中高一貫校に興味のある方へ

 

現在、日本中にはたくさんの学校があります。

中学校にも様々な種類があり、「公立中学校・私立中学校・国立中学校」と、大まかには3つの種類に分かれます。さらに、その中から「中等教育学校」や「中高一貫校」、また、オーソドックスな一般的な中学校に分かれていきます。
おそらく、今この記事を見ている方は、「どの中学校を受験しようかな」とか、「中高一貫校に通わせたいな」、「そもそも中高一貫校って何なの」と迷われている保護者の方が大半だと思います。

 

 

中間一貫校1

 

 

そんな方のために、この記事では中高一貫校の事を分かりやすく説明していきますので、
是非皆様の進路の参考にしていただけたら幸いです。

 

中高一貫校とは

「中間一貫校」という言葉は知っているけれど、結局のところ他の普通の中学校と何が違うの? と思われる方も多いかもしれませんが、文部科学省が明確に定義を定めていますので、簡単に説明をしていきます。

 

「中等教育型」と「併設型」について

まず「中等教育型」に関してですが、「一つの学校として、一体的に中高一貫教育を行う」と定められています。
簡単に言えば、「中学3年生終了時に高校受験をするという概念が全く無く、ひとつの学校で6年間を通じて中学校内容と高校内容の教育を受ける」という事です。
もちろん、それには中学受験をして中学への進学を勝ち取る必要があります。

 
次に「併設型」に関してですが、「同一の設置者による中学校と高等学校を接続する」と定められています。
簡単に言えば、「中学校と高校は別々だけど、中学校卒業時に改めて高校受験を受ける必要が無く、接続している高等学校へ入学し、教育を受ける」という事になります。
こちらも「中等教育型」と同様に、中学受験をして中学への進学を勝ち取る必要があります。

 
どちらにも共通して言えるのは、
「中学受験をして進学をし、中学3年生終了時には改めて高校受験をする必要が無い」
という事になります。

 

受験の流れ について

受験の流れは、大きく「公立中高一貫校」と「私立中学校」に分かれますが、
「公立中高一貫校」に関しては基本的に、「適性検査」が課されます。

 

公立中高一貫校が設けている適性検査では、「解く力(学力)」だけでなく、「考える力」が試される問題も多く出題されます。したがって、学力だけ高めるのではなく、普段から「様々な視野で物事を考える」という力を育てておく必要があります。
また、私立中学校では、各私立中学校が用意した入試問題を解く為、しっかりと過去問題を繰り返し解き、各中学校に合わせた対策が必要となります。

 

 

中間一貫校のメリット

では、ここからは中高一貫校のメリットを説明していきますが、一般的な学校と比較するとメリットがたくさんあります。

 

6年間の一貫教育

6年間を一貫して教育するので、「6年間の勉強カリキュラム」を立てて指導が行われ、全ての勉強が繋がっていきます。
そのため、非常に密度の濃い教育を受けることが可能となり、他の学校よりもより多くの事を学ぶことが出来ます。
また、高校受験の必要が無いので、高校の受験勉強に力を注ぐ必要が無く、その分の時間で高校生での履修内容や、次の目標の大学受験に向けて勉強カリキュラムを組めることもメリットとなっています。

 

部活動について

部活動についても、大きなメリットがあります。
まずは中学3年生での「引退」が無い事です。
一般的な中学校では、高校受験をするために部活動を引退し、受験勉強に励みますが、
中高一貫校に通う生徒は高校受験が無いため、部活動にも力を注ぎ続ける事が出来ます。
また、「中等教育型」に関しては、6年間同じ学校での部活動となりますので、先輩・後輩・同期と長く付き合っていき、その分強い人間関係を築くことも可能になります。

 

中間一貫校2

 

大学受験 について

6年の一貫教育では、大学受験に向けても力を注いでいるます。
本来高校3年生で全ての履修範囲を終えるところを、更に前の段階(高校2年生で全ての範囲が終了する中高一貫校もあります)で全ての範囲の履修を終え、残りの時間を大学受験合格に向けた学習に充てることができるカリキュラムを組んでいる学校も多くあります。
したがって、他の高校生が高校3年生の勉強を履修している間、中高一貫校では大学受験に特化して勉強をすることができます。

 
このように、中高一貫校に入る事にはたくさんのメリットがあると言えます。

 

 

中高一貫校のデメリット

もちろん、メリットだけではなくデメリットもあります。こちらに関しても説明していきます。

 

中だるみ

6年間もの長い期間、同じ環境で勉強をし続けるため、どうしてもメリハリが無くなってしまいます。
それゆえ、勉強に手がつかなくなるという子も出てきます。
中高一貫校は勉強ができる子が集まりやすい傾向にあるので、日々の勉強内容や定期考査も難しくなってしまいがちです。
そのため、中には「なんか疲れた」と無気力になってしまう子も出てきます。
また、部活動に熱中するあまり、勉強がおろそかになる子も出てきます。
そういった性格の子には中高一貫校は向かない可能性があります。

 

落ちこぼれ

先程勉強内容が難しくなる傾向にあるとお伝えしましたが、勉強内容が難しすぎて、落ちこぼれてしまう子も中には出てきます。落ちこぼれてしまった場合は、勉強についていくことが難しくなり、学校に通い続ける事が出来なくなる可能性もあります。
そういった場合は他の学校へ編入せざるを得ない事もあります。

 

対人関係

6年間同じ環境で勉強をし続けるという事は、対人関係(先生・先輩後輩・友人等)も継続していくのですが、
どうしても「合う」「合わない」といった人が出てくるでしょう。
そういう場合、苦手な人とも関わり続けないといけないので、
それを精神的に苦痛に感じてしまい、学校生活自体をも苦痛に感じる事もあります。

 
このように、メリットだけではなく、デメリットもしっかりと考えた方が良いでしょう。

 

 

まとめ

中高一貫校について説明していきましたが、いかがでしたでしょうか。
本当にたくさんのメリットもありますが、受験するにあたって、デメリットも含めて考えた方が良いでしょう。
もちろん、中高一貫校ではない中学校を受験する事や、公立中学校に進学するといった選択肢もあると思いますが、皆様に一番適した学校を選択されることを願っています。

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