大学入試情報・受験対策
茨城大学理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
茨城大学理学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
茨城大学理学部の偏差値は、コースや入試方式によって異なり40.0~55.0程度となります。大学入学共通テストでは、6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率はコースによって異なりますが、学部全体では前期日程が1.73倍、後期日程が2.05倍となっており、志願者倍率は募集人員の少ない後期日程が高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
茨城大学理学部の入試は、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、私費外国人留学生選抜の大きく4つの区分に分かれています。一般選抜はさらに、前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等の試験科目は、受験するコース・日程によって異なり〈数学・理科・総合問題・主体性〉が課されます。大学入学共通テストでは、5教科7~8科目の受験が必要です。必要科目や配点等の詳細は、必ず学生募集要項を確認し、受験するコースに合った対策を行いましょう。
茨城大学理学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 前期日程》
〇数学・情報数理コース/物理学コース
試験時間120分の大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)から出題されています。数学Ⅲからの出題が高い傾向にあり、複数の分野にまたがった融合問題も含まれます。苦手分野を作らないように、バランスよく学習することが大切です。全体的な難易度は標準レベルのため、基本をマスターし、問題集や過去問などで演習を重ねましょう。
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 前期日程》
受験するコースによって受験科目が異なります。物理学コースは物理、化学コースは化学、生物科学コースは物理・化学・生物から1科目、地球環境科学コースと学際理学コースは物理・化学・生物・地学から1科目を選択します。試験時間は120分です。
〇物理
大問4題構成で、全体的な難易度は標準レベルとなります。電磁気、力学、波動、原子、熱力学の分野からの問題が頻出のため、どの分野も満遍なく対策を行うことが重要です。また、答えだけではなく導出過程の記述が必要な問題も含まれるため、普段から解答の課程を意識しながら演習を行うことが大切です。問題集や過去問などを活用してしっかりと対策を行いましょう。
〈教育学部・工学部・農学部と同様〉
〇化学
大問4題構成で、化学基礎・化学の全範囲から出題されます。理論化学と有機化学からの出題が目立つため、優先的に対策を行うと良いでしょう。全体的な難易度は標準レベルですが、説明・論述問題、計算問題、構造式を書く問題など、記述量・計算量ともに多くなっています。計算問題では導出過程の記述も必要となるため、しっかりと計算問題の演習を重ねましょう。
〈教育学部・工学部・農学部と同様〉
〇生物
大問4題構成で、生物基礎・生物の全範囲から出題されます。全体的な難易度は標準レベルで、典型的な問題が多く出題されます。記述問題が中心となっており、指定された字数以内で説明する論述問題が複数含まれるため、対策が必須です。また、計算過程の記述が必要な計算問題も出題されるため、計算問題の演習にもしっかりと取り組みましょう。
〈教育学部・工学部・農学部と同様〉
〇地学
大問3題構成で、地学基礎・地学の全範囲から出題されます。問題文の空欄を埋める問題や元素記号を答える問題、計算問題、字数制限のある説明問題など設問形式は多岐にわたります。計算問題は、途中式も解答に含まれるため、普段から解答の課程を意識しながら演習を行いましょう。基礎知識をしっかりと押さえ、問題集や過去問などで演習を重ねましょう。
〈教育学部と同様〉
総合問題の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 後期日程》
〇物理学コース/生物科学コース/地球環境科学コース/学際理学コース
試験時間90分の大問3題構成で、数学と物理の問題が出題されます。出題範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)と物理基礎・物理となります。理学部の専門教育の修得に必要な基礎学力や論理的思考力などが評価されます。基本事項を確実に押さえ、複数年分の過去問で出題傾向や形式を確認しておきましょう。
主体性の試験傾向と対策
《2024年度 一般選抜》
前期・後期日程ともに、面接を実施しない全学部・学科等の受験者に対して主体性の評価が行われます。受験者の自己申告によるチェックシートを、調査書も参考にして評価され、配点は全学共通で50点となります。チェックシートには、高校時代に最も熱心に学びに向き合ったものについて入力する形式となっています。
※面接等を実施する学部・学科等は、その中で主体性について評価されます。
〈人文社会科学部・工学部・農学部と同様〉
茨城大学理学部基本情報
公式サイト
茨城大学理学部:http://www.sci.ibaraki.ac.jp/
基本情報
創立年
1967年
生徒数
917人(2022年5月1日時点)
教育理念
理学部は、自然科学に関する真理、原理、理論を論理的、かつ、合理的に理解することを目指す学部です。本学理学部は、1学科6コース制を導入しており、理学科の中に数学・情報数理、物理学、化学、生物科学、地球環境科学、学際理学の6コースがあります。理学部では、各専門分野の学修を通して得られる高い専門知識だけでなく、幅広い知識と能力を身に付けるとともに、柔軟な思考力及び問題解決能力を有する「理学スペシャリスト」として、社会が直面する諸課題に積極的に取り組み、広く社会の発展に貢献することができる人材の育成を目指しています。
引用元:理学部のポリシー|茨城大学
茨城大学理学部の特徴
茨城大学理学部は、4年一貫カリキュラムによる質の高い教育を通し、「科学技術創造立国日本を支えられる人」「科学技術を通じて社会で活躍できる人」を育成しています。1学科6コース制を採用することで、学科の枠組みを完全に取り払った新しい教育システムを構築しています。用意されているコースは、理学の教育分野5コース(数学・情報数理コース/物理学コース/化学コース/生物科学コース/地球環境科学コース)と複数分野にまたがった領域の〈学際理学コース〉となっています。
茨城大学理学部キャンパス情報
水戸キャンパス
学部:人文社会科学部・教育学部・理学部・工学部(1年次)・農学部(1年次)・地域未来共創学環
住所:〒310-8512 茨城県水戸市文京2丁目1の1
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