筑波大学情報学群・学類の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

筑波大学情報学群の受験対策

偏差値・難易度

筑波大学情報学群の偏差値は学類によって異なりますが、57.5~60.0程度です。共通テストでは、7割以上得点することが合格の目安です。情報メディア創成学類の難易度が高い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

筑波大学情報学群の個別学力試験は「情報科学類/前期」「情報メディア創成学類/前期」「知識情報・図書館学類/後期」の入試方式があります。「情報科学類/前期」は外国語400点、数学700点、理科500点の配点になります。数学の配点が大きいため、優先的に学習する必要があります。「情報メディア創成学類/前期」は外国語400点、数学400点の配点になります。各科目の配点に偏りはないため、基礎をしっかりと身につけバランスよく学習しましょう。「知識情報・図書館学類/後期」は小論文200点の配点になります。参考書を活用し、小論文の書き方をマスターしておきましょう。

 

筑波大学情報学群の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

文系数学:問題の難易度は標準レベルですが、数学II・数学Bからやや難しい問題が出題されます。ミスなく確実に解答するために教科書の基礎知識を確実に抑えておきましょう。

理系数学:数学III中心の標準的な問題で、微分積分、複素数平面、証明問題が頻出傾向にあります。また、計算量の多い問題が出題される傾向にあるため、過去問や問題集での演習により計算力を鍛えておきましょう。
※総合学域群・社会・国際学群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

英語の傾向と対策

長文読解2題、英作文1題の3題構成になります。難易度は標準レベルですが、文章量が多い傾向にあります。各大問で700~1000語程度の問題が出題されるため、単語や文法の知識を強化し長文に慣れておきましょう。
※総合学域群・人文・文化学群・社会・国際学群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

理科の傾向と対策

物理:大問3題構成で力学、電磁気が頻出傾向にあります。数値計算や図示を求める問題が出題されます。答えだけでなく考え方や計算方法の記述を要求されることが多いため、解答に至るまでの課程や背景をしっかりと書けるように学習する必要があります。

化学:無機化学1題、理論化学1題、有機化学1題の大問3題構成です。字数が指定されている論述問題が数題出題されます。また、糖類、繊維、アミノ酸などマイナー分野から出題されることもあるため、幅広く学習する必要があります。

生物:大問4題構成で論述問題が多く出題されます。さらに図表やグラフの作成問題も出題されるため、時間内に解答することが難しくなっています。演習問題や過去問を繰り返し解いていくことで、解答スピードを高めましょう。
※総合学域群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

 

筑波大学情報学群基本情報

公式サイト

筑波大学情報学群:https://inf.tsukuba.ac.jp/

基本情報

創立年

2007年(学群の改組・再編により設置)

生徒数

1017人(2021年5月1日時点)

教育理念

筑波大学は,基礎及び応用諸科学について,国内外の教育・研究機関及び社会との自由,かつ,緊密なる交流連係を深め,学際的な協力の実をあげながら,教育・研究を行い,もって創造的な知性と豊かな人間性を備えた人材を育成するとともに,学術文化の進展に寄与することを目的とする。

引用元:建学の理念

筑波大学情報学群の特徴

情報学群は「情報科学類」「情報メディア創成学類」「知識情報・図書館学類」の3つの学類で構成されています。この学群ではソフトウェアやハードウェアなどの理工系の内容から、メディア、コンテンツなどの文理融合型の学際的な内容、情報経営、図書館学、知識科学などの人文社会系の内容まで、情報学の多くの分野を取り入れています。優秀なエンジニア・クリエーターの育成を目的とした教育プログラムとして、先端IT企業との連携による産学連携プログラム「組み込み技術キャンパスOJT」があります。このプログラムは主に情報学群の3年次を対象としており、ソフトウェアとハードウェアの2つのコースに分かれて開講されます。各分野のエキスパートによる講義や直接指導を受けることができます。ハードウェアコースではハードウェア記述言語や様々な回路の構築などの基礎を固めたのち、生徒独自の組み込みシステムを提案しプレゼンテーションを行います。ソフトウェアコースでは「問題に向き合いながらつくる」をテーマに視覚デザインの基礎などを学びながら実習し、チームで企画・開発・発表まで行います。どちらのコースも、実社会で通用するスキルと実務実践能力を身につけることができます。「情報科学類」の学生は7~8割が大学院に進学します。就職については、主に情報・通信、製造業、マスコミ・出版などがあります。「情報メディア創成学類」の学生は6割程度が大学院に進学し、4割程度は情報・通信系とネットサービス系への就職が多い傾向にあります。「知識情報・図書館学類」は出版社、書店、IT関連企業、インターネット関連企業、サービス業など様々な分野の企業に就職しています。

筑波大学情報学群の学類情報

情報科学類

情報処理の基盤となるハードウェアやネットワークなどの物理的なレベルから、アプリケーション、オペレーティングシステムなどの情報科学・情報技術に関する様々な領域を深く学ぶことができます。1・2年次は、専門導入科目や数学・物理科目、情報科目、一般的な科目、専門科目、個人発想型科目などを履修し、基礎的知識や理論、技術を学びます。3年次からは3つの主専攻(ソフトウェアサイエンス・情報システム・知能情報メディア)に分かれの専門的な内容をより深く学び、4年次では選択したテーマを基に研究室に配属され、卒業研究に取り組みます。

情報メディア創成学類

Web・音楽・映画・ゲームなどをさす「コンテンツ」と、情報を伝える流通経路全般(インターネット、携帯端末、テレビの放送など)をさす「ネットワークメディア」の二つを、情報メディア創成学類の教育を象徴するキーワードとしています。1・2年次は、数学やプログラミング、コンピュータリテラシなどを始めとする情報メディア技術の基礎となる科目を重点的に学ぶとともに、優れたコンテンツを評価・創造するセンスを養う科目、認知科学などの科目も学びます。3・4年次では、専門科目でコンピュータサイエンスやコンテンツテクノロジーなどの多彩な分野の高度な内容を学習します。

知識情報・図書館学類

1年次は、外国語や総合科目などの「基礎科目」と、情報数学やプログラミング入門などの「専門基礎科目」を通して基礎的知識・技術を学び、2年次では、技術を修得する知識情報演習や主要なテーマごとに設定された講義などからなる「専門基礎科目」を履修することで、1年次に得た知識・技術をさらに深めます。3年次からは3つの主専攻(知識科学、知識情報システム、情報資源経営)に分かれてより専門的な内容を学びますが、多様な視点の育成するため、所属する主専攻以外の専門科目の履修が求められます。4年次には、研究室に所属して卒業研究に取り組みます。特色ある科目として「ファーストイヤーセミナー」や「アカデミックスキルズ」、「インターンシップ」、「国際インターンシップ」が開講されています。 

 

筑波大学情報学群キャンパス情報

キャンパス

学部:全学部
住所:〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1の1

 

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