大学入試情報・受験対策
北海道大学医学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
北海道大学医学部の受験対策
偏差値・難易度
北海道大学医学部の偏差値は50～65程度となり、医学部が最も高く、看護学科が最も低くなっています。共通テストでは医学科が9割近く、看護学科が7割程度得点することが合格への目安となります。
入試の特徴・勉強のポイント
北海道大学医学部の学部別入試は医学科が学科単位、保健学科は専攻単位での募集となります。後期日程はありません。
問題傾向としては例年変わりなく、良問が多くなっていますので基礎力がしっかりと定着しているかが重要になります。まずは教科書内容を正確に理解し、それを応用できるように演習を重ねましょう。過去問は必ず行い、傾向を把握しましょう。
北海道大学医学部の科目別傾向と対策
数学の傾向と対策
難易度は標準レベルで大問5題構成となり、解答方式は記述式です。どの範囲からも満遍なく、また融合問題も出題されます。まずは苦手分野をなくし、しっかりと基礎を固めましょう。微分積分や確立と場合の数、図形と式は頻出傾向にありますので対策を行うとよいでしょう。完答できなくても途中式は記載し部分点を取れるようにしましょう。
※理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部と同様
英語の傾向と対策
英語の難易度は共通テストレベルからMARCHレベルで、問題は長文2、英作文1，会話文1の4題構成となっています。問題形式は記述式である内容説明問題や内容一致問題など多岐にわたりますので、他の国立大学を含む過去問や問題集で時間配分も含めてたくさん演習を重ねるとよいでしょう。単語以外に熟語・文法なども正確に理解できることが重要です。
※文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部と同様
理科の傾向と対策
理科は2科目選択式で、合計150分となっています。過去問で演習を重ね、時間配分の対策もしっかりと行いましょう。
物理：難易度は標準レベルで、力学1、電磁気1、熱力学と波動どちらか1の3題構成です。典型問題が頻出で、良問が多くなっています。過去問や問題集の典型問題などをしっかりと演習しておきましょう。
化学：理論化学2、無機化学2、有機化学2の6題構成で難易度は高めとなっています。計算問題、知識問題は素早く正確に解答できることが大切になります。基礎を固めた後、難しい問題集にも取り組みしっかりと対策を行いましょう。
生物：大問4題構成で、実験考察問題が頻出です。どの単元からも出題されますので、苦手分野をなくすようにしましょう。難易度の高い計算問題なども出題されますので教科書内容を応用できるレベルまでしっかりと理解を深めておきましょう。
※理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部と同様
北海道大学医学部基本情報
公式サイト
北海道大学医学部医学科：https://www.med.hokudai.ac.jp/
北海道大学医学部保健学科：https://www.hs.hokudai.ac.jp/
基本情報
創立年
1919年
生徒数
1,122人（2021年5月時点）
教育理念
医学科：世界をリードする先進的医学研究を推進し、高い倫理観と豊かな人間性を有する医学研究者・医療人を育てることにより、人類の健康と福祉に貢献する。
引用元：北海道大学医学部 理念・目標
保健学科：先端的な保健・医療を推進し，豊かな人間性と高い倫理観を有する保健医療従事者及び研究志向を有する人材を育成することにより，人類の健康と福祉に貢献する。
引用元：アドミッション・ポリシー
北海道大学医学部の特徴
北海道大学医学部は1919年に創立し100年以上の歴史を誇る日本でも有数の医学部となっています。医学科では、1年次の医学教養コース、2～3年次の基礎医学コース、3～4年次の臨床医学コース、4～6年次の臨床実習コースのコース制となり6年間で基礎から専門的内容へと段階的に学修を進めていきます。
北海道大学保健学科では、1年次の一般教育演習や外国語科目を含む「教養科目」、数学・物理学、心理学実験などの「基礎科目」、医学・医療の基礎を学ぶと同時にチーム医療に向け複数の専攻の学生がともに学ぶ「学科共通科目」、医療に関する総合的な視野と専門的知識・技術を身につける「専門科目」の4科目が展開されています。
北海道大学医学部の学科情報
医学科
入学してから卒業するまでが4つのコースに分けられており、段階的に学修を進めます。
コース概要
・医学教養コース（1年次）
総合教育学部に所属し、幅広い範囲の教養科目を履修することで、豊かな人間関係や幅広い視野、創造性などを身につけます。
・基礎医学コース（2年次1学期～3年次1学期）
解剖学、組織学などで人体の正常な構造と機能を学び、生命現象を分子・遺伝子レベルで理解することを目指します。また、免疫学、病理学などで病気に至るまでのプロセスを学びます。その他、衛生学や法医学など社会医学系の科目を履修します。
・臨床医学コース（3年次2学期～4年次1学期）
診察や治療などの基本を学ぶとともに、内科学、外科学、専門医学などの臨床医学の基本を学びます。また、医学研究の入門となる1か月間の医学研究演習が行われます。コース終了後、二つの全国共通の共用試験が実施され、合格することで臨床実習コースに進むことができます。
・臨床実習コース（4年次2学期～6年次）
4年次2学期から5年次1学期にかけて、少人数のグループで北大病院の各診療科を回り、実践力を身につけるとともに、認識した課題や疑問点について臨床統合講義で振り返ります。5年次2学期からの6か月間は、さらに少人数に分かれて大学病院や学外の医療機関で診療参加型コア科臨床実習を行い（4週間×6回）、6年次1学期からの3ヵ月は、学生が選択した診療科や分野で診療参加型選択科臨床実習（4週間×3回）を行います。6年次2学期には、臨床病理学の講義や多職種連携・シミュレーション実習などを履修し、2月の医師国家試験に臨みます。
保健学科
看護学、放射線技術科学、検査技術科学、理学療法学、作業療法学の5つの専攻で構成されています。1年次は共通で全学教育科目を履修し、2年次より各専攻の専門科目の履修を行います。また、専門職の資格を得るための学習も行うことができ、各専攻で取得可能な資格は次のようになっています。
・看護学専攻：〈取得可能資格〉看護師の国家試験受験資格
・放射線技術科学専攻：〈取得可能資格〉診療放射線技師の国家試験受験資格、第1種放射線取扱主任者
・検査技術科学専攻：〈取得可能資格〉臨床検査技師の国家試験受験資格、臨床工学技士の養成校1年コースへの受験資格、医療情報技師、臨床ME専門認定士、食品衛生管理者及び食品衛生監視員など
・理学療法学専攻：〈取得可能資格〉理学療法士の国家試験受験資格
・作業療法学専攻：〈取得可能資格〉作業療法士の国家試験受験資格（世界作業療法士連盟の認定校のため、海外で働くことも可能）
北海道大学医学部キャンパス情報
札幌キャンパス
学部：医学部医学科
住所：〒060-0815 北海道札幌市北区北15条西７丁目
学部：医学部保健学科
住所：〒060-0812 北海道札幌市北区北12条西５丁目
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