長崎大学歯学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

長崎大学歯学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

長崎大学歯学部の偏差値は57.5程度で、大学入学共通テストにおいては7割程度得点することが合格の目安となります。2022年度の入試競争倍率は、一般選抜（2段階）が約4.8倍、学校推薦型選抜が約8.0倍、総合型選抜が約5.6倍となり、どの入試方式においても非常に人気の高い学部と言えます。長崎大学の中では、やや合格のハードルが高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

長崎大学歯学部の一般選抜は前期日程のみとなり、大学入学共通テストで5教科7科目と個別学力検査等で外国語が必須、数学もしくは理科から1教科（2教科受験も可）・面接試験が課されます。数学と理科の2教科を受験した場合は、高得点の教科が採用されます。全体的な難易度は標準～やや難レベルとなるため、基礎をしっかりと固め、HPに掲載されている過去問などを活用し、応用力を磨きましょう。

 

 

長崎大学歯学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

◎中学校教育コース（理系）

例年、大問10～11題構成ですが、指定された4題のみ解答します。小問集合が1題と、ベクトルや微分、二次関数などの応用問題が3題出題されます。基礎知識の定着を問う問題が多い傾向にあるため、公式や定理などをしっかりと身につけて、確実に得点することが重要となります。計算量の多い問題も出題されるため、時間配分には注意しましょう。

〈教育学部（中学校教育コース<理系>）・薬学部・工学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、大問5題構成で、指定された4題を解答します。長文読解、語彙、自由英作文問題が出題され、解答形式は選択のほか英文和訳や日本語での説明記述などがあります。長文読解は文章量が多いため、速読力・精読力が必要となります。自由英作文では150～200語程度で、自分の意見を述べなければなりません。制限時間を考慮して、素早く解答することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておきましょう。

〈多文化社会学部・教育学部・経済学部・医学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

・物理

例年、大問4題構成で、力学・電磁気学・波動・熱力学・原子などの各分野からまんべんなく出題されます。難易度は標準～やや難レベルですが、計算問題や計算の過程を記述する問題、論述や図表を書く問題などが頻出傾向にあります。複数年分の過去問演習で、出題傾向に慣れておくと良いでしょう。

 

・化学

例年、大問5題構成で、解答形式は記述式となります。難易度は標準レベルで、無機分野・有機分野・有論の各分野からまんべんなく出題されます。知識問題が頻出傾向にあるため、教科書学習を中心に基礎を固めましょう。また、語句を解答するだけでなく、計算式や論述が必要な問題も含まれるため、過去問や類似問題で、記述問題に慣れておくことが大切です。

 

・生物

例年、大問4題構成で、難易度は基礎～やや難まで幅広く出題されます。光合成や免疫、植物の成長と運動、生態系の多様性・平衡と保全など様々な分野から出題されるため、苦手分野を作らないことが重要です。解答形式は、選択式と記述式です。課題文が長く、説明記述問題も多数出題されるため、時間配分には注意が必要です。

 

〈教育学部・医学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部・水産学部と同様〉

 

面接の試験傾向と対策

《一般選抜》

面接時間5分程度で、面接官3人程度の個人面接です。志望理由やアドミッションポリシー、長崎、コミュニケーション、ボランティアなどについて問われます。歯学部を志した理由だけでなく、自分の知識や経験を基に長崎との関連などについても説明できるようになっておきましょう。試験当日の緊張感に慣れるため、模擬面接を何度も行うことが大切です。

 

 

長崎大学歯学部基本情報

公式サイト

長崎大学歯学部：https://www.de.nagasaki-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1979年

生徒数

304人（2023年05月時点）

教育理念

基本的教養と幅広い歯科口腔医学専門知識を修得し，今後の歯科口腔医学，歯科口腔医療を切り拓くとともに社会に信頼される歯科医師および研究者を養成する。

 

引用元：学部概要｜基本理念と3つのポリシー

 

長崎大学歯学部の特徴

長崎大学歯学部では、全国の歯学部共通のコア・カリキュラムに加えて、医療倫理・プロフェッショナリズム教育学や長崎大学歯学部グローカルインターンシップ・プログラムなど、先進的な独自のカリキュラムを展開しています。また、早期体験実習や五島市での離島歯科医療実習など多くの臨床実習を取り入れています。離島実習には、医学部、薬学部との共修プログラムもあり、将来のチーム医療としての連携や多職種との共同活動が念頭に置かれています。

 

 

長崎大学歯学部キャンパス情報

坂本キャンパス 1

学部：医学部

住所：〒852-8523 長崎県長崎市坂本1-12-4

 

 

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