長崎大学環境科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

長崎大学環境科学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

長崎大学環境科学部の偏差値は、文系が47.5程度、理系が45.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、6~6.5割程度得点することが合格の目安となります。2022年度の入試競争倍率は、一般選抜が約1.8倍、学校推薦型選抜が約2.6倍となります。長崎大学の中では、比較的合格のハードルは低い学部と言えます。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

長崎大学環境科学部の一般選抜は、文理融合教育を行う学部として文系・理系それぞれの学生を受け入れるために、文系受験である選抜方法Aと理系受験である選抜方法Bの2つの方法で入学者選抜を実施しています。選抜方法Aでは、前期日程が大学入学共通テストで5教科6~7科目と個別学力検査等で外国語とペーパーインタビューを受験します。後期日程では、大学入学共通テストで3~4教科4科目と、個別学力検査等で小論文と面接試験を受験する必要があります。また、選抜方法Bでは、前期日程が大学入学共通テストで5教科6~7科目と個別学力検査等で外国語・数学・理科から2教科選択(3教科の受験も可)とペーパーインタビューを受験します。後期日程では、大学入学共通テストで3教科5~6科目と、個別学力検査等で小論文と面接試験を受験する必要があります。外国語・数学・理科の3教科を受験した場合は、高得点の2教科が採用されます。必要科目などの詳細は、募集要項を確認しましょう。

 

 

長崎大学環境科学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎中学校教育コース(理系)以外

例年、大問10~11題構成ですが、大問1.2の2つのみを解答します。大問1が小問集合で大問2がベクトルからの出題となります。設問数もそれほど多くは無いため、計算ミスなどのケアレスミスをしないようひとつひとつ丁寧に解答しましょう。解き終わったら、必ず見直しをすることが大切です。複数年分の過去問演習に取り組み、出題傾向に慣れておくと良いでしょう。

〈教育学部(中学校教育コース<理系>以外)・経済学部・水産学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、大問5題構成で、指定された4題を解答します。長文読解、語彙、自由英作文問題が出題され、解答形式は選択のほか英文和訳や日本語での説明記述などがあります。長文読解は文章量が多いため、速読力・精読力が必要となります。自由英作文では150~200語程度で、自分の意見を述べなければなりません。制限時間を考慮して、素早く解答することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておきましょう。

〈多文化社会学部・教育学部・経済学部・医学部・歯学部・薬学部・情報データ科学部・工学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

・物理

例年、大問4題構成で、力学・電磁気学・波動・熱力学・原子などの各分野からまんべんなく出題されます。難易度は標準~やや難レベルですが、計算問題や計算の過程を記述する問題、論述や図表を書く問題などが頻出傾向にあります。複数年分の過去問演習で、出題傾向に慣れておくと良いでしょう。

 

・化学

例年、大問5題構成で、解答形式は記述式となります。難易度は標準レベルで、無機分野・有機分野・有論の各分野からまんべんなく出題されます。知識問題が頻出傾向にあるため、教科書学習を中心に基礎を固めましょう。また、語句を解答するだけでなく、計算式や論述が必要な問題も含まれるため、過去問や類似問題で、記述問題に慣れておくことが大切です。

 

・生物

例年、大問4題構成で、難易度は基礎~やや難まで幅広く出題されます。光合成や免疫、植物の成長と運動、生態系の多様性・平衡と保全など様々な分野から出題されるため、苦手分野を作らないことが重要です。解答形式は、選択式と記述式です。課題文が長く、説明記述問題も多数出題されるため、時間配分には注意が必要です。

 

・地学

例年、大問3~4題構成で、解答形式は選択式と記述式が半々となります。天体や地質、天気、地震など各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようにしましょう。記述問題では、内容説明のほか、計算過程を記述する問題も含まれるため、日頃から順序だてて簡潔に記述する練習を行っておきましょう。

 

〈教育学部・医学部・歯学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・水産学部と同様〉

 

ペーパーインタビューの試験傾向と対策

《一般選抜》

面接に代わる筆記試験としてペーパーインタビューが課されます。「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」について、筆記で問われ、それに対して具体的に記述します。採点はアドミッションポリシーに基づいて作成されたルーブリックに従い行われます。面接とは異なり、内容を要約し、表現する「記述力」が必要となります。HPにサンプル問題が掲載されているため、確認しておくと良いでしょう。

〈経済学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・水産学部と同様〉

 

 

長崎大学環境科学部基本情報

公式サイト

長崎大学環境科学部:http://www.env.nagasaki-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1997年

生徒数

567人(2023年05月時点)

教育理念

人間と環境の調和的共生という人類史的な課題に対し、自然と人間との調和を踏まえた自然環境の保全と持続可能な人間社会の創造・実現に寄与する。

 

引用元:理念・教育目標|長崎大学|環境科学部

 

長崎大学環境科学部の特徴

長崎大学環境科学部は、地球環境の保全と人間社会の環境調和的な持続的発展を可能にするため教育と研究を行っています。〈環境政策コース(文系)〉と〈環境保全設計コース(理系)〉の2コースが設置されており、様々な視点から環境問題を学ぶことができます。1年次は、科学環境を学ぶ上で基礎となる講義群を履修し、年末に履修コースを選択します。文系・理系どちらの選抜方法で入学しても、異なるコースを選ぶことができます。

 

 

長崎大学環境科学部キャンパス情報

文教キャンパス

学部:多文化社会学部・教育学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部・水産学部

住所:〒852-8521 長崎県長崎市文教町1-14

 

 

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