京都府立大学文学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

京都府立大学文学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

京都府立大学文学部の偏差値は、学科や入試方式によって異なり60.0~65.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、7.5~8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争率は、前期日程が2.5~3.1倍、後期日程が3.6~9.2倍となり、両日程とも歴史学科の競争率が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

京都府立大学文学部の入試は、一般選抜と学校推薦型選抜の大きく2種類となります。さらに一般選抜は、前期日程と後期日程に分かれており、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査を受ける必要があります。個別学力検査について、前期日程は全学科とも国語・歴史・英語の3科目、後期日程は学科によって異なる1科目が課されます。配点は、科目や入試日程によって異なるため、詳細は必ず募集要項で確認し、必要な対策を行いましょう。

 

京都府立大学文学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

例年、大問3題構成で、現代文、古文、漢文の3分野から出題されており、問題文の総合的な理解力と、理解した内容を筋道立てて説明する表現力が問われます。現代文の設問の中には、漢字問題が含まれます。また、論述問題が複数出題されるため、字数制限に注意しながら、設問の趣旨を把握し、自分の考えを的確に表現する必要があります。古文・漢文では、語彙の知識や文法、古典の常識など、基本知識をしっかりと身につけておくことが大切です。出題傾向や形式に慣れるためにも、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈公共政策学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

例年、大問4題構成で、英文和訳問題が2題、長文総合問題が1題、英作文が1題出題されます。英文和訳問題と長文総合問題では、文化・社会・科学的など多岐にわたるテーマの英文が使われるため、様々な話題についての一般的な知識や論理的に考える習慣を身につけることが大切です。英文和訳問題では、英語の単語や表現の意味、文法構造をしっかりと理解しているか、長文総合問題では、英文の論理展開や記述・描写内容が正しく理解できているか、英作文では文法や単語の綴りの正確さ、自然な英語での表現力などが問われます。基本をしっかりと身につけ、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

〈公共政策学部と同様〉

地歴公民の試験傾向と対策

〇前期日程

世界史B・日本史Bから1科目を選択して解答します。

 

・世界史B

例年、大問4題構成で、日本・中国文化学科と欧米言語文化学科は1~3を、歴史学科は1~4を解答します。世界各地の地域や時代に偏りなく出題されます。歴史の流れや展開を理解できているかが問われるため、用語や年号の暗記だけではなく、社会の変化や物事の展開をしっかりと理解しておきましょう。さらに、各地域や各時代の関係性なども理解しておく必要があります。教科書での学習を中心に基礎をしっかりと押さえ、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・日本史B

例年、大問4題構成で、日本・中国文化学科と欧米言語文化学科は1~3を、歴史学科は1~4を解答します。原始・古代~近現代に至る幅広い時代・分野から、政治・経済・文化史に関する問題が出題されます。特定の時代・地域・分野に偏らず、満遍なく学習しておくことが大切です。基礎的な知識から歴史の流れや出来事の繋がりなどを捉えて答える設問となるため、用語を暗記するだけではなく、歴史的事実の背景や因果関係などの全体像を掴んでおく必要があります。史料問題も出題されるため、教科書だけではなく、史料集にも目を通しておきましょう。

 

〇後期日程

例年、大問4題構成で、大問1.2が日本史B、大問3.4が世界史Bの問題となり、4題より2題を自由に選択して論述する形式となります。日本史では、歴史的事実の時系列的な正しい把握、それぞれの事実の関連や繋がりを理解した上でどのような因果関係や影響があったかを十分に記述できているかを見られます。世界史では、特定の地域・時代に関する重要事項について歴史的変化・推移について正確に理解した上で、わかりやすく説明する表現力を持っているかがポイントとなります。必ず複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、解答方法などを確認しておきましょう。

※歴史学科のみ

 

京都府立大学文学部基本情報

公式サイト

京都府立大学文学部:https://www.kpu.ac.jp/education/r6_faculty/literature-62915/

基本情報

創立年

1970年

生徒数

629人(2022年5月1日現在)

教育理念

文学部は、人間の文化的・社会的営為に関する人類の叡智を継承し、ことばと文学、歴史と文化遺産にかかわる専門領域を深く教育・研究するとともに、現代社会・地域社会が提起する諸課題にこたえるために、知の拠点として、つねに新たな教育・研究領域を開拓することを目指しています。また、そのたえざる探求と教育とをつうじて、幅広い教養を備えるとともに、豊かな人間性と高度な専門性、および総合的な視野を養うことにより、地域文化・地域課題をにない、また国際化社会にも貢献しうる有為な人材を育成することを目指しています。

引用元:文学部|教育|京都府立大学

京都府立大学文学部の特徴

京都府立大学文学部は、【日本・中国文化学科】【国際文化交流学科】【歴史学科】の3学科で構成されています。京都を国際的な視点から学ぶ「国際京都学プログラムーみやこの文化、みやこのつながり」の履修が必修となっています。3学科共通の「国際京都学入門」のほか、各学科の特色を生かした講義・演習や国内外でのフィールドワークが用意されています。

 

【日本・中国文化学科】

〈専門分野〉日本語学、日本文学、京都文化学、和漢比較文学、中国文学

 

【国際文化交流学科】

〈専門分野〉国際京都文化、外国語コミュニケーション、英語圏文化

 

【歴史学科】

〈専門分野〉日本史・日本文化史、東洋史・東洋文化史、西洋史・西洋文化史、文化遺産学

 

京都府立大学文学部キャンパス情報

下鴨キャンパス

学部:全学部

住所:〒606-8522 京都府京都市左京区下鴨半木町1-5

 

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