大学入試情報・受験対策
大阪大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
大阪大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
医学部の偏差値は学科によって異なりますが57.5~70程度です。医学科の偏差値が70程度で、大阪大学の学部内では最も合格のハードルが高く、共通テストの得点率においても9割程度が合格の目安となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
大阪大学医学部の入試問題はやや難~難レベルの出題で、ただ暗記するだけでは太刀打ちできないため、各科目の本質理解と論述問題での高い記述力が必要になります。保健学科看護学専攻のみ英語の配点が高くなっていますが、それ以外は科目の配点に差はありません。医学科では面接が課されますので、学科の勉強とは別に準備しておきましょう。個別学力試験の配点が医学科では8割弱、保健学科では5割程度を占めているので、共通テスト対策と並行して個別学力試験の対策も必要となります。
大阪大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
難度の高い問題が出題されます。複合問題と証明問題が頻出で、高い計算能力と論理的思考力が必要になります。微積分・数列・ベクトルが頻出です。教科書を中心に基礎力を身につけ、問題演習を繰り返し応用力を高めましょう。
※理学部・歯学部・薬学部・工学部・基礎工学部と同様
英語の試験傾向と対策
例年大問4題構成で、比較的難易度が高い問題が出題されます。一般の単語帳には載っていない単語が出題されることもあります。長文読解問題では、速読力と精読力の両方が必要になります。語彙力と理解力を養うためにも、過去問で演習を重ねることが重要です。
※文学部・人間科学部・法学部・経済学部・理学部・歯学部・薬学部・工学部・基礎工学部と同様
理科の傾向と対策
物理:難度の高い問題が出題されます。小問は確実に解答できるように基礎を徹底的に固め、たくさん問題演習をこなして応用力を養いましょう。
化学:理論化学、有機化学、無機化学、高分子化合物から1題ずつ出題されます。反応式を書かせる問題、論述問題、図示問題が多いことが特徴です。過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。
生物:問題文が長く、解答が計算などを含む論述問題であることが特徴です。DNAと遺伝子発現や酵素反応などが頻出ですが、暗記に頼ることなく基本事項の本質理解と記述力の向上に努めましょう。
※理学部・歯学部・薬学部・工学部・基礎工学部と同様
面接の傾向と対策
医学科の面接形式は個人面接で時間は10分、面接官は2名となります。医学部を目指す動機や学校での部活動、社会問題など様々な内容の質問があります。いくつかキーワードを用意しておき、質問内容に合わせて落ち着いて考えながら答えるようにしましょう。
大阪大学医学部基本情報
公式サイト
大阪大学医学部:https://www.med.osaka-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1931年
生徒数
1,345人(2021年05月時点)
教育理念
高度な医学・医療を修得し,将来の医学・医療を担うべき高度の倫理観及び他人を思いやる温かい人間性に裏付けられた創造性豊かで開拓精神旺盛な医師,医療技術者及び医学研究者を育成すること
引用元:大阪大学 各学部の目的
大阪大学医学部の特徴
大阪大学医学部は1931年(昭和6年)に設置され、医学科と保健学科の2学科制となります。地域医療に貢献し、世界をリードする医師や研究者の養成を使命とし、学年ごとに体系的に学びを深めるためのカリキュラムが組まれています。「MD研究者育成プログラム」という独自のプログラムを導入しており、6年一貫のプログラムで早期から研究に取り組むことにより世界を牽引する研究能力と国際的視野を併せ持つ医学研究者の育成を目指しています。このプログラムでは、1年次~2年次前期に基礎医学体験実習と研究体験に参加し、2年次後期開始時(希望者は3年次終了時)にそれまでの活動状況と面接による選考が実施されます。また英語での発表や診察などが行えるよう2年次には医学英語専任教員による授業の履修が必修となっており、交流協定を結んだ海外の大学で短期間の臨床実習に参加することも可能です。
大阪大学医学部キャンパス情報
吹田キャンパス
学部:医学部(医学科)
住所:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2の2
学部:医学部(保健学科)
住所:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1の7
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