大学入試情報・受験対策
岐阜大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
岐阜大学教育学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
岐阜大学教育学部の偏差値は、講座によって異なり45.0~52.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、5~6割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.0~5.1倍で、保健体育講座が最も高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
岐阜大学教育学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。一般選抜は、前期日程のみで大学入学共通テスト(5~6教科7~8科目)と個別学力検査等の両方の受験が必要です。個別学力検査等の試験科目は講座によって異なるため、募集要項で詳細を確認しておきましょう。音楽教育講座は筆記試験に加えて実技検査(口述試験含む)、美術教育講座と保健体育講座は筆記試験無しで実技検査が課されます。また、すべての講座で共通面接試験が実施されるため、面接対策も必要です。大学入学共通テストと個別学力検査等の配点に大きな差は無いため、必要科目をバランスよく学習しておきましょう。
岐阜大学教育学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
大問3構成で、現代文・古文・漢文からそれぞれ1題ずつ出題されます。配点比率は、現代文が55%、古文が30%、漢文が15%となります。設問内容は説明記述問題が多く、現代文では文章を正確に読み取り、適切に表現する力、古文では基本的な文章を読み取り、的確に現代語訳する力や和歌の内容を的確に把握し説明する力、漢文では漢文で記された文章の構成を正確に読み取り、適切に表現する力が問われます。また、説明記述問題以外にも漢字の読み書きや語句の意味、品詞、文学史などの知識問題も出題されます。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
〈医学部(看護学科)と同様〉
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
◎数学(イ)
大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、3次関数の微積分、対数関数などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
〈地域科学部・医学部(看護学科)・応用生物科学部(応用生命科学課程・生産環境科学課程)・社会システム経営学環と同様〉
◎数学(ロ)
大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・Ⅲ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、指数関数、数学的帰納法による証明、複素数平面上の図形などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
〈医学部(医学科)・工学部・応用生物科学部(応用生命科学課程・生産環境科学課程)と同様〉
英語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
大問2題構成で、どちらも読解問題となります。配点比率は大問1が54%、大問2が46%で、解答形式は記述式となりますが、大半は選択問題となります。設問内容はすべて英文となるため、設問形式に慣れておく必要があります。また、大問2の文章は長めとなっているため、さまざまな問題演習で長文を読むことに慣れておきましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。
〈地域科学部・医学部(看護学科)・工学部・社会システム経営学環と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
◎物理
大問4題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、解答だけでなく、導出課程の記述も必要となるため、普段から過程を意識して演習に取り組みましょう。力学、電磁気、波、熱力学など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて25%となります。苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。
〈教育学部・工学部・応用生物科学部と同様〉
◎化学
大問5題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、語句解答だけでなく、理由説明や構造式・化学反応式の記述が必要な問題も含まれます。理論・有機・無機のすべての範囲から出題され、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。
〈教育学部・工学部・応用生物科学部と同様〉
◎生物
大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、約半分が説明記述となります。日ごろから分かりやすく簡潔に述べる練習を行いましょう。遺伝子とその働きや体内環境とその維持、植生と遷移、生物の環境応答、生態系のバランスと保全、免疫など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて20%となります。苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。
〈教育学部・応用生物科学部と同様〉
岐阜大学教育学部基本情報
公式サイト
岐阜大学教育学部:https://www.ed.gifu-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1949年
生徒数
1,001人(2022年5月1日現在)
教育理念
本学部は,平和で豊かな未来を希求する子どもたちの教育を担う学校教員を養成する学部であり,地域・国・世界の教育と福祉に貢献しうる豊かな人間性と幅広い教養,深い知性と洞察力を持ち,これまでに蓄積された知識を批判的に継承しつつ自ら課題を設定し創造的に解決できる専門的能力を備えた人材の育成を目的とします。
引用元:教育研究上の目的(学部)|国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
岐阜大学教育学部の特徴
岐阜大学教育学部は、小学校・中学校・特別支援学校を中心とした教員養成を目的とした学部です。実践力を備えた教員の育成を目標としており、カリキュラムには、「ACT(Active Collaboration Teaching)プラン・プラス」というプログラムが導入されているほか、介護体験等の実践科目も組み込まれています。「ACT(Active Collaboration Teaching)プラン・プラス」は、4年間を通した教育実習のカリキュラムで、「教職トライアル(1年次)」「教職リサーチ(2年次)」「教職プラクティス(3年次)」「教職インターン(4年次)」で構成されています。
岐阜大学教育学部キャンパス情報
柳戸キャンパス
住所:〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸1-1
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