兵庫医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年11月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

兵庫医科大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

兵庫医科大学医学部の偏差値は、62.5程度となります。2023年度の入試競争倍率は2.5~16.2倍で、一般選抜B 高大接続型が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

兵庫医科大学医学部の入試は、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜の大きく分けて3種類となります。さらに、学校推薦型選抜は一般公募制と地域指定制の2種類、一般選抜はA(4科目型)とB(高大接続型)の2種類に分かれています。一般選抜について、A・Bともに第1次試験と第2次試験の成績を多面的かつ総合的に判定して合格者を決定します。A(4科目型)は、第1次試験で〈英語・数学・理科・小論文〉が課され、第1次試験合格者のみ第2次試験で〈個人面接・調査書〉が課されます。B(高大接続型)は、第1次試験で〈数学・理科・小論文〉が課され、第1試験合格者のみ第2次試験で〈英語・課題型面接・個人面接・英語資格検定試験・調査書〉が課されます。その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、それぞれの入試方式に合った対策を行いましょう。

 

 

兵庫医科大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間90分の150点満点で、解答形式はすべて記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。2023年度は対数とその性質や図形と方程式、定積分、データの分析、複素数平面上の図形の性質、数列などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は易~やや難レベルで、後半の設問になるにつれて難度が高くなります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間90分の150点満点で、解答形式は選択式と記述式となります。2022年度以前は大問5題構成でしたが、2023年度は大問4題構成となりました。易~標準レベルの長文読解問題が3題とやや難レベルの英作文問題が1題出題されるため、基礎知識をしっかり固めておくことが大切です。長文読解問題のテーマは医学系が多くなっているため、類似問題に取り組み、医学用語に慣れておきましょう。英作文問題は、無理して1文で書こうとせずに2文に分けてみたり、難しい日本語を簡単な言い回しに変換するなど、表現に工夫が必要です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

A(4科目型)は、物理・化学・生物から2科目を選択し、試験時間は2科目合わせて120分の200点満点(各100点)となります。B(高大接続型)は物理・化学・生物から1科目を選択し、試験時間60分の100点満点となります。

 

・物理

大問5題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。力学・熱力学・電磁気・波動・原子の幅広い分野から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。年度によっては、原子分野の代わりに力学や電磁気分野から2題出題されることもあります。2023年度は、原子核反応に関する問題が出題されました。全体的な難易度は、標準~やや難レベルとなります。分量も多めとなるため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。有機・無機分野や生命の化学に関する分野が頻出となるため、優先的に学習することが大切です。また、各分野の融合問題も出題されます。しっかりと基礎を固めたうえで、発展レベルの問題集や複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。大問1が小問集合、大問2以降が単元ごとの問題となります。遺伝子、進化、生物の体内環境など、頻出分野はありますが、幅広い分野から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが重要となります。選択問題や空所補充問題のほか、計算問題や描図問題、論述問題なども出題されるため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。また、分量が多めとなるため、時間配分には注意が必要です。

 

 

兵庫医科大学医学部基本情報

公式サイト

兵庫医科大学医学部:https://www.hyo-med.ac.jp/faculty/undergraduate/medicine/

 

基本情報

創立年

1972年

生徒数

703人(2023年5月1日時点)

教育理念

学部の目的

医学部は、豊かな人間性と高い倫理観を培い、医科学に関わる基本的な知識と技能を修得することによって人間を幅広く理解し、多様な医学領域及び種々の専門領域において実践する能力を獲得し、幅広い視野に立って社会の福祉へ奉仕できる有能有為の医師を養成する。

 

引用:兵庫医科大学学則

 

兵庫医科大学医学部の特徴

兵庫医科大学医学部は、「心と命をつなぐ医療の実践者」を育成しています。国際基準に基づく医学教育、IPE(多職種連携教育)、チーム基盤型学修(TBL)、多職種連携チーム医療演習など、良医育成のための様々な教育活動を展開しています。またアドバイザー(1年次)や学年担任(1~4年次)を配置するなど、サポート体制も充実しています。

 

 

兵庫医科大学医学部キャンパス情報

西宮キャンパス

〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1番1号

 

 

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