東京医科歯科大学歯学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

東京医科歯科大学歯学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

東京医科歯科大学歯学部の偏差値は、歯学科が62.5程度、口腔保健学科が52.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、6~8割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.27~2.80倍で、歯学科の前期日程が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

東京医科歯科大学歯学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。一般選抜は前期日程と後期日程(口腔保健学科除く)に分かれており、大学入学共通テストと個別学力試験等の両方が課されます。学科や専攻、日程によって大学入学共通テストと個別学力試験等の配点比率が異なるため注意が必要です。個別学力検査等について、歯学科の前期日程は数学・理科・外国語と個人面接、後期日程は小論文と個人面接が課されます。口腔保健学科(口腔保健衛生学専攻)は外国語、小論文と個人面接、口腔保健学科(口腔保健工学専攻)は実技、小論文と個人面接となります。選択科目や配点、特別選抜の内容などについては、募集要項で詳細を確認し自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

 

東京医科歯科大学歯学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(歯学科)》

試験時間90分の120点満点で、解答形式はすべて記述式となります。大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)から出題されます。大問1.2が4問、大問3が3問の計11問で、大問1は医学部と同じ問題、大問2.3が医学部と同じ内容で難易度が易しめの問題となります。場合の数や確率、微積分に関する問題が頻出となるため、重点的に学習しましょう。小問の誘導を利用し、出題者の意図が把握できると解答がスムーズになります。各分野の基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

試験時間90分の120点満点で、解答形式はすべて記述式となります。医学や生物学に関する1,000~1,800語程度の超長文読解問題が1題、設問が6問出題されます。歯学科は問3~6の4問、口腔保健学科は問1~3と5.6の5問に解答する形式となります。文章の内容は標準レベルですが、非常に長い文章となるため、日頃から長めの長文問題に触れておく必要があります。また、400字程度本文要約問題も出題されるため、語彙・文法の基本的な知識力と読解力を身につけることが大切です。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(歯学科)》

試験時間は2科目合わせて120分の120点満点で、解答形式はすべて記述式となります。

・物理

大問2題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。大問1のすべての問題と大問2の(1)~(10)の問題に回答します。力学、電磁気、波動が頻出分野となりますが、年度によって熱力学や原子が出題される場合もあるため、苦手分野を作らないように各単元ともバランスよく学習することが大切です。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、計算や作図が必要な問題も複数出題されるため、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

・化学

大問3題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。大問ごとに長めのリード文が用意されており、さまざまな設問形式で知識量や計算力、読解力などが問われます。理論化学を中心に、有機化学・無機化学と絡めた問題が出題され、特に化学平衡や高分子が頻出となります。基礎知識を身につけた上で標準レベルの問題を解き込み、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

 

・生物

大問3題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。全体的な難易度は標準~やや難レベルとなります。リード文が長く、論述や描図問題も複数出題されるため、時間配分には注意が必要です。出題傾向や形式、時間配分を把握するために、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

・歯学科

試験時間120分の100点満点で、大問2題構成となります。大問1は医学部と共通問題で、大問2は学科独自問題となります。各大問につき設問が2問設置されており、内容説明問題が100~200字以内、自分の意見を述べる問題が400~500字以内で記述する必要があります。日ごろから、生物系・歯学系を中心とした科学的なテーマの文章を読み、自分の意見を持つ習慣をつけておくと良いでしょう。

 

・口腔保健学科

試験時間と配点は、口腔保健衛生学専攻が90分の180点満点、口腔保健工学専攻が60分の100点満点となります。大問2題構成で、口腔保健衛生学専攻が大問1.2の両方、口腔保健工学専攻が大問1のみ解答します。各大問につき設問が2問設置されており、筆者の意図を理解する問題を100~200字以内、本文の内容や筆者の考えを正しく理解した上で、自分の考えを述べる問題を400字以内で記述する必要があります。小論文の基本の書き方をマスターし、さまざまなテーマで実際に書く練習を行いましょう。

 

 

東京医科歯科大学歯学部基本情報

公式サイト

東京医科歯科大学歯学部:https://www.dent.tmd.ac.jp/index.html

 

基本情報

創立年

1951年

生徒数

465人(2022年05月時点)

教育理念

歯学科

豊かな人間性を有し、使命感をもって全人的な歯科医療を実践し、国民の健康維持・増進に寄与するとともに、国際的視野から歯科医学・歯科医療の向上に貢献できる指導者を育成する。

 

口腔保健学科

温かく豊かな人間性を有し、口腔保健・福祉の立場から、人々の健康で幸せな生活の実現のため、専門的知識および技術をもって広く社会貢献し、指導的役割を果たすことのできる人材を育成する。

 

引用元:歯学部(歯学科・口腔保健学科)

 

東京医科歯科大学歯学部の特徴

東京医科歯科大学歯学部は、【歯学科】と【口腔保健学科】で構成されています。

【歯学科】は、歯科医学・歯科医療を率いる人材を輩出することを教育理念に掲げ、世界水準の教育内容を提供しています。また、多職種間で連携・協調の取れた包括医療を実践できる人材の育成のため、医学科の学生とともに学ぶ、医歯学融合教育を実践しています。

【口腔保健学科】には、医学、保健、福祉の知識を有し、多職種と連携することのできる歯科衛生士養成を目的とした〈口腔保健衛生学専攻〉と、工学分野とも連携を図りつつ、歯科技工に必要とされる知識・技術の修得の取得を目指す〈口腔保健工学専攻〉が設置されています。

 

 

東京医科歯科大学歯学部キャンパス情報

湯島キャンパス

住所:〒113-8510 東京都文京区湯島1丁目5-45

駿河台キャンパス

住所:〒101-0062  東京都千代田区神田駿河台2丁目3

国府台キャンパス

住所:〒272-0827 千葉県市川市国府台2丁目8-30

 

 

オンライン家庭教師WAMの東京医科歯科大学歯学部受験対策

東京医科歯科大学歯学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、東京医科歯科大学歯学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。