不定詞が大体理解できるようになってきた!3つの用法くらいはわかる! 

そんな人が次に覚えるのは特別用法です。 

to+動詞の原形だけでなくイレギュラーな形も存在します。 

また、慣用表現も覚えることで表現の幅が広がります。 

今回は不定詞の特別用法について紹介していきたいと思います。 

 

不定詞2 アルファベット

 

不定詞の特別用法 

be+to不定詞 

be+to不定詞には義務、予定、意図、可能、運命の5つの意味を表します。 

 

1.義務(~しなければならない) 

should ,have toと同様に「~しなければならない」という義務を表します。 

You are to attend the meeting with Tom. 

あなたはトムと会議に出席しなければならない。 

 

2.予定(~することになっている) 

「~することになっている」「~する予定だ」という予定を表しています。 

He is to be arrive at the airport today. 

彼は今日空港に到着する予定だ。 

 

3.意図(~するつもりだ) 

If節などの受験節で用いられることが多いです。 

If you are to win the game, practice hard. 

もし試合で勝つつもりならば、一生懸命練習しなさい。 

 

4.可能(~できる) 

beto不定詞の可能用法では否定文として用いられることが基本です。 

さらに不定詞のところが受動態にされることが多いです。 

The wallet was not be found. 

財布は見つけられなかった。 

 

5.運命(~するように運命づけられている) 

自分の意志ではどうにもならないニュアンスを表します。 

He was never to return to his house. 

彼は家に戻ることはなかった。 

 

独立不定詞 

to不定詞を用いた慣用表現として用いられ、不定詞句として用いられます。 

 

to be sure:確かに 

so to speak :いわば 

to tell the truth:実をいうと    …など 

 

To be sure, she can speak English. 

確かに、彼女は英語を話すことができます。 

To tell the truth, I ate a piece of cake. 

実をいうと私はケーキを食べた。 

 

代不定詞 

重複している部分を省略してtoだけで代用する用法です。 

 

You may eat if you want to (eat). 

もし食べたいなら食べていいよ。 

 

原型不定詞 

toを使わずに動詞の原型のみで不定詞の意味を表します。 

 

用法としては 

助動詞+原型不定詞 

使役動詞+原型不定詞 

知覚動詞+原型不定詞 

の3つがあります。 

 

I make him cook lunch. 

彼に昼食を作らせます。 

 

He looked his friend run around the lake. 

彼は友達が湖の周りを走っているのを見た。 

 

不定詞の否定 

不定詞の否定ではtoの前にnotを置きます。 

 

I told my sister not to go to there. 

私は妹にそこに行かないように言った。 

 

不定詞を用いた慣用表現 

疑問詞+不定詞 

to不定詞の前に疑問詞を付けることで 

 

what to:何を~するのか(すべきか) 

when to:いつ~するのか(すべきか) 

where to:どこに~するのか(すべきか) 

who to:誰が~するのか(すべきか) 

how to:どのように~するのか(すべきか) 

といったような意味を表します。 

 

I don’t know when to go to his house. 

私は彼の家にいつ行けばよいのかわからない。 

 

Please tell me how to go to the school. 

学校へどのように行けばよいのか教えてください。 

 

形容詞+enough to do 

「~するほど…、とても~なので…する」といった意味を表します。 

 

The house is big enough to play table tennis. 

その家は卓球ができるほど大きい。 

 

You are kind enough to help him. 

あなたは親切にも彼を助けてくれた。 

形容詞の後にenough to不定詞という順番が間違いやすいので注意です! 

 

too+形容詞+to do  

「…過ぎて~できない」という意味を表します。 

 

He is too busy to meet his mother. 

彼は忙しすぎて母親に会えない。 

否定の意味を表すことに注意してください。 また、この文は以下のように書き換えられます。 

 

He is so busy that he cannot meet his mother. 

「とても~なので…できない」といったso that構文で書き換えることができます。 

so that構文について今回は触れませんが復習しておきましょう! 

 

in order to  

「~するために」という意味を表します。 

 

He studies English hard in order to study abroad.

彼は留学するために一生懸命英語を勉強しています。 

 

to不定詞の副詞的用法と同様の意味を表します。 

 

不定詞の主語と時制 

不定詞の完了形 

to have+動詞の過去分詞で表します。 

to不定詞の中を過去の時制で表したいとき、どうすればよいでしょうか? 

toの後は動詞の原型だし… そんな時に使うのが完了形です。 

 

She seems to have a but cold. 

彼女はひどい風邪をひいているように見える 

 

風邪をひいているのは現在のことです。 

一方で次の文を見てみましょう。 

 

She seems to have had a but cold. 

彼女はひどい風邪をひいたように見える。 

 

風邪をひいたのは過去のことであることを表しています。 

このように述語動詞よりも過去の時制でto不定詞の内容を表現したいときはto have+過去分詞を用います。 

 

不定詞2 時制

 

不定詞の意味上の主語 

【名詞的用法・副詞的用法】 

 

意味上の主語はfor~で表します。 

意味上の主語が世間一般の人々を表す場合は省略することがあります。 

基本的にはforですが人の性格、性質を表すときにはofを使います。 

 

It is difficult for him to be silent. 

彼にとって黙っていることは難しい。 

 

To live without water is impossible. 

水なしで生きることは不可能だ。(主語は一般の人々) 

 

It was kind of you to take care of children. 

子供たちの世話をするなんてあなたは親切だ。 

 

【形容詞的用法】 

 

名詞を修飾していることに注目しましょう。 

 

I have many friends to talk with. 

私は話をする友達がたくさんいる。 

 

この時の意味上の主語はfriendsになります。 

意味を考えるとわかりやすいのですが話すのは「friends」ですね。 

形容詞的用法においては修飾されている名詞が意味上の主語になっています。 

 

まとめ 

ここまで不定詞の特別用法について紹介してきました。 

覚える慣用表現も多く、つまずきやすいところなのできちんと理解していきましょう。 

不定詞の慣用表現の書き換え問題は頻出なので、似たような表現も覚えておくとよいと思います。

不定詞2 study

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