情報学部では何を学ぶ?学科や取得できる資格、就職先について解説
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/
今回は、【情報学部】についてお話します。
情報学部と言っても、具体的に何を勉強するんだろう?
なんとなく難しそう…
情報学部で学んだら、どういう職に就けるのだろう?
漠然としすぎて、どういう学部なのか意外とイメージがつかない人も多いはず…。
この記事では、情報学部でどのような分野や科目を学び、どんな資格、進路先があるかについて解説します。
大学でどのような分野を学びたいか迷っている方は参考にしてください!
Contents
情報学部では何を学ぶ?
情報学とは、《情報》を的確に利用するための方法や技術を学ぶ学問です。
コンピュータを使いこなすだけでなく、情報化社会を支えるための専門的な知識やスキルについて学びますが、具体的に学ぶ内容は理系と文系で異なります。
理系ではコンピュータが動く仕組みやプログラミング技術、コンピュータを用いた情報処理やデータ解析など、文系では情報が社会に与える影響や情報技術の活用方法、人の心を掴むコンテンツの作り方などについて学びます。
詳細は大学や学科によって異なるため、自分が学びたい内容と学べる内容を照らし合わせて大学や学科を選択することが大切です。
情報学部の主な学科
理系と文系の様々な学科が存在する情報学部では、それぞれ異なる専門分野について学ぶことができます。
ここでは、その一部をご紹介します。
情報工学科
コンピュータや情報処理に関する幅広い知識と技術を学ぶことができます。
コンピュータのハードウェアとソフトウェアの基本的な構造から、プログラミング言語やアルゴリズムの基礎などのソフトウェア理論、数理解析、効率的なデータ管理と検索方法、インターネットやその他の通信ネットワークの仕組み、人工知能(AI)など、学ぶ内容は多岐にわたります。
情報工学は、現代社会において非常に重要な分野であり、将来的にも需要が高まることが予想されています。
情報科学科
数学の知識や基礎理論をベースに、情報について研究する学問です。
コンピュータの基本原理と仕組みやプログラミング技術、情報処理とデータ解析だけでなく、アルゴリズムやデータ構造の理解に不可欠な微分・積分や線形代数、解析学などの数学的基礎も学びます。
情報の性質や構造を解き明かす情報理論に基づき、コンピュータを用いた情報処理やデータ解析方法などを学ぶことで、情報システムの設計・開発の専門家を目指します。
情報システム学科
情報技術を広く学ぶだけでなく《社会での活用方法》に注目し、生活や企業活動の質を高める情報システムを構築するための技術を修得します。
コンピュータサイエンスの基礎やプログラミング言語、ソフトウェア開発技法、データサイエンス技術などを学ぶだけでなく、ユーザーニーズを調査及び分析し、システム設計から実行管理や評価などができる総合プロデュース力も身につけます。
情報システム学科では、技術的なスキルだけでなく、論理的思考力や問題解決能力なども養い、社会で幅広く活躍できる情報技術者の育成を目指しています。
経営情報学科
経営学と情報学を融合させた学問となります。
具体的には、経営学や企業論、経営戦略論などの経営学の基礎的な科目から、コンピュータの基本操作やプログラミング言語、データベース設計と管理、システム開発手法など多岐にわたる内容を学びます。
経営情報学科では、これらの学びを通して、《情報システムに強い経営スタッフや経営管理者》や《経営知識を持ちITエンジニア》の育成を目指しています。
情報学部で取得できる資格
情報学部で取得することのできる資格の一部をご紹介します。
これらの資格は、情報学部での学びを活かして取得できるものが多く、卒業後のキャリアにも役立ちます。
ITパスポート
ITを利用するすべての社会人やこれから社会人となる学生が、備えておくべきITに関する基礎的知識が証明できる国家資格です。
受験資格は特になく、全国47都道府県で実施しています。試験では、新しい技術(AIやIoTなど)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、ITの知識(セキュリティやネットワークなど)、経営全般の知識(マーケティングや財務など)、プロジェクトマネジメントの知識など多岐にわたる分野の総合的知識が問われます。
ITパスポートの学習には4か月程度かかるとされていますが、情報学部の学生は大学で学ぶ知識を活かして、より短期間で取得できる可能性があります。
基本情報技術者・応用情報技術者
情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験で、情報処理技術者試験の一つです。
《情報処理の促進に関する法律》に基づいて、経済産業省が情報処理技術者としての知識や技能が一定以上の水準であることを認定しています。
基本情報技術者はITエンジニアの登竜門ともいわれており、ITを活用したサービスや製品、システム、ソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能を持ち、実用的な活用能力を身につけた者を対象としています。
応用情報技術者はより難度の高い試験となり、応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した者を対象としています。
いずれの試験も受験資格は特にありませんが、基本情報技術者の勉強時間は200時間程度、応用情報技術者は初学者の場合、1年程度の継続的な学習が必要とされています。
しかし、多くの大学では、それぞれの試験の取得をサポートしているだけでなく、大学の講義内容が試験に出題されるため、効率的に資格を取得することができます。
日商簿記検定
日本商工会議所が主催する試験で、企業の日々の経済活動を記録・計算・整理し、財務諸表を作成するための知識と技能を評価するものです。
1~3級の3つの級で構成されており、各級とも100点満点中70点以上が合格となります。
情報学部の学生が、日商簿記検定を取得することには、就職活動や就職後の評価が有利になったり、ビジネスの共通用語としての簿記知識を身につけられるというメリットがあります。
大学によっては資格取得を支援するための講座や授業の開設、単位認定制度などを設けています。
教員免許状
所定の科目・単位を修得して卒業し、各都道府県教育委員会に教員免許状の授与申請を行うことで取得できる資格です。
たいていは中学校教諭一種免許状(数学)と高等学校教諭一種免許状(情報、数学、商業)を取得することができます。
情報学部卒業後の主な就職先
情報技術の進展により、多様な業界で情報系スキルのニーズが高まっているため、情報学部の学生は一般的に高い就職率を誇ります。
システムエンジニアやプログラマーとしての職が多く、特に、ソフトウェア開発やネットワーク構築に携わる機会が豊富です。ほかにも、メーカーやマスコミ・広告業界、金融業、公務員など、就職先は多岐にわたります。
情報学部がある大学一覧
情報学部がある大学を一部ご紹介します。
大学によって学べる内容にも違いがありますので、情報学部に進む場合は、たくさんの大学を比較して自分にあった大学を選ぶようにしましょう。
● 工学院大学
● 近畿大学
● 静岡大学
● 名古屋大学
● 群馬大学
● 福知山公立大学
● 文教大学
● 神奈川工科大学
● 広島工業大学
● 湘南工科大学
情報学部への進学を目指すならオンライン家庭教師WAM
いかがでしたか?
情報学ではプログラミング、システム設計、会計処理などの会社で働くにあたっての基礎知識や論理的思考力などを身につけることができます。また、情報技術は今後も、医療やスポーツ、芸術など多岐にわたる分野との連携が期待できる分野です。情報学を学ぶことで、将来はさまざまな分野で活躍することができるでしょう。
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