福岡大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

福岡大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

福岡大学医学部の偏差値は、医学科が65.0程度、看護学科が50.0~52.5程度です。大学入学共通テストにおいては、6.5~8.5程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、医学科が14.2倍、看護学科が日程によって異なりますが2.4~5.3倍となります。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

福岡大学医学部の入試は、学科によって異なります。どちらも学校推薦型選抜と一般選抜の2種類となりますが、一般選抜について、医学科は系統別日程のみ、看護学科は系統別・前期・後期日程、前期日程共通テスト併用型・共通テスト利用型(Ⅰ期・Ⅱ期)に分かれています。系統別日程では、医学科は1次選考として英語・数学・理科(2科目)の学科試験、2次選考として面接・小論文、看護学科は英語・数学・理科(化学・生物のいずれか)の学科試験が課されます。前期日程は3科目型300点満点、後期日程は2科目型200点満点、前期日程共通テスト併用型では前期日程の3科目を受験し、高得点の2科目と共通テストを合計した総点、共通テスト利用型は大学入学共通テストの総点によって選考が行われます。受験科目や配点などの詳細は、必ず募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択して受験勉強に取り組みましょう。

 

 

福岡大学医学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

試験時間70分の大問1~2題構成で、現代文・古文からの出題となり、漢文の独立問題はありません。大問2題の場合は、現代文・古文それぞれ1題ずつ、大問1題の場合は、現代文と古文が融合した形式となります。現代文では、単語の意味や漢字、文学史など、古文では単語や文法、文学史などの基礎的な知識をしっかりと身につけておく必要があります。全体的な難易度はそれほど難しくなく、試験時間に余裕もあるため、じっくりと時間をかけて丁寧な解答を心がけましょう。複数年分の過去問で出題傾向や形式になれておくことが大切です。

※看護学科のみ

〈人文学部・法学部・経済学部・商学部・スポーツ科学部と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

〇医学科

試験時間90分の大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)から出題されます。出題範囲が幅広いため、特定の分野に偏らず満遍なく学習し、苦手分野を作らないことが大切です。全体的な難易度は大半が基本~標準レベルとなり、問題数もそれほど多くないことから、スピード重視ではなく、丁寧に、正確な解答を心がけましょう。公式や定義など基本をしっかりと理解し、典型問題などで演習を重ねることが大切です。また、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

〇看護学科

試験時間70分で、数学Ⅰ・Ⅱ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)から出題されます。二次関数や三角関数、場合の数と確率、図形と方程式、微分積分、ベクトルなど幅広い単元からの出題となります。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書でしっかりと基本を身につけ、章末問題などで理解を深めましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことも大切です。

 

英語の試験傾向と対策

試験時間70分の大問5題構成で、和訳問題、長文読解問題、文法語法・語彙問題、発音・アクセント問題、整序英作文がそれぞれ1題ずつの出題となります。長文と文法を幅広く学習する必要があります。全体的な難易度について、看護学科は標準レベル、医学科では難易度は上がりますが、比較的解きやすいレベルとなるため、高得点を取ることが重要となります。単語や熟語、文法などの基礎をしっかりと固めておきましょう。一部応用レベルの問題も見られますが、まずは標準レベルの問題を落とさないようにすることが大切です。和訳問題が単独で出題されるため、日本語で正確に伝えることを意識しながら練習に取り組みましょう。

 

理科の試験傾向と対策

〇医学科

試験時間120分で、物理・化学・生物から2科目を選択して受験します。

 

・物理

大問3題構成で、力学、電磁気、熱力学、波動からの出題が続いています。試験時間は2科目で120分のため、試験時間にはやや余裕があります。計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。公式や定義などの基礎固めをしっかりと行い、問題演習でさらに理解を深めることが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

・化学

大問4題構成で、理論分野・有機分野を中心に標準レベルの問題が出題されます。計算問題では、「四捨五入して整数で答えよ」と指示があるため、問題文を注意して読む必要があります。難しい問題はありませんが、試験時間に余裕はありません。基礎から丁寧にきめ細かい学習を行い、複数年分の過去問で出題傾向や形式、時間配分を確認しておきましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物の全範囲から幅広く出題されます。医学部らしく分子生物学や発生と生殖、刺激と反応などの内容が多くなっています。難易度は問題によってばらつきがあり、実験考察問題の難易度は高い傾向にあります。まずは、分野を問わず、教科書レベルの知識を確実に押さえておく必要があります。実験考察問題では、教科書だけではなく、資料集などにも目を通しておくと良いでしょう。

 

〇看護学科

試験時間70分で、化学・生物から1科目を選択して受験します。

 

・化学

大問4題構成で、化学基礎・化学の全範囲から標準的な問題を中心に出題されますが、ここ数年は難化傾向となっています。無機分野・理論分野・有機分野から満遍なく出題されるため、まずは基本事項を確実に整理しておきましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておくことが大切です。

 

 

福岡大学医学部基本情報

公式サイト

福岡大学医学部:https://www.med.fukuoka-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1972年

生徒数

1,108人(2023年5月1日現在)

教育理念

医学部は、生命の尊厳に基づいた全人教育を基盤として、社会のニーズや医療・福祉・地域に貢献できる人間性豊かな医療専門職者(医師・看護師・保健師・養護教諭・医学及び医療研究者)を養成することを目的とする。

 

引用元:学部|教育研究上の目的|情報公表|福岡大学

 

福岡大学医学部の特徴

福岡大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されており、高度な医療・看護の知識と技能を修得し、高い倫理観と豊かな人間性を備えた医療人を育成しています。

【医学科】では、基礎医学と臨床医学が密に連携した螺旋型教育を実施し、医学全般への理解を深めていきます。また、あらゆる分野への対応能力と問題解決能力を高めるため、臓器別に内科と外科を一体化して診断・治療を学ぶ統合教育も実施しています。

【看護学科】では、課題解決能力や看護実践能力の養成を目的に、1年次から臨地実習を段階的に組み込んでいるほか、アクティブ・ラーニングや学習支援システム(LMS)による双方向の学習などを実践しています。

 

 

福岡大学医学部キャンパス情報

七隈キャンパス

学部:人文学部・法学部・経済学部・商学部・商学部第二部・理学部・工学部・薬学部・スポーツ科学部・医学部

住所:〒814-0180  福岡県福岡市城南区七隈八丁目19-1

 

 

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