が小論文・面接となります。後期は、両学科とも小論文・面接が課されます。また、医学科のみ募集人員に対する志願者数が前期は約5倍、後期は約7倍を超える場合、大学入学共通テストの成績によって第1段階選抜を行うことがあります。配点や科目の詳細、その他の入試方式については募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

 

福井大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)となります。2023年度は、複素数、確率、微積分、図形の体積などに関する問題が出題されました。解答形式はすべて記述式で、解答に至るまでの過程も含めて採点されるため、日頃から筋道立てて書くことを意識しましょう。設問数はそれほど多くないため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。また、出題傾向や形式などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

大問4題構成で、語彙・文法問題1題、読解問題2題、英作文問題1題となります。語彙・文法問題は選択式の空欄補充形式で、語彙・用法・文法・構文などの基礎知識を駆使し、正確に文意を読み取る英語力が問われます。読解問題は、小説文と論説文から出題され、登場人物のやり取りと心情の変化を中心とした内容理解や、総合的な英語の読解力が必要となります。英作文問題は、与えられた課題について100~110語の英文で、自分の考えを記述する問題となります。適切な語彙や構文、文法を用いて論理的に展開できているかが問われます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程(医学科のみ)》

・物理

大問2題構成で、物理基礎・物理のすべてから出題されます。2023年度は、気体の状態変化と水の蒸発熱や熱機関、点電荷などに関する問題が出題されました。リード文が長く、図表も複数含まれているため、問われている内容を的確に理解する読解力が必要となります。どの分野から出題されても対応できるよう、まんべんなく学習した上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべてから出題されます。2023年度は、化学平衡の基本的性質や平衡の移動に伴う物質量変化、無機化学の基礎的知識、糖類の基本的性質や構造に関する知識および物質量変化などに関する問題が出題されました。どの分野から出題されても対応できるよう、まんべんなく学習しましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

・生物

大問3題構成で、生物基礎・生物のすべてから出題され、基礎的な生物学的知識に加えて、読解力や論理的思考力、説明力などが問われます。2023年度は、体細胞分裂と減数分裂、遺伝情報複製機構、遺伝的多様性を作り出す仕組み、軸形成の分子機構と胚発生実験の結果、生物のさまざまな行動が外界情報を受容し神経系を介して制御される仕組みに関する問題が出題されました。どの設問も、問題中に示された内容や実験データを正しく解釈する能力や応用力が問われます。苦手分野を作らないようバランスよく学習し、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

・看護学科

与えられた文章を読み、3つの設問に解答します。問1は120~150字の説明記述、問2は160~200字の説明記述、問3は320~400字で自分の考えを述べる問題となります。答えがひとつに定まらない問いに対して、受験生の思考力や判断力、表現力がどう身についているかが見られます。小論文の基本的な書き方を身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を養うことが大切です。

 

 

福井大学医学部基本情報

公式サイト

福井大学医学部:https://www.med.u-fukui.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1980年

生徒数

962人(2023年5月1日現在)

教育理念

愛と医療で人と社会を穏やかに

 

引用元:福井大学医学部|理念

 

福井大学医学部の特徴

福井大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されています。

【医学科】「医学教育モデル・コアカリキュラム」(文部科学省)に準拠した統合カリキュラムを実施し、社会の二一ズに対応できる質の高い医師を養成しています。医学英語や地域医療、救急・緊急被ばく医療を学ぶ科目などが6年間を通して設置されており、高度な臨床能力・研究能力を身につけた人間性豊かな医師を目指すことができます。

【看護学科】多様化する社会のニーズに応える専門的な看護力を育成しています。1年次の医学科との合同講義をはじめ、医療現場における「チーム」での支援について学ぶことができます。また、国際的に活躍できる人材育成のため、「国際看護学セミナー」や「英語教育」などの多彩な国際交流プログラムを用意しています。学部では看護師免許に加えて、保健師と助産師免許の取得を目指すことができます(どちらも選択制)。

 

 

福井大学医学部キャンパス情報

松岡キャンパス

住所:〒910-1193 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23の3

 

 

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