徳島大学歯学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

徳島大学歯学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

徳島大学歯学部の偏差値は、学科によって異なり47.5~55.0程度です。大学入学共通テストにおいては、5.5~7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、歯学科が5.28~7.22倍、口腔保健学科が1.25~1.33倍となっており、歯学科の倍率が大学内で最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

徳島大学歯学部の入試は、一般選抜、学校推薦型選抜、私費外国人留学生選抜の大きく3種類となります。一般選抜は、前期日程と後期日程に分かれており、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等については、学科によって試験科目が異なり、〈数学・物理・化学・生物・英語〉の筆記試験の他、〈個人面接・小論文〉が課されます。大学入学共通テストは、5教科7科目の受験が必要となります。また、歯学科では2段階選抜が行われる場合があるため、配点や必要科目などの詳細と合わせて、必ず募集要項で確認しておきましょう。

 

徳島大学歯学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問4題構成で、各大問ごとに3~4問の設問があります。小問1.2が基礎的な内容、小問3.4は複雑で難易度が高くなっています。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)からの出題となり、全体的な難易度は高めとなります。場合の数と確率、整数の性質、数列、ベクトル、微分積分、複素数平面が頻出傾向にあり、複数の分野が融合したような問題も出題されています。数学における概念や原理などの基本事項を正しく理解できているか、考察、表現する力などが問われます。まずは、基本事項をしっかりと固め、問題集や過去問で演習を重ねましょう。

※歯学科のみ

〈薬学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間70分の大問3題構成で、長文読解問題が2題、自由英作文が1題出題されます。記号選択問題はなく、設問に対して全て英文で解答する記述形式の問題となります。長文読解では、内容を正確に読み取り、それを記述するために精読力や記述力が求められます。自由英作文は、与えられた文章を読んで、その内容に対して理由を2つ挙げて自分の意見を80~100ワード程度の英語で記述する問題となり、自分の意見を論理的かつ説得力を持って述べる必要があります。特徴的な問題が多いため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

〈総合科学部・医学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学・生物から1科目を選択して受験します。試験時間は90分です。

 

・物理

大問3題構成で、大問1が力学、大問2が電磁気、大問3が熱力学の分野から出題されます。力学と電磁気は例年出題されていますが、大問3は年度によって熱力学や分子、波動のいずれかとなります。そのため、物理の全範囲を満遍なく学習しておく必要があります。全体的な難易度は易しめとなるため、基礎をしっかりと身につけ、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。

 

・化学

大問4題構成で、問題文の分量が多く、計算問題が他大学と比べて少ないという特徴があります。そのため、知識問題が多く、基本的な用語から実験器具や注意点などに至るまで幅広くかつ細かな知識が必要となります。化学基礎・化学の全範囲から出題されるため、教科書や参考書などを活用して、徹底的に知識を身につけることが大切です。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、分量などに慣れておきましょう。

 

・生物

大問4題構成で、空欄補充形式の知識問題や、50~200字程度での論述問題が出題されます。全体的な難易度は標準レベルですが、論述問題がクリアできるかがポイントになるため、論述には慣れておく必要があります。基礎的な用語や語句を丸暗記するだけではなく、定義をしっかりと理解し、説明できるようになることが大切です。参考書なども用いて理解を深め、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握してきましょう。

※歯学科のみ

面接の試験傾向と対策

歯学科、口腔保健学科どちらも一般選抜の前期日程、後期日程ともに実施され、複数の面接担当者による個人面接となります。先生や家族、友人の協力を得て何度も模擬面接を行い、面接の雰囲気や緊張感に慣れておくことが大切です。また、面接の結果によっては、大学入学共通テスト、個別学力検査等の成績に関わらず不合格となる場合があるため、面接対策はしっかりと行いましょう。

小論文の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 後期日程》

試験時間120分の大問2題構成で、日本語及び英語で書かれた文章や図表等から、現代社会における諸問題について考察し、自分の考えを表現する力が問われます。大問1が日本語の文章で解答は400字以内、大問2が英語の文章で解答は300字以内と100字以内の2問となります。解答はいずれも日本語です。内容は、日本の超高齢化社会や歯周病と全身疾患の関係性と、学部に関連のあるテーマとなっています。実際に書く練習を行い、先生から添削指導を受けることで精度を上げておきましょう。

※歯学科のみ

 

徳島大学歯学部基本情報

公式サイト

徳島大学歯学部:https://www.tokushima-u.ac.jp/dent/

基本情報

創立年

1976年

生徒数

299人(2023年5月1日現在)

教育理念

歯学部の教育研究上の目的

歯学部は、口腔と全身の健康に係る教育、研究、診療を通じて、社会に貢献できる人材の育成を目的とする。

引用元:学部の教育研究上の目的-国立大学法人 徳島大学

徳島大学歯学部の特徴

徳島大学歯学部は、【歯学科】と【口腔保健学科】で構成されています。

【歯学科】は、歯科領域にとどまらない広い知識と最新の治療技術はもとより、医療人として必要な倫理を備えた歯科医師を育成しています。

【口腔保健学科】地域に密着したきめ細かい医療・保健・福祉の連携によるチームケアを行える専門知識・技術を身につけた口腔保健学士を育成しています。歯科衛生士と社会福祉士の二つの国家試験受験資格を取得することができます。

 

徳島大学歯学部キャンパス情報

蔵本キャンパス

学部:歯学部

住所:〒770-8504 徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15

 

オンライン家庭教師WAMの徳島大学歯学部受験対策

徳島大学歯学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、徳島大学歯学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。