大学入試情報・受験対策
岐阜大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
岐阜大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
岐阜大学医学部の偏差値は、医学科が65.0程度、看護学科が50.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、医学科が8割程度、看護学科が6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、医学科が7.7倍で、看護学科の前期日程が2.5倍、後期日程が5.3倍となります。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
岐阜大学医学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。一般選抜は、前期日程と後期日程(看護学科のみ)に分かれており、どちらも大学入学共通テスト(5教科7科目<医学科>、5~6教科7~8科目<看護学科>)と個別学力検査等の両方の受験が必要です。個別学力検査等の試験科目は、医学科が数学・英語・理科の3教科と面接、看護学科の前期日程が英語必須、国語と数学のどちらか1教科選択の計2教科、後期日程は小論文と面接が課されます。また、医学科では前期日程の募集人員の約3倍を超える場合は、2段階選抜が実施されるため注意しましょう。
岐阜大学医学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
(看護学科)
大問3構成で、現代文・古文・漢文からそれぞれ1題ずつ出題されます。配点比率は、現代文が55%、古文が30%、漢文が15%となります。設問内容は説明記述問題が多く、現代文では文章を正確に読み取り、適切に表現する力、古文では基本的な文章を読み取り、的確に現代語訳する力や和歌の内容を的確に把握し説明する力、漢文では漢文で記された文章の構成を正確に読み取り、適切に表現する力が問われます。また、説明記述問題以外にも漢字の読み書きや語句の意味、品詞、文学史などの知識問題も出題されます。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
〈教育学部と同様〉
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
◎数学(看護学科)
大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、3次関数の微積分、対数関数などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
〈教育学部・地域科学部・応用生物科学部(応用生命科学課程・生産環境科学課程)・社会システム経営学環と同様〉
◎数学(医学科)
大問5題構成で、数学Ⅰ(データの分析除く)・Ⅱ・Ⅲ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列・ベクトル)から出題されます。2023年度では、空間図形の性質、数列、順列、指数関数、数学的帰納法による証明、複素数平面上の図形などが出題されました。解答形式は、すべて記述式となります。また、配点比率はすべて20%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
〈教育学部・工学部・応用生物科学部(応用生命科学課程・生産環境科学課程)と同様〉
英語の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
(看護学科)
大問2題構成で、どちらも読解問題となります。配点比率は大問1が54%、大問2が46%で、解答形式は記述式となりますが、大半は選択問題となります。設問内容はすべて英文となるため、設問形式に慣れておく必要があります。また、大問2の文章は長めとなっているため、さまざまな問題演習で長文を読むことに慣れておきましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。
〈教育学部・地域科学部・工学部・社会システム経営学環と同様〉
(医学科)
大問3題構成で、すべて読解問題となります。配点比率は大問1が31%、大問2が38%、大問3が31%で、解答形式は記述式となりますが、大半は選択問題となります。設問内容はすべて英文となるため、設問形式に慣れておく必要があります。また、大問2.3の文章は長めとなっているため、さまざまな問題演習で長文を読むことに慣れておきましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。
〈応用生物科学部(共同獣医学科)と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(前期日程)》
◎物理
大問4題構成で、大問1~3のみ解答します。物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、解答だけでなく、導出課程の記述も必要となるため、普段から過程を意識して演習に取り組みましょう。力学、電磁気、波など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて同じとなります。苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。
◎化学
大問5題構成で、大問1~4のみ解答します。化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、語句解答だけでなく、理由説明や構造式・化学反応式の記述が必要な問題も含まれます。理論・有機・無機のすべての範囲から出題され、配点比率はすべて25%となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。
◎生物
大問5題構成で、大問1~3のみ解答します。生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。解答形式はすべて記述式で、約半分が説明記述となります。日ごろから分かりやすく簡潔に述べる練習を行いましょう。遺伝子とその働きや体内環境とその維持、植生と遷移、生物の環境応答など幅広い範囲から出題され、配点比率はすべて同じとなります。苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。
小論文の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜(後期日程)》
(看護学科)
大問1題構成で、設問は3問となります。設問内容は、内容把握や筆者の主張を踏まえた上での下線部の内容についての説明となり、それぞれ50字以内、100字以内、600字以内で記述する必要があります。内容を正確に読み取る力や読み取った内容を説明する力、自分の考えを分かりやすくまとめる力などが問われます。様々なテーマの文章を読み、実際に文章を書いて、書いた文章は先生の添削指導を受け、正しい言葉遣いや表現力を身につけましょう。
岐阜大学医学部基本情報
公式サイト
岐阜大学医学部:https://www.med.gifu-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1964年
生徒数
975人(2022年5月1日現在)
教育理念
本学部は,医学の基礎と高度な専門知識・技能及び態度を教授することにより,人間,自然,社会に対する豊かな感性と洞察力を持って,世界と地域の医学・医療の発展に貢献できる優れた医療人及び医療系研究者を育成することを目的とします。
引用元:教育研究上の目的(学部)|国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
岐阜大学医学部の特徴
岐阜大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されており、最新の教育環境で人間性豊かな医療人の育成に取り組んでいます。
【医学科】能動的に学ぶテュートリアル教育とクラシカル・クラークシップを中心としたカリキュラムを編成しています。また、次世代を担う基礎医学研究者を育成するため「MD-PhDプログラム」を開設しています。
【看護学科】幅広い教養と高度な専門知識、人間や命の尊厳に対する深い理解などを備えた看護職を育成します。4年間を通して、臨地実習や、少人数グループで行う自発的学習方法を取り入れることで、自主性や主体的に判断する力などを養成します。希望によって、保健師、助産師いずれかの資格取得を目指すことができます。
岐阜大学医学部キャンパス情報
柳戸キャンパス
住所:〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸1-1
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