岩手医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年11月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

岩手医科大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

岩手医科大学医学部の偏差値は、入試方式によって異なり60.0~62.5程度となります。2023年度の入試競争倍率は1.0~11.3倍で、一般選抜地域枠Cが最も高くなっています。岩手医科大学の中で、最も合格のハードルが高い学部といえます。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

岩手医科大学医学部の入試は、学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜・学士編入学者選抜の大きく分けて4種類となります。さらに、学校推薦型選抜は4種類、一般選抜は3種類に分かれています。一般選抜は、〈英語・数学・理科〉の学力試験による一次試験と、〈面接〉による二次試験(一次試験通過者のみ)が課されます。面接が大学が設定する基準に満たない場合、学力試験の成績にかかわらず不合格となるため注意が必要です。その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、それぞれの入試方式に合った対策を行いましょう。

 

 

岩手医科大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間は英語と合わせて120分、配点は各100点の大問3題構成となります。解答形式は、すべてマークシート方式です。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習することが大切です。特に積分や図形考察による面積を求める問題や2分野以上の融合問題が頻出となります。2022年度は等比数列の和や回転体の体積、場合の数などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。時間配分にも注意が必要となるため、問題を素早く見極め、確実に正解すべき問題から優先的に解答することを心がけましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間は数学と合わせて120分、配点は各100点の大問7題構成となります。解答形式は、すべてマークシート方式です。長文読解問題や空所補充などの知識問題などが出題され、英語の総合的な力がみられます。単語や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけておくことが大切です。読解問題では医療系の長文が出題されるため、医療系をテーマとしたさまざまな問題に取り組み、専門用語などに慣れておきましょう。また、分量が多いため、時間配分には注意が必要です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

物理・化学・生物から2科目を選択して解答します。試験時間は2科目合わせて120分の配点は各75点で、解答形式はすべてマークシート方式となります。

 

・物理

大問3題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。力学と電磁気分野が必須で、残りの1題は熱・波動・原子分野のいずれかから出題されるため、どの分野から出題されても対応できるようバランスよく学習することが大切です。2022年度は水平面上でばねにつながれた2つの物体の運動、平行板コンデンサーの極板間の電場、板が気体分子から受ける力などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は基本~標準レベルとなりますが、一部典型から外れた問題や難度の高い問題も含まれます。解ける問題を確実に解答したうえで、考察問題に取り組むと良いでしょう。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むことが大切です。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。無機分野と有機分野からの出題が、やや多い傾向にあります。設問の約半数は正誤問題で、各分野の細かな知識が必要となります。計算問題が少ない分、正誤問題は丁寧に解答することを心がけましょう。また、設問数はそれほど多くありませんが、思考力が必要となる問題も含まれるため、時間的な余裕はありません。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。設問内容は、知識問題や実験考察問題、グラフの読解問題が頻出となります。2022年度は膝蓋腱反射や免疫、ショウジョウバエの初期発生、酵素反応、遺伝子発現・変異などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は、標準レベルとなります。実験考察問題を重点的に対策したうえで、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

 

岩手医科大学医学部基本情報

公式サイト

岩手医科大学医学部:https://www.iwate-med.ac.jp/education/gakubu_in/med/

 

基本情報

創立年

1947年

生徒数

782人(2023年5月1日時点)

教育理念

医学部における人材養成及び教育研究上の目的

教育・診療・研究において、主導的役割を担う豊かな人間性を備えた人材を養成する。人としての教養を高め、医師としての十分な知識と技能を修得させ、発展を続ける医学に対応する生涯学習のための自己啓発能力を涵養する。

 

引用元:本学における各学部等の人材養成および教育研究上の目的に関する規程

 

岩手医科大学医学部の特徴

岩手医科大学医学部は、教養教育と専門教育の融合を図り、体系的・実践的に全人的医学を学ぶためのカリキュラムを編成しています。専門教育は1学年後期から始まり、6学年にかけて、基礎医学・社会医学・臨床医学を学びます。1~3学年には、看護・施設介護での実習や地域医療研修、救急医療の当直研修救急車への乗務体験などが設置され、4~6学年には医療チームの一員として現場へ入る臨床実習が設置されています。

 

 

岩手医科大学医学部キャンパス情報

矢巾キャンパス

〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町医大通一丁目1番1号

 

 

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