富山県立大学工学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年12月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

富山県立大学工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

富山県立大学工学部の偏差値は、学科によって異なり42.5～45.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、5.5～7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.2～20.3倍で、情報システム工学科の後期日程が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

富山県立大学工学部の入試は、一般選抜、学校推薦型選抜、私費外国人留学生入試の3種類があります。一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、両日程とも大学入学共通テストと個別学力検査の受験が必要です。大学入学共通テストは4教科5科目が課されますが、後期日程は学科によって指定科目が異なるため注意しましょう。個別学力検査は前期日程のみ〈数学・理科〉の2科目が課されます。配点は、大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、優先的に学習すると良いでしょう。その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、それぞれの入試方式に合った対策を行うことが大切です。

 

富山県立大学工学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間120分の250点満点で、解答形式は記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B（確率分布と統計的な推測を除く）の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。2023年度は大問4題構成で、整数の性質や数列、極限、空間ベクトル、微分法の応用などに関する問題が出題されました。設問数はそれほど多くないため、計算ミスなどのケアレスミスをしないようひとつひとつの問題に丁寧に取り組みましょう。また、出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

試験時間120分の200点満点で、解答形式は記述式となります。機械システム工学科と電気電子工学科は物理、環境・社会基盤工学科は物理または化学、生物工学科と医薬品工学科は物理・化学・生物から1科目選択して受験します。

 

・物理

物理基礎・物理のすべての範囲から出題されるため、苦手科目を作らないようバランスよく学習することが大切です。2023年度は大問4題構成で、落下運動やばねの振動、電気と磁気、単原子分子などに関する問題が出題されました。適語補充形式による知識を問う問題のほか、計算問題が複数出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスには注意が必要です。

 

・化学

化学基礎・化学のすべての範囲から出題されるため、苦手科目を作らないようバランスよく学習することが大切です。2023年度は大問5題構成で、化学変化とイオンや酸化還元反応、飽和蒸気圧、有機化合物、天然高分子化合物などに関する問題が出題されました。実験に関する問題が頻出となるため、出題傾向や形式に慣れておくと良いでしょう。

 

・生物

生物基礎・生物のすべての範囲から出題されるため、苦手科目を作らないようバランスよく学習することが大切です。2023年度は大問4題構成で、生物の代謝や真核生物の遺伝子発現、生物の生殖と発生、体内環境を維持するしくみなどに関する問題が出題されました。問題文が比較的長めとなるため、問われている内容を正しく理解する読解力が必要となります。また、50字以内や140字以内で記述する問題も含まれるため、分かりやすく簡潔に表現する力も身につけておきましょう。

 

富山県立大学工学部基本情報

公式サイト

富山県立大学工学部：https://www.pu-toyama.ac.jp/academics/engineering/introduction/

基本情報

創立年

1990年

生徒数

1,482人（2022年05月時点）

教育理念

工学部では、21 世紀の重要な課題である「自然や人間に優しい技術の創出」に役立つ教育研究を重点として、しっかりとした専門的学力と深い探究心を育てることに力を注いでいます。さらに、かの「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチの旺盛な創造意欲や好奇心に学び、新たな可能性にチャレンジする気概を育てることをめざしています。

引用元：富山県立大学のアドミッションポリシー – 富山県立大学

富山県立大学工学部の特徴

富山県立大学工学部は、【機械システム工学科】【電気電子工学科】【環境・社会基盤工学科】【生物工学科】【医薬品工学科】の5学科で構成されています（【情報システム工学科】【知能ロボット工学科】は、2024年度より情報工学部へ移行）。1年次より段階的に専門教育を行う「クサビ型カリキュラム」と、少人数による行き届いた指導のもと、実践力や創造力、豊かな人間性などを身につけた技術者を育成しています。また、持続可能な社会の実現に向けて、幅広い視野と論理観を備えた「環境調和型技術の創造者」を育成するため、体系的な「環境教育プログラム」を実施しています。

 

富山県立大学工学部キャンパス情報

射水キャンパス

学部：工学部・情報工学科

住所：〒939-0398　富山県射水市黒河5180

 

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