札幌医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年11月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

札幌医科大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

札幌医科大学医学部の偏差値は67.0程度で、大学入学共通テストにおいては8割程度の得点率が求められます。2023年度の入試競争倍率は、学校推薦型選抜の先進研修連携枠が2.5倍、特別枠が2.1倍、一般選抜(前期日程)が4.9倍となります。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

札幌医科大学医学部の入学者選抜は、一般選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生入試の大きく分けて3種類となります。一般選抜の合否判定は、大学入学共通テストと第2次試験の成績および結果を総合し行います。大学入学共通テストは5教科7科目、第2次試験は〈数学・理科・英語・個人面接〉が課されます。大学入学共通テストと第2次試験の配点合計に差は無いため、どちらもバランスよく対策することが大切です。また、面接によって医療人となるための適性を欠くと判断された場合は、総合点の成績にかかわらず、不合格になる場合があるため注意しましょう。その他の入試方式について募集要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択することが重要となります。

 

 

札幌医科大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間100分の200点満点で、解答形式は記述式となります。大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の範囲から出題されます。特に、確率・微積分・場合の数・複素数平面の分野が頻出となるため、重点的に学習しましょう。また、他分野との融合問題も出題されるため、教科書に載っている重要な公式や定理はすべてマスターし、使いこなせるようになっておく必要があります。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分などをしっかり確認しておきましょう。

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間80分の200点満点で、解答形式は記述式となります。大問は年度によって異なりますが2~3題で、長文読解問題を中心に出題されます。課題文は1,000~2,000語程度で、医学に関する専門用語が含まれるため、難度はやや高めとなります。設問内容は、空所補充や同意表現、内容説明、省略語句、語句整序、日本語での要約、英作文など、年度によって異なります。どのような形式の出題にも対応できるようしっかりと対策しておく必要があります。複数年分の過去問に取り組むことが大切です。

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間120分の200点満点で、物理・化学・生物から2科目を選択し解答します。解答形式は、記述式と選択式となります。

 

・物理

大問3題構成で、物理基礎・物理(半導体中の電子のエネルギー帯、トランジスター、ダイオードを除く)から出題されます。幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。全体的に標準レベルとなりますが、十分な計算力とケアレスミスのない正確な解答力が必要です。複数年分の過去問や類似問題に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されますが、有機分野と理論分野からの出題が目立ちます。特に、化学結合や状態変化、酸化還元反応、熱化学、緩衝液のpH、異性体の構造式、有機化合物の識別法、酵素の作用などが頻出となります。問題量が多いため、化学を選択する場合は時間配分にも注意が必要です。

 

・生物

大問3題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。幅広い範囲から出題されますが、特に遺伝情報や代謝、体内環境、動物の反応など医学に関連した分野は頻出分野となります。知識問題が多く、教科書の内容をしっかりと押さえておく必要があります。また、論述問題も複数出題されるため、時間配分にも注意が必要です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式の確認のほか、時間配分の感覚を身につけておきましょう。

 

 

札幌医科大学医学部基本情報

公式サイト

札幌医科大学医学部:https://web.sapmed.ac.jp/jp/school/medicine/index.html

 

基本情報

創立年

1950年

生徒数

675人(2023年10月1日現在)

教育理念

医学部は、変化し多様化する地域及び国際社会の要請に応えるとともに、医学と医療の進歩及び向上に貢献することができる人間性豊かな医師並びに医学研究者を育成することを目的とする。

 

引用元:大学の教育研究上の目的

 

札幌医科大学医学部の特徴

札幌医科大学医学部は、人間性豊かな医師を育成しています。1~3年次には「地域医療合同セミナー」が、6年次には「地域包括型診療参加臨床実習」が設置されており、多職種連携やチーム医療について学ぶとともに、地域医療に必要な視点や医療現場に即した基本的診療能力を身につけることができます。また、2年次から5年次には、大学院教育を学部在籍中から受けることのできる「MD-PhDプログラム」が設置されています。 「北海道医療枠」「地域枠」「特別枠」で入学した学生は、卒業後、一定期間道内の医療機関に勤務することになります。

 

 

札幌医科大学医学部キャンパス情報

キャンパス

住所:〒060-8556 北海道札幌市中央区南1条西17丁目

 

 

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