大学の学部の選び方は?文理系の主要な22学部を紹介

こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)

 

皆さん、将来の夢とかやりたい事は決まっていますか?

恐らくですが、明確に決まっているという人はなかなかいないのではないでしょうか。

しかしながら、いずれかのタイミングで学部や志望大学を選んでいくことになりますので、自分にはどの学部が適しているのかということを考えることも必要です。

 

「正直、大学の学部とかあまり知らない、分からない、どの学部があっているのかな?」

という方も多いかと思います。

そこで今回は「あなたにぴったりの学部の選び方」を紹介していきます。

 

大学の学部はどう選ぶ?

大学へ行こう! と決意したら、どの大学の、何学部へ進学したいのかを考える必要があります。

みんなはどうやって希望の学部を決めているのでしょうか?

どのような学部の選び方があるか見ていきましょう。

 

文理系1

 

卒業後の進路から逆算して決める

もし将来の夢なりたい職業が明確になっているのであれば、卒業後の進路から考えてみましょう。

 

たとえば、

獣医になりたい  → 獣医学部

建築家になりたい → 建築学部

といった選択の方法です。

 

希望する職業が明確な場合には、最短ルートでその職業に就くための選択肢を考えると、進学する学部選びがしやすくなります。

興味があることが勉強できるかで決める

将来の夢は決まっていない場合は、いまどんなことに興味があるか考えてみましょう。

何か、もっと極めたい!こんな分野のことを知りたい!と思っていることはないでしょうか。

 

勉強に限らず、興味のあることや好きなことについては、もっと知りたいと思ったり、自分なりに調べてみた経験が一度はあるのではないでしょうか。

大学へ進学して4年間勉強するのであれば、好きな分野をとことん突き詰めてみませんか。自分の興味のある分野の勉強なら、今以上にのめり込んで勉強が出来るはずです。

 

大学4年間で足りなければ、大学院へ進んで「修士」や「博士」といった学位を取得することも可能です。

 

大学の立地で決める

大学選びでもうひとつ考えなければならないのは、

  • 実家をでて一人暮らしをしてみる
  • 実家から通える大学へ進学する

ということです。

大学によっては、1~2年生は近くに通えるけれど、3年生になると通うキャンパスが異なる場合もあります。

4年間通うことを想定して、無理なく通える大学を選ぶことも重要になりますね。

 

 

学部選びの重要性

まず学部選びに関してですが、めちゃくちゃ大事です!!!

適当や思い付きで学部を選んでしまうと本当に後悔します・・・

 

学部ごとに学ぶ内容が大幅に異なっており、特に将来つきたい職業がある場合は、入ることが必須の学部もあります。

【例】 看護師になりたい場合

看護師国家試験に合格すると晴れて看護師になれるのですが、

受験資格があるのは「大学や短期大学で看護学部・学科、または看護学校を卒業している方」となっています。

その為、将来は看護師になりたいのに看護学部ではなく文芸学部を選択してしまうと、看護師になれないということも有り得るのです!!!

 

看護師・理学療法士・作業療法士・診療放射線技師・歯科衛生士などの国家試験がある職業に関しては、定められた学部・学科を卒業しなければなりません。

その為、最初にも触れましたが「将来に何かしたいことがあるか」という事を考え、明確に将来の夢が決まっている場合は、その夢を実現することができる学部を選びましょう。

 

また、全ての大学に全ての学部があるわけではありませんので、希望する学部がある大学を選ぶようにしましょう。

 

文理系3

 

 

このように将来の夢、やりたい事がある場合は学部選びも簡単なのですが、まだ決まっていない方も多いのではないでしょうか。

 

次のテーマでは学部ごとにどのような内容なのかを説明していきますので、興味を持てる学部があるか確認してみましょう。

もしかしたらみなさんにピッタリの学部が見つかるかもしれませんよ。

 

文系にはどんな学部がある?

●文学部系


「人類が過去から現在までに学んできた様々なことを理解・追求し、その学びを通して今後更なる発展を目指す」学部です。

一般的には「人文科学系統」とされており、「文学」「歴史学」「心理学」「哲学」と様々な分野に分けられ、文学だけではなく幅広い事を学ぶ学部です。

人間と文化という観点から、日本国内だけでなく世界へ目を向けて学ぶこともできます。

金融業・製造業・サービス業・出版業など幅広く活躍している人が多いのも特徴です。

●教育学部系


将来的には特別支援学校・小学校・中学校・高校の教員になる人が多い学部です。

教員になる為の知識や教養、方法論を勉強することはもちろんのこと、現在の教育が抱えている様々な問題(いじめや不登校等)の解決にもテーマを当て、教育者として役立てる知識も学びます。

ただし、教員になる為には絶対に教育学部に行かなければならないわけではありません。

他の学部でも教員免許を取得することは可能です。

●社会学部系


現代社会が抱えている問題をテーマに、日常生活で起こる出来事や現象が社会とどう関わるのかを研究する学部です。

ジェンダー、民族、文化、メディアなど、様々な領域の事を学び、フィールドワーク(野外調査活動)も盛んに行われ、その中で社会学的な考えや分析ができる能力を養います。

金融業・保険業・製造業・サービス業など多種多様な職業選択も可能です。

●外国語学部系


外国の言語を扱う学部ですが、第2言語の習得だけではなく

・その言語の発生や成り立ち

・多言語からどういった影響を受けたのか

・国の文化や政治、宗教などの背景

なども学び、言語や文化の理解を深めます。

英語・ドイツ語・フランス語・ブラジル語・ポルトガル語、中国語など、学べる言語も多岐にわたっています。

また、外国語学部系の大学では留学生も多く、外国の友達も他の学部よりも比較的出来やすい環境です。

商社や製造業・サービス業など語学を活用できる就職先を選ぶ方が多いのが特徴です。

●法学部系


裁判官・弁護士・検察官といった法曹を多く輩出する学部です。

日常生活において発生する様々な問題を法学的な観点から考え、公正かつ平等・公平な判断や思考を培います。

また六法に関しても、法令の内容や実際の判例も踏まえながら

社会制度や社会環境についても法的な観点から学びます。

●経済学部


経営学部は「お金と社会」を中心に、経済の仕組みを学び社会を改善する為の知識を学ぶ学部です。

文系の学部ではありながら経済の分析や調査などでデータを扱う事が非常に多く数学的な能力やセンスも求められます。

実際に経済を動かしている企業や団体、組織に焦点を当て、どのように利益を出しているのかを学ぶ他、現代社会で生き残っていけるような企業の運営について思考できる人材の育成を目指します。

金融業・保険業などお金にまつわる専門職を選択する方が多い傾向です。

●商学部


経済活動における商業取引について研究する学部です。

商学とは、モノの売り買いやお金の流れについて学びます。

商学部で学ぶとお金の動きを読み解き、企業や社会のしくみを理解できるようになるはずです。

金融業・保険業・製造業・サービス業など多種多様な職業選択も可能です。

●国際学部系


大学によって大きな内容の差がある学部ですが、世界の政治、経済、文化、環境などについて考え、

より現代のグローバル社会に適応できる人材の育成を目指します。

その為、世界各国の歴史や文化、貿易などの違いを理解し、世界中の人々と円滑なコミュニケーションをとる為にも語学能力を高める事も同時に行います。

サービス業の他、運輸業や金融業などを就職先として選択する方も多いのが特徴です。

●福祉学部系


様々な人々を支える為の知識や経験、技術を身に着けることが出来る人材の育成を目指す学部です。

また、実際の福祉施設や福祉機関、ボランティア団体での実習も豊富で、実習・講義・演習をバランス良く組み合わせているようなカリキュラムを用意している学部が多いです。

将来的には社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士になる方が多くなっています。

●体育学部系


主に優れたアスリートや優秀な指導者の育成を目指す学部です。

実技やスポーツ理論を学ぶ授業も多くありますが、昨今の青少年の体力低下や現役世代の運動不足や健康不足を医学的、科学的にも改善し、健康維持や健康促進するための方法論を学べるような所も増えてきています。

卒業後は医療・保険・介護・福祉の現場で働く方が多くなっています。

●芸術学部系


芸術学部系の中には「美術」「音楽」「デザイン」等、様々な分類があります。

高度な技術や理論、指導論、方法論を学び、想像力を養うカリキュラムを用意している所がほとんどです。

専攻する内容によって授業が大幅に変わる傾向にありますが、その分野のパイオニア、先駆者を目指せる学部となっています。

●観光学部系


観光産業の急速な発展により、現在需要が高まっている学部となっています。

観光客が海外から日本に多く訪れるようになれば新たな産業や雇用が生まれるので、どのようにこの産業を更に発展させるのかが重要となっており、

知識や技術、スキルを学び、今後の観光産業を支える人材の育成を目指しています。

また、インターンシップやフィールドワークのような現場体験も充実しているのが特徴です。

旅行業・サービス業の他、運輸業へ進路選択する方が多いようです。

 

理系にはどんな学部がある?

●理工学部系


名前の通り、「理学」と「工学」の内容を組み合わせたものを学ぶことが出来る学部となっています。

テーマも幅広く、理学内容では「地球・宇宙・生物・分子・生命・原子核・原子」等の自然現象を扱い、工学内容のロボットや電子機器等の様々なモノづくりにより、より人間生活を豊かにする役割を担っていますので、そういった事が好きな方に関してはとても向いている学部です。

また、数学・物理等にも触れますので、理系の方は興味を持つことが多いのではないでしょうか。

製造機器や電気機器の業界、IT・通信業界へ進路の選択をする方が多いのが特徴です。

●医学部系


偏差値も含めて最難関の学部となっており、基本的に医師になる為の知識や技術を学びます。

資質が問われることが多く、面接を実施している所も多いです。

他の学部と異なるのは6年制となっていますので、より多くの年月が必要となります。

1年次~4年次では教養教育、臨床前教育を学び、5年次~6年次では臨床実習を学びます。

最終の6年次に医師国家試験を合格すると医師免許を取得することが出来ます。

●看護学部系


主に看護師になりたい方が目指す学部となっています。

看護師になる為の幅広い視野と様々な知識、スキルを身に着け、実習においては実際の病院で行い、実践力を高めます。

卒業時には看護師国家試験の受験資格を得ることが出来ますので、受験して合格すると看護師になることができます。中には保健師、助産師になる方もいます。

●歯学部系


医学部・獣医学部と同じく6年制で、難易度も高い学部となっています。

基本的には歯科医師になる為の知識や技術を学びます。1年次~4年次では基礎歯科医学、臨床歯科医学を学び、5年次~6年次では臨床実習を学びます。

口腔医療に関して、以前までは虫歯の治療が多かったものが、最近では歯を白くするホワイトニングや歯列矯正なども主流となってきています。

●薬学部系


薬学部に関しては、薬剤師を目指すコースに関しては6年制薬の研究者を目指すコースに関しては4年制となっています。

6年制の場合と4年制で大幅に異なる点は、「薬剤師国家試験受験資格」が得られるかどうかであり、

4年制の場合は受験資格を得ることが出来ません。

4年制は薬の研究に重点を置いており、大学院に進む方も大勢います。

一方6年制は病院や薬局での実習も多くあり、5年次では半年程度の実務実習を受けることになります。

調剤薬剤師の他、化粧品会社・製薬会社で研究者、開発者として就職する場合もあります。

●獣医学部系


歯学部・医学部と同じく6年制の獣医師になる為の専門の学部です。

獣医師はペットや野生動物に関する様々な高水準の知識や技術が求められるので、

各動物の疫病の診断や治療、予防などを通じて動物医療に携わります。

また、附属の動物病院や臨床実習施設での実習制度も充実しています。

特に動物が好きで動物と関わる仕事がしたい、様々な動物を治してあげたいという気持ちが強い方は向いている学部です。

●農学部系


農学に関しての幅広い知識を身につける学部となっています。

主に農作物の生産について中心に学ぶのが農学部で、農業経済・農業化学・農業工学等、農業に関する内容を多く勉強することになります。

実験や実習も授業の中に多く取り入れられていますので、機械も実際に動かして使い方を学ぶこともできます。

食品や飲料メーカーの他、化粧品会社・製薬会社を就職先として選択する方もいます。

●情報学部系(文系・理系)


情報学部は文系・理系両方で選択可能となっている少し珍しいコースです。

情報学の技術、知識を勉強し、ソフトウェアの開発やシステムエンジニア、プログラマーになるための勉強も取り入れている所が多いです。

基本的にはコンピュータを使った実習を取り入れる事が多いので、将来的にパソコンをバリバリ使って様々な仕事をしたいという方には向いている学部です。

●建築学部系


建築学を学ぶ建築学部ですが、建築構造・建築設備などの建物に関しての

基礎的な知識を学ぶだけではなく、建造物の歴史なども学びます。

また、芸術的なセンスも同時に必要とされることが多いです。

将来的には建築士や設計士になりたいという方に向いている学部となっています。

建築士に関しては国家資格となりますので、国家試験を合格する必要があります。

●水産学部系


水産学に関しては現在でも解明されていない事が多く、未知の領域だと言われることも多いです。

食糧生産に関わる事や生態系の修復・保護・改善・共生といったことも学び、水産関連の知識を幅広く得ることが出来ます。

国際的にも注目されているほか、公務員をはじめ、企業での注目度も高くなっているのが現状です。

食品関連業、漁業・養殖業、環境関連産業などが就職先として選ばれているようです。

 

まとめ

本当に多くの学部がありますので、どの学部にするのかを決めるのはとても大変だと思います。

みなさんにはまず「何がしたいか、何を学びたいか、将来的にどうなりたいか」を考えてもらい、

それを実現できる学部を選ぶと良いでしょう。

また、同じ学部でも大学によって勉強する内容は変わりますので、

行きたい学部が見つかった方は、次は大学も色々と調べてみましょう。

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