茨城大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

茨城大学教育学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

茨城大学教育学部の偏差値は45.0~47.5程度で、大学入学共通テストにおいては、5~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は課程・コースによって異なりますが、学部全体では前期日程が2.19倍、後期日程が2.29となっており、志願者倍率は募集人員の少ない後期日程が高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

茨城大学教育学部の入試は、学校推薦型選抜、一般選抜、私費外国人留学生選抜の大きく3つの区分に分かれています。一般選抜はさらに、前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等の試験科目は、受験する課程・コース・系・選修、日程によって異なり〈小論文・面接・数学・理科・実技検査・実技資料検査・運動特技に関する調書・集団活動・プレゼンテーション〉が課されます。大学入学共通テストでは、5~6教科5~7科目の受験が必要です。必要科目や配点等の詳細は、必ず学生募集要項を確認し、受験する課程・コース・系・選修に合った対策を行いましょう。

 

 

茨城大学教育学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

〇学校教育教員養成課程 教科教育コース(数学選修)

試験時間120分の大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)から出題されます。全体的な難易度は基本から標準レベルとなります。基本事項を確実に身につけ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねることが大切です。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

・学校教育教員養成課程 教科教育コース(理科選修)

物理・化学・生物・地学から1科目を選択します。試験時間は120分です。

 

〇物理

大問4題構成で、全体的な難易度は標準レベルとなります。電磁気、力学、波動、原子、熱力学の分野からの問題が頻出のため、どの分野も満遍なく対策を行うことが重要です。また、答えだけではなく導出過程の記述が必要な問題も含まれるため、普段から解答の課程を意識しながら演習を行うことが大切です。問題集や過去問などを活用してしっかりと対策を行いましょう。

〈理学部・工学部・農学部と同様〉

 

〇化学

大問4題構成で、化学基礎・化学の全範囲から出題されます。理論化学と有機化学からの出題が目立つため、優先的に対策を行うと良いでしょう。全体的な難易度は標準レベルですが、説明・論述問題、計算問題、構造式を書く問題など、記述量・計算量ともに多くなっています。計算問題では導出過程の記述も必要となるため、しっかりと計算問題の演習を重ねましょう。

〈理学部・工学部・農学部と同様〉

 

〇生物

大問4題構成で、生物基礎・生物の全範囲から出題されます。全体的な難易度は標準レベルで、典型的な問題が多く出題されます。記述問題が中心となっており、指定された字数以内で説明する論述問題が複数含まれるため、対策が必須です。また、計算過程の記述が必要な計算問題も出題されるため、計算問題の演習にもしっかりと取り組みましょう。

〈理学部・工学部・農学部と同様〉

 

〇地学

大問3題構成で、地学基礎・地学の全範囲から出題されます。問題文の空欄を埋める問題や元素記号を答える問題、計算問題、字数制限のある説明問題など設問形式は多岐にわたります。計算問題は、途中式も解答に含まれるため、普段から解答の課程を意識しながら演習を行いましょう。基礎知識をしっかりと押さえ、問題集や過去問などで演習を重ねましょう。

〈理学部と同様〉

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

〇学校教育教員養成課程 教育実践化学コース・教科教育コース( 国語専修・家庭選修)/養護教諭養成課程

試験時間120分の大問1題のみで、与えられた文章を読み設問2問に解答します。問1は具体的な例を用いて説明する問題、問2は筆者の主張をまとめた上で、自分の考えを述べる問題となり、教育に関する興味や関心、姿勢などについて論述します。教育学部で学ぶために必要な日本語の基礎的能力(読解力・表記能力・表現力など)と、論理的思考力がみられます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問を活用して実際に書く練習を行いましょう。

 

〇学校教育教員養成課程 教科教育コース(社会選修)

試験時間120分の大問1題のみで、社会科(地理歴史科・公民科含む)に関連する文章や資料を読み設問3問に解答します。問1は説明する問題、問2は筆者の主張したいことをまとめる問題、問3は自分の考えを述べる問題となります。社会選修で学ぶために必要な能力(教科についての関心とその内容の探究に必要な思考力・判断力・表現力等)がみられます。小論文の書き方をマスターし、複数年分の過去問を活用して実際に書く練習を行いましょう。

 

面接の試験傾向と対策

《2024年度 一般選抜》

〇前期日程

受験する課程・コース・選修によって形式が異なり個人面接または集団面接が課されます。面接時間や評価のポイントなども受験する課程・コース・選修によって異なります。必ず入学者選抜要項を確認した上で、先生や家族の協力を得て、実践的な面接の練習に取り組みましょう。

 

〇後期日程

養護教諭養成課程以外の全ての課程・コース・選修では個人面接が、養護教諭養成課程のみ集団面接が行われます。面接時間や評価のポイントなどは受験する課程・コース・選修によって異なるため、必ず入学者選抜要項を確認した上で、実践的な面接の練習に取り組みましょう。

 

集団活動の試験傾向と対策

《2024年 一般選抜 前期日程》

〇学校教育教員養成課程 特別支援教育コース

試験時間は50分程度、1グループ6~8人程度で、国内外の様々な事象に関する課題について集団活動を行います。特別支援教育コースで学ぶために必要な(分析力・表現力・コミュニケーション力)と、特別支援学校教諭としての適性がみられます。先生や家族、友人の協力を得て、実践的な練習を行うことが大切です。

 

プレゼンテーションの試験傾向と対策

《2024年 一般選抜 前期日程》

〇養護教諭養成課程

与えられた課題に対して15分程度で発表メモを作成し、3分程度で発表します。全員の発表を聞いた後に、発表課題に関連した課題が提示され、400字程度で記述します。養護教諭に対する強い志向と、養護教諭養成課程で学ぶために必要な能力(自己を表現する力・豊かな感性・聞く力・共感的理解力など)を総合的に評価されます。先生や家族、友人の協力を得て、実践的な練習を行うことが大切です。

 

 

茨城大学教育学部基本情報

公式サイト

茨城大学教育学部:http://www.edu.ibaraki.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

1,168人(2022年5月1日時点)

教育理念

茨城大学教育学部では、実践的指導力のある教員を養成することをめざしています。 私たちを取りまく世界は目まぐるしく変化しています。このような現代の社会にあって、教員に求められていることは、人間・社会・自然についての知的探求心を基礎にした確かな教育的実践力です。茨城大学教育学部では、十分な専門的知識と子どもの成長や発達に対応した教育的方法を身に付け、さらに教育に関わる幅広い視野をもった、人としての魅力と実力のある教員を養成します。

 

引用元:教育学部のポリシー|茨城大学

 

茨城大学教育学部の特徴

茨城大学教育学部は、教員養成に特化した学部で、実践的指導力を身につけた教員の養成を目指しています。【学校教育教員養成課程】と【養護教諭養成課程】があり、学校教育教員養成課程に、〈教育実践科学コース〉〈教科教育コース〉〈特別支援教育コース〉が設置されています。「学び続ける力」「地域の人々と協働して豊かな社会を形成していく力」「深く子どもを理解する力」を育てるためのカリキュラムが編成されており、ボランティアや教育実習など実践との関わりも充実しています。

 

 

茨城大学教育学部キャンパス情報

水戸キャンパス

学部:人文社会科学部・教育学部・理学部・工学部(1年次)・農学部(1年次)・地域未来共創学環

住所:〒310-8512 茨城県水戸市文京2丁目1の1

 

 

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