岐阜大学応用生物科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

岐阜大学応用生物科学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

岐阜大学応用生物科学部の偏差値は、学科や課程によって異なり52.5~62.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、6.5~7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.6~4.2倍で、募集人員の少ない後期日程の応用生命科学課程が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

岐阜大学応用生物科学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。一般選抜は、前期日程と後期日程(共同獣医学科は募集無し)に分かれており、どちらも大学入学共通テスト(5教科7科目)と個別学力検査等の両方の受験が必要です。個別学力検査等の試験科目は、応用生命科学課程と生産環境科学課程の前期日程は数学と理科の2教科、後期日程は理科の1教科のみ、共同獣医学科は理科と英語の2教科が課されます。大学入学共通テストの配点が、個別学力検査等より大きいため重点的に学習しておくと良いでしょう。

 

 

岐阜大学応用生物科学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(前期日程)》

◎数学(イ)

大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、3次関数の微積分、対数関数などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈教育学部・地域科学部・医学部(看護学科)・社会システム経営学環と同様〉

 

◎数学(ロ)

大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・Ⅲ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、指数関数、数学的帰納法による証明、複素数平面上の図形などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈教育学部・医学部(医学科)・工学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(前期日程)》

大問3題構成で、すべて読解問題となります。配点比率は大問1が31%、大問2が38%、大問3が31%で、解答形式は記述式となりますが、大半は選択問題となります。設問内容はすべて英文となるため、設問形式に慣れておく必要があります。また、大問2.3の文章は長めとなっているため、さまざまな問題演習で長文を読むことに慣れておきましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

〈医学部(医学科)と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(前期日程/後期日程)》

◎物理

大問4題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、解答だけでなく、導出課程の記述も必要となるため、普段から過程を意識して演習に取り組みましょう。力学、電磁気、波、熱力学など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて25%となります。苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。

〈教育学部・工学部と同様〉

 

◎化学

大問5題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、語句解答だけでなく、理由説明や構造式・化学反応式の記述が必要な問題も含まれます。理論・有機・無機のすべての範囲から出題され、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。

〈教育学部・工学部と同様〉

 

◎生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、約半分が説明記述となります。日ごろから分かりやすく簡潔に述べる練習を行いましょう。遺伝子とその働きや体内環境とその維持、植生と遷移、生物の環境応答、生態系のバランスと保全、免疫など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて20%となります。苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。

〈教育学部と同様〉

 

 

岐阜大学応用生物科学部基本情報

公式サイト

岐阜大学応用生物科学部:https://www.abios.gifu-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

896人(2022年5月1日現在)

教育理念

本学部は,以下のような能力を養うための教育を組織的に展開し,広く生物科学・生命科学や関連産業に貢献できる人材を養成します。

a.生物科学・生命科学の学理を究明する力

b.変貌する社会環境に対して主体的に対応する力

c.変貌する社会において自ら将来の課題を設定する力

d.幅広い視野・経験と広い専門的知識に基づき柔軟かつ総合的な判断を自ら下す力

 

引用元:教育研究上の目的(学部)|国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学

 

岐阜大学応用生物科学部の特徴

岐阜大学応用生物科学部は、生物科学と生命科学の成果を生物産業に応用することを目指す学部で、【応用生命科学課程】【生産環境科学課程】【共同獣医学科】が設置されています。

【応用生命科学課程】〈分子生命科学コース〉と〈食品生命科学コース〉の2つのコースがあり、食品や医薬品、環境など、生物産業(バイオ産業)の諸分野で活躍できる人材を育成しています。

【生産環境科学課程】〈応用植物科学コース〉〈応用動物科学コース〉〈環境生態科学コース〉の3つのコースがあり、生物生産と環境保全に活用するための専門知識と技術および科学的思考力と実践力を養成します。

【共同獣医学科】鳥取大学農学部獣医学科と共同で設置している6年制の学科で、高度な専門的獣医学教育を行っています。両大学とも同じカリキュラム・講義時間となり、遠隔講義システム等を利用して授業を実施しています。

 

 

岐阜大学応用生物科学部キャンパス情報

柳戸キャンパス

住所:〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸1-1

 

 

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